Market eyes No.195

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@DaiwaAM
情報提供資料
2016年6月3日
No.195
『J-REIT』継続的な資金流入が下支え

J-REIT市場は、年初来堅調に推移している【図表
総数の5%以上の保有が確認された。当初の1銘柄あ
1】。原油安や米国の利上げ懸念、円高推移など国
たりの買入れ限度額は、発行済み投資口総数の5%
内外のマーケット動向を嫌気して、上値の重い展開が続く
であったが、日銀はすでに2015年12月に10%への引
日本株式市場と比べ、対照的な値動きである。その背
き上げを決定している。日銀の保有比率が5%に近づ
景には、J-REIT市場への継続的な資金流入がある。
いていた個別銘柄の買入れ枠が増えたことも、今後の
J-REIT相場の下支え要因となることが期待される。

日銀によるJ-REIT買入れ

日銀は2013年4月に決定した量的・質的金融緩和の

海外投資家による買い
もと、J-REITの買入れを継続して行なってきた【図表

東証が公表している投資部門別売買動向によると、

2】。資産買入れの年間増加ペースは当初の300億円
海外投資家は、2016年1月末のマイナス金利導入以来、
から2014年10月の追加緩和で3倍の900億円に増
東証REIT指数が一時リーマン・ショック以来の高値近くまで
額され、2016年4月末時点でJ-REITの保有残高は
上昇したにも関わらず、3カ月連続で大幅にJ-REITを
3,000億円近くにまで達している。
買い越している【図表3】。
日銀がJ-REITの買入れを継続してきた結果、J-REIT
『日銀によるJ-REITの買入れ』、『マイナス金利の導入』、

市場における日銀の存在感は高まっている。2016年
『賃料の上昇傾向』など、需給面に加えファンダメンタルズ
5月19日付けの日銀の大量保有報告書によると、
も良好なJ-REITは、外国人投資家にとっても魅力的
J-REIT全54銘柄のうち12銘柄で、発行済み投資口
な投資対象となっているようだ。
【図表1】
東証REIT指数と日経平均の推移
(2015年12月末~2016年5月31日)
120
1月29日
マイナス金利政策
導入決定
110
東証REIT指数
108.5
100
90.5
90
日経平均
80
※2015年12月末を100として指数化。
70
'15/12
'16/1
【図表2】
'16/2
'16/3
【図表3】
日銀のJ-REIT買入れ残高
(億円)
4,000
(2011年1月~2016年12月)
'16/4
量的・質的
金融緩和開始
海外投資家の売買動向
(億円)
1,500
(2015年1月~2016年4月)
マイナス金利導入後、
買い越し額が急拡大
1,200
3,000
'16/5
900
追加緩和
600
2,000
300
買い越し
0
1,000
売り越し
-300
0
-600
'11/1
'12/1
'13/1
'14/1
'15/1
'16/1
※2016年12月の値は、年間買入れペース900億円での到達予想額。
※2013年3月までは、資産買入れ等の基金として実施。
'15/1
'15/4
'15/7
'15/10
'16/1
'16/4
(出所)ブルームバーグ、日本銀行、東京証券取引所
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