障がい者福祉施設指定管理業務仕様書 障がい者福祉施設指定管理者が行う業務の内容及び範囲等は、 この仕様書による。 1 基本的事項 ⑴ 施設の管理運営に関する基本的な考え方 ア 関係する法令、条例及び規則等を遵守すること。 イ 長久手市福祉の家条例(平成 14 年長久手町条例第 24 号。以下「条例」と いう。 )に規定する設置目的の理念に基づき、管理運営を行うこと。 ウ 効率的かつ効果的な管理を行うこと。 エ 個人情報の適正な管理を行うこと。 オ 管理運営に係る情報の公開に関し、必要な措置を講じること。 カ 利用者の意見・要望を管理運営に反映させ、サービスの向上を図ること。 キ これまでの施設活用方法の慣習にとらわれず、社会情勢に応じて柔軟に新 しい事業を展開し、福祉の家の設置目的を効果的・効率的に達成すること。 ク 利用者へのあいさつを徹底すること。 ⑵ 施設の概要 ア 名称 障がい福祉サービスつばさ イ 所在地 長久手市前熊下田 171 番地の一部(長久手市福祉の家1階の一部) ウ 建物規模 (ア) 延床面積:153 ㎡ (イ) 建物構造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 (ウ) 建物概要:事務室、作業室、療育室及びトイレ ほか ⑶ 営業時間等 障がい者福祉施設の営業時間等については、指定管理者と協議の上決定しま す。 なお、現行の営業時間等は次のとおりです。 ア 営業日 月曜日から土曜日(ただし、12 月 28 日から 1 月 4 日までを除く。 ) イ サービス提供時間 午前 9 時から午後4時まで -1- ⑷ 対象となる障がい者等 ア 身体障がい者 イ 知的障がい者 ウ 精神障がい者 エ 難病等対象者 2 管理運営業務の内容及び範囲 ⑴ 業務の概要 ア サービス種別 日中活動系サービス(ただし、生活介護は必須とする。 ) ※ 現行のサービス種別:生活介護(定員 14 人) 、就労移行支援(定員 6 人) イ 定員 20 人(うち生活介護は、14 人以上とすること。 ) ウ 障がい者福祉施設のサービスを条例第 15 条に規定する者に提供すること。 エ 障がい者福祉施設の施設及び設備の利用を許可すること。 オ 障がい者福祉施設の施設及び設備の利用の許可を制限すること。 カ 障がい者福祉施設の施設及び設備の利用の許可を取り消すこと及び利用を 中止させること。 キ 障がい者福祉施設の施設及び設備を維持管理すること。 ク その他市長が必要と認める業務 ⑵ 施設の運営に関する事項 ア 職員の配置に関すること (ア) 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づ く障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準 (平成 18 年厚生労働 省令第 174 号)及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するた めの法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に 関する基準(平成 18 年厚生労働省令第 171 号)等を遵守したものであるこ と。 (イ) 職員の勤務形態は、施設の運営に支障がないように定めること。 (ウ) 職員に対して、施設の運営に必要な研修等を実施すること。 イ その他の業務 (ア) 利用料金等の受領、運営規程等の作成、勤務体制の確保、非常災害対策、 衛生管理等については、法令・通達を遵守し、良好なサービスの提供と適 -2- 切な施設の運営を行うこと。 (イ) 施設の利用促進に関する業務 (ウ) その他円滑な運営に必要な業務 ⑶ 利用の制限に関する事項 次に該当する場合は、障がい者福祉施設の利用を拒むことができる。 ア 公の秩序又は善良な風俗を乱すおそれがあると認めるとき。 イ 集団的に、又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある組織の利益に なると認めるとき。 ウ 障がい者福祉施設を汚損、 毀損又は滅失させるおそれがあると認めるとき。 エ その他管理上支障があると認めるとき。 ⑷ 各種報告書等の提出 ア 事業計画書の提出 毎年度末までに翌年度の管理運営に関する事業計画書を作成し、市に提出 すること。 