平成28年度進学資格試験の概要 統計学・計量経済学 出題形式: 本科目は、計量経済学と確率・統計分野から出題される。試験は第1題、第2題から成り、それ ぞれの問題より、計量経済学か確率・統計を選択する。計量経済学2問もしくは確率・統計2問 を選択することもできるが、計量経済学と確率・統計を1問ずつ選択してもよい。なお、問題は 英文で出題されるが、解答は日本語、英語どちらで記述してもよい。 出題範囲: ・計量経済学:基本的に上級計量経済学Ⅰでカバーされる内容とする。但し、非定常時系列、 GMM、パネルデータモデル、制限・離散従属変数、計算手法等のトピックスについては、上級 計量経済学 I の授業ではカバーしないこともあるが、中級計量経済学、経済データ分析入門や 下記の教科書で扱っている範囲・レベルでの出題の可能性がある。 標準的な教科書: Greene, “Econometric Analysis, 7th ed.” ・確率・統計:上級統計学Ⅰ、Ⅱ、 確率論Ⅰ、Ⅱ でカバーされる内容とする。但し、更新 理論、ランダム・ウォーク、マルコフ連鎖、ブラウン運動などの初等的確率過程論の話題につい ては、確率論I、IIでは扱わないが、Fellerのレベルで出題の可能性はある。 標準的な教科書:統計学: Lehmann & Casella, “Theory of Point Estimation, 2nd ed.” 確率論: Billingsley, “Probability and Measure, 3rd ed.” Williams, “Probability with Martingale.” Feller, “An Introduction to Probability Theory and Its Applications, Vol.1, 3rd ed.” 合格の目安: 計量経済学:過去数年間の上級計量経済学Iのレベルに換算しB以上。 確率・統計:過去数年間の上級統計学ⅠⅡ、確率論ⅠⅡのレベルに換算しB以上。
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