インドネシア:ICMA 税務総局に対し VAT 払い戻し承認を要求 2016 年 5 月 26 日掲載 5 月 19 日付けの地元報道によると、インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)は、長期にわたる付加価値税 (VAT)論争を解決するため、税務総局に対し、第 3 世代の石炭鉱業事業契約(PKP2B)保有者に、VAT 払い 戻し資格を認めるように要求した。 ICMA 会長は、現在求めていることは、VAT 返還を認めること、そして、返還金が事業者へ支払われる ことだとした。その承認は、将来的に石炭事業を運営する石炭会社に確実性を与えるとも付け加えた。払 い戻し手続きの詳細は、それぞれの石炭会社と税務当局との議論とした。 ICMA 会長は、現在 11 の石炭会社が、総額 1 兆 5,000 億 Rp の VAT 払い戻しを受けていないとした。 ICMA は、税務総局や複数の政府高官と VAT について議論したが、VAT 返還には矛盾があり、数社は政 府から既に支払いを受け、一方、支払いが差し控えられている会社もあるとした。また、第 3 世代 PKP2B は現行法の特定原則を受け入れ、新たな規則と法律は、PKP2B 締結後に制定されていると付け加えた。 政府は第 3 世代 PKP2B では、石炭は VAT 対象と規定しているのだから、第 3 世代 PKP2B 保有者に対し て VAT は返還すべきであるとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
© Copyright 2024 ExpyDoc