薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例 (2016 年4月) 【適正使用】 Q:コールタイジンTM点鼻液を1日2回で使用中。回数を増やしてよいか?(県民) A:用法・用量は3~5時間ごとに1日2~3回。頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次 充血を起こす可能性があるので、勝手に用法用量を変更しない。医師の指示通りに使用する。 Q:デパスTM(0.5)を朝と夕に1錠ずつ服用中。夕の服用後、動悸がひどくなり以前処方されたリ ーゼTM(5)を 1 錠服用したが良いか?(県民) A:以前処方された薬を自己判断で服用しない。デパスTMを指示通り服用しても症状が良くないこ と医師に相談する。 Q:マルチビタミンのサプリメントを服用中。摂取目安量は1日1カプセルとなっている。1日摂 取基準量の 30%と記載されているので、3カプセル摂取して良いか?(県民) A:食事からも摂取しているので、摂取目安量を超えて使用しない。 【相互作用】 Q:メナテトレノン、エディロールTM、リマプロストアルファデクスを服用中。ブロプレスTM、プ ラバスタチンNa、ミヤTMBM、ポリフルTM、ラキソベロンTMとの相互作用は?(県民) A:ポリフルTMとエディロールTMは併用注意。ポリフルTMはカルシウムを含有し、エディロールT M はカルシウムの吸収を促進するので、高カルシウム血症がおこる可能性がある。定期的に血清 カルシウム濃度を検査するように注意されている。 Q:エパデールTMS、レザルタスTM配合錠(オルメサルタンとアゼルニジピン) 、トラゼンタTM、 メトグルコTMを服用中。ルリッドTMとの相互作用は?(歯科医師) A:レザルタスTM配合錠とルリッドTMは併用注意。レザルタスTM配合錠に含有のアゼルニジピンの 代謝が阻害され作用が増強し、副作用がおこる可能性がある。 Q:アリセプトTMD、ウリトスTM、ランソプラゾール(消化性潰瘍ではない)、ムコダインTM、ビ オフェルミンTM、エチゾラム、テルネリンTM、マグミットTM、ニトロダームTMTTSを服用 または使用中。セフゾンTM、ロキソニンTMとの相互作用は?(歯科医師) A:アリセプトTMとロキソニンTMは、胃酸分泌増加による消化性潰瘍の可能性があり、併用注意。 マグミットTMとセフゾンTMの同時服用は、セフゾンTMの吸収が低下し作用が減弱する可能性 があり、セフゾンTM服用後に 2 時間以上の間隔をあけてマグミットTMを服用する。 ニトロダームTMTTSとロキソニンTMは、ニトロダームTMTTSの血管拡張作用が減弱する 可能性があり、併用注意。 【副作用防止】 Q:メナテトレノン、エディロールTM、リマプロストアルファデクスを服用中。ブロプレスTM、プ ラバスタチンNa、ミヤTMBM、ポリフルTM、ラキソベロンTMとの相互作用は?(県民) A:プラビックスTM、エパデールTMS、プレタールTMODは抗血小板薬。出血に注意しながら服用 継続のまま抜歯可能。十分な止血処置を行う。
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