夢をカタチに - Honda

単元名・題材名
特設ミニ単元
夢をカタチに
時数
全 6 時間(図画工作扱い)
対象
高学年向け
グループ応募を想定
1. 学習のねらい
これまでに学習したことを振り返ったりまとめたりして,創造することの楽しさに気づき,
アイディアをカタチにするための方向性を持つことができる。
2. 学習活動
・社会科,理科,家庭科,総合など,これまでにどんな学習をしてきたかに
ついて振り返る。
・各自が解決したいと考えた課題を発表し,よく似た課題でグループを作る。
・課題を解決するために,自分たちができることを超えて,
『もし○○だった
ら』という視点で夢を語り,課題解決できるプランを考える。
3. 準備するもの
[用具]
[提示資料]

グループ活動用ホワイトボード

森林に関する課題

A3用紙

農業,漁業の課題

付箋紙

食料の課題

提示用資料(子供用のプレゼンへリン 
福祉の課題

ク)

大型提示装置
 ・・・など,学級の実態に適した「課題」
国際理解の課題
のふりかえりがしやすいように,教科書
のまとめの部分や,子供たちの作成した
まとめの新聞資料などを用意しておく
4. 学習の流れ(授業展開のイメージ)
学習活動
1
教師のはたらきかけ
留意点及び評価
これまでに学習してきたこ ・これまで社会科や理科総合, ・これまでの学習単
とを想起する。
家庭科などで身の回りのいろ 元のうち,子供たち
いろな問題について学習して が考えた課題や解決
きました。
方法について思い出
・今日はそれを少し思い出し させる。
て,どんな解決策を考えたの
が思い出しましょう。
2
自分が最も課題と感じたこ ・みんなが感じた課題を,
『今
とを選び,それを「あっと はないけど,こんなものがあ
いう方法」で解決できそう ったら解決できる』というも
なものを決め,イメージを のを考えてみましょう。
絵にする。
・自分が一番考えやすい課題
を一つ選びましょう。
3
同じ課題を考えた人とグル ・ホワイトボードなどに,
・コンテストに応募
ープを作り,解決アイディ ① どんな課題があるのか
する際のグループの
アを自由に考える。
② どんな「あったらいいな」 最 大 数 の 3 名 に す
の方法や道具で解決でき る。
るか
について,書く。
4
・解決アイディは複
数でもよい。
グループごとに発表しよう ・こんな課題があり,こうい
・解決方法が複数あ
う「あっ」という方法で解決
るときも,両方発表
できますという発表にする。
する。
5. 留意点
今回のミニ単元のような授業の他に,実は 1 学期のはじめより, 伏線として,教室の環境を次のように整
えておくことも大切である。
◯いつでも触れる場所に地球儀
◯「なぜだと思う」・・・という問いかけを常に行う
◯社会的ニュース,環境問題,経済問題などについても毎朝話題にし,その背景について考えを問う
◯自分の考えを図を使って説明する活動を頻繁に行う
◯興味関心,工夫創作はとても大事だと言い続ける
そうすることにより,ふだんから社会現象に興味を持ち,課題解決をすることの大切さと面白さを感じ
る土壌が形成される。それらの上にこのようなミニ単元の実践が有効であると考えている。