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教育心研究所の理念
1.教育心研究所の設立趣旨
世界の最先端を走っていた日本経済は,新興国の台頭によりその足元が大きく揺らいで
いる。その一つの原因は,教育の低下である。しかし「学問に王道なし」といわれ,どんな
教え方をしても学習者のモチベーションが無ければ学習することは難しい。ここで重要な
点は学問に興味や面白さを感じ学習への意欲を保持できるか否かにある。しかし従来は学
習者のモチベーションを保ち興味を湧き立たせる課題や教え方は少なかった。
教育白書 2012 によると 3 年前の調査と比べ依然として学習者の学習意欲が低くかつ自ら
進んで学ぶ姿勢が著しく不足し、教える側の思い入れと学習者の学ぶ意欲にギャップが生
じていることが伺える。考えられる要因の一つとして,学びの動機づけが十分に機能してい
ないと考えられる。
人間は本来好奇心が旺盛で新しいことを知りたい、未知の事柄を学びたいという欲求を
持っている。教育においては、このことがしばしば忘れられ、学習者に一方的に知識を押し
つける傾向が強い。昨今では、学ぶ楽しさ・学ぶ喜びを知らず、むしろ、学ぶことに苦痛を
感じる学習者が多い。私たちは、学びの原点に立ち返り、学ぶことの楽しさ・喜びを学習者
に実感してもらうことを第一の目標とし、新しい学習方法を提案したい。学ぶ“心”を大切
にするという思いを込めて、会社名を教育心研究所と名付ける。
2.教育心研究所の活動目標
2.1 知識だけではなく「心」を教える
本会社ではさまざまな教育法について研究・実践するが、そのベースには人間力を身
につけさせる教育が重要と考えている。知識だけが詰まった人間味の乏しい人間より
は、むしろ学力は多少劣っても学問に対する情熱があり心豊かで柔軟性のある人間を
育てたいと考えている。
2.2 学習者と同じ目線に立った教育
学習者のモチベーションを高めるために「教える」「教わる」という上下関係をな
くし、教える側と学習者が対等の人間関係を築くことが必要である。このためには、
「学び」以外のコミュニケーション、例えば、スポーツ、食事会なども重要である。
2.3 教育者同士のコミュニケーション
教員どうしが交流する機会はそう多くないが、学生の教育のためにも、教員と学生
とのコミュニケーションを図る前にまずは教員どうしのコミュニケーションを図る
ことが重要と考える。そこで定期的に授業参観、たまには情報交換会(飲み会)も必要
である。
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