1.学校給食の目標 2.栄養について

2.栄養について
平成28年 6月10日
平章小PTA母親委員会
学校給食は、文部科学省で決められた学校給食摂取基準(健康的な生活を送るために必要な栄
養素の摂取量の目安)があり、それをもとに献立が立てられています。
<児童1人1回当たりの学校給食摂取基準>
わが国の学校給食は、明治22年山形県で始まりました。戦後、児童・生徒の栄養補給のため
基
再開され、今では子ども達の心身の健全な発達に教育上の役割が認められ、学校教育活動の一環と
区
分
して定着しています。
平成20年6月に、
「学校給食法」が一部改正されました。給食の目的が、従来の「栄養の補給」
「食生活の改善」から、
「食育の推進」を重視したものになりました。
たんぱく質(g)
(範囲)
脂
値
低学年(6~7 歳) 中学年(8~9 歳) 高学年(10~11 歳)
エネルギー(kcal)
1.学校給食の目標
準
1日の食事摂取基準に
対する学校給食の割合
560
660
770
33%
16(10~25)
20(13~28)
25(17~30)
50%
肪(%)
学校給食による摂取エネルギー全体の25%~30%
―
ナトリウム(塩分)
(g)
2未満
2.5未満
3未満
カルシウム(mg)
300
350
400
目
320
380
480
3
3
4
33%
130
140
170
33%
囲)
(130~390)
(140~420)
(170~510)
ビタミンB1(mg)
0.4
0.4
0.5
40%
ビタミンB2(mg)
0.4
0.5
0.5
40%
ビタミンC (mg)
20
23
26
33%
食 物 繊 維(g)
5.5
6.0
6.5
―
マグネシウム(mg)
70
80
110
50%
2
2
3
33%
鉄
標 値
(mg)
ビタミンA(ugRE)
(範
亜
鉛(mg)
33%
50%
※ 給食1回当たりの学校給食摂取基準は、およそ1日の1/3ですが、不足しがちな
カルシウム・たんぱく質・ビタミン類などは、もう少し多くとれるようになっています。
1年間の食事は
365日×(1日3回)=1095回
学校給食は
1年間
約190回
学校給食は、1年間の食事のうち、約1/6です。
つまり、6回のうち1回が給食、残りの5回は家庭での食事です。
きちんとした食習慣を身に付けることは、愛する子どものために最高のプレゼントになる
と思います。ぜひこの機会に、ご家庭の食生活についても考えてみましょう。
3.学校給食の内容
主
食
4.試食会の献立紹介
牛
乳
【献立名】
や、月に1回『ソフト麺』も取り入れています。 ルシウム、ビタミン、たんぱく質などを補う
梅菜めしごはん、牛乳、ハンバーグ福井のきのこデミグラスソース、
コンソメスープ、青のりポテト
お米は、坂井市産の「コシヒカリ・イクヒカリ」 ために、毎日 1 本つきます。特に日本人は、
エネルギー:596kcal、たんぱく質:22.8g、カルシウム:320mg
基本は、
『ご飯』です。月に2回程度『パン』
日々、成長している子どもたちに必要なカ
です。白ご飯の他に、麦ご飯、まぜご飯などもあ
食事の洋風化にともない、小魚や骨つき魚が
ります。
さけられるようになり、カルシウム不足が深
<1人あたりの米の使用量>
刻です。牛乳は吸収率もよく、手軽に飲める
1年生・・・57g(ご飯で130g)
ので、ご家庭でも 200cc 以上飲むよう心が
2年生・・・60g( 〃
けましょう。
140g)
3年生・・・70g( 〃 160g)
副
4年生・・・76g( 〃 175g)
5年生・・・78g( 〃 180g)
(今回の試食会の分量は、1・2年生の分量にしてあります。)
●主
食
①
5分間)、食事をして(20分間)
、後片付けをします(10分間)。
菜・・・揚げ物、焼き物、蒸し物、
6年生・・・80g( 〃 185g)
家庭でも、食事の準備や後片付けなど、簡単なお手伝いを頼んでみてはいかがでしょうか。
ゆで物
●副
給食時間は45分間 です(授業1時間と同じ時間です)
。決められた時間内に配膳し(1
また、テレビを見ながら、だらだら食べることのないように、食べることに集中させるのも
菜・・・汁もの、煮物、炒め物、
大切です。
あえ物など
●デザート・・・くだもの、ゼリー、
ヨーグルトなど
②
食事のマナーを身につけましょう。普段の食事の時から、食事の基本的なマナーを教えて
あげてください。まずは、家族がよいお手本を見せることが大切ですね。
★「いただきます」
「ごちそうさま」のあいさつ
※給食ではできるだけ国産の食材を使用するようにしています。また、野菜などはできる限り『地
場産物』を多く取り入れるよう心がけています。
※旬の野菜を取り入れた季節感のある献立、行事食や郷土料理、アイアンの日給食など、バラエ
ティのある給食を心がけています。
※給食の献立に、かみごたえのある料理『歯ッピーの日献立』を取り入れています。また毎週、
火・木曜日の給食時間中には「かみかみタイム」1 分間を行っています。
よくかむことで、体によいことがたくさんあります。また、食べ物をよく味わって食べられる
ようになり、食事がもっとおいしくなります。しっかり、よくかんで食べる習慣を身につけま
しょう。
※食中毒予防のため、調理作業においては、衛生管理の徹底を図っております。野菜はほとんど
火を通し、加熱調理した食材やおかずは、中心温度で確認します。
※食物アレルギーについては、就学前に調査し、ご家庭で食事療法をしているお子様に関しては、
できる限り、除去食・代替食を提供しています。
★
正しいはしの使い方
★
食べる時の正しい姿勢
★
よくかんで食べる
★
好き嫌いしないで残さず食べるなど・・・。