2002年 電気理論 問5 図のような、抵抗 P=1(kΩ)、抵抗 Q=10(Ω)の

2002年 電気理論 問5
図のような、抵抗 P=1(kΩ)、抵抗 Q=10(Ω)のホイートストンブリッ
ジ回路がある。このブリッジ回路において、抵抗 R は100(Ω)∼2(kΩ)
の範囲内にある。この R のすべての範囲でブリッジの平衡条件を満たす可変抵
抗 S の値の範囲として、正しいのは次のうちどれか。
平衡条件を満たしているとき、検流計に電流は流れない。つまり、開放するか、
短絡しても状況は変わらない。
覚えておくこと。
ホイートストンブリッジ回路はときどき出題されます。この平衡条件は覚えて
おきましょう。たすきがけに掛け算した値が等しくなります。式で書くとこう
なります。
P*R=S*Q
では、問題を解いてみましょう。
上の式を変形するとこうなります。
P*R
S=
Q
これに数値を代入します。
R=100(Ω)のときは
1 *10 3 *100
=10*10 3 =10(kΩ)
10
R=2(kΩ)のときは
S=
1 *10 3 * 2 * 10 3
=200*10 3 =200(kΩ)
10
ですから S=10∼200(kΩ)となります。
S=