イ 業務報告書の提出 毎月の業務の実施状況について、利用者数及びサービス提供内容をまとめ た業務報告書を作成し、その翌月の末日までに提出すること。 ⑸ その他の業務 ア 市等の関係機関との連絡調整 イ 見学者、実習生及び研修生の受入れに関すること。 ウ その他業務遂行上必要な業務 3 施設の維持管理に関する事項 ⑴ 施設の管理 ア 施設は、常に清潔に保つよう清掃するとともに、事故や盗難等の被害を未 然に防止するよう必要な措置を講じること。 イ 施設等の機能等については、定期的に点検を実施するとともに、必要に応 じて修繕を行うこと。 ⑵ 施設の修繕について ア 施設の修繕に係る経費について、指定管理者の事業活動に帰すべき修繕に ついては、指定管理者の負担とする。 イ 施設の修繕に係る経費について、指定管理者の事業活動に帰すべき修繕で ない場合は、速やかに市に報告し協議すること。 -3- ウ 修繕にかかる経費のうち、翌年度以降で対応が可能なものについては、市 が別途指示をし、次年度以降予算の範囲内で修繕を実施又は指定管理者に指 示を行うものとする。 ⑶ 備品等の取扱い 市が指定管理者に貸し付ける備品(以下「附属備品」という。 )以外に必要な 備品や消耗品は、指定管理者が購入すること。また、附属備品が使用できなく なった際の修繕又は代替品の費用負担は、その原因が指定管理者の事業活動に 帰するものの場合は指定管理者が負担し、指定管理者の事業活動に帰するもの のではない場合は市が負担する。 ⑷ 事故・故障等異常時の措置 施設内において、事故又は故障が発生した時は、速やかに市に報告し、指示 を受け必要な措置を講じるものとする。 ただし、軽微な事故又は故障の場合については、緊急を要するものに限り、 指定管理者において必要な措置を講じ、速やかに市に報告するものとする。 ⑸ 損害賠償の義務 指定管理者の故意又は過失により、その管理する施設又は設備を損傷し、又 は滅失させたときは、 それによって生じた損害を市に賠償しなければならない。 ただし、市長が特別な事情があると認めたときは、その全部又は一部を免除す ることができる。 ⑹ その他 ア 障がい者福祉施設の総合的な管理業務に従事する者を必ず置くこと。 イ 光熱水費は、施設全体として市が一括支払を行い、使用料の按分を行い、 その割合に応じて指定管理者が支払う。 ウ 施設管理費は、施設全体として市が一括支払を行い、使用料の按分を行い、 その割合に応じて指定管理者が支払う。 エ 広告費及び印刷製本費は指定管理者が支払う。 オ 従業員等にかかる駐車場使用料は、 利用状況に応じて指定管理者が支払う。 4 保険について 指定管理者は、自らのリスクに対して、必要な範囲で保険等に加入をすること。 なお、建築物に対する火災共済保険については、市で加入する。 5 第三者への賠償について -4- ⑴ 施設の管理運営に当たり、指定管理者の責に帰すべき理由により第三者に損 害を与えた場合、指定管理者はその損害を賠償しなければならない。ただし、 それ以外の理由の場合は、市と指定管理者が協議のうえ対応するものとする。 ⑵ 指定管理者の責に帰すべき理由により発生した損害について、損害を受けた 第三者の求めに応じて市が損害を賠償したときは、市は指定管理者に対して求 償権を有するものとする。 6 指定管理期間終了にあたっての引継業務 指定管理期間終了時には、次期指定管理者が円滑かつ支障なく施設の管理運営 業務を遂行できるよう、引継ぎを行うものとする。 7 事業の継続が困難となった場合の措置 ⑴ 指定管理者の責に帰すべき理由により、業務の継続が困難になった場合は、 市は指定の取消しをすることができるものとする。なお、その場合において、 市に生じた損害は、指定管理者が賠償するものとする。 また、次期指定管理者が円滑かつ支障なく施設の管理運営業務を遂行できる よう、引継ぎを行うものとする。 ⑵ 災害その他の不可抗力、市及び指定管理者双方の責に帰すことのできない理 由により業務の継続が困難になった場合は、事業継続の可否について協議する ものとする。なお、一定期間に協議が整わない場合は、市及び指定管理者は事 前に書面で通知することにより、協定を解除できるものとする。 また、次期指定管理者が円滑かつ支障なく施設の管理運営業務を遂行できる よう、引継ぎを行うものとする。 8 原状回復 指定管理者は、指定期間の終了又は指定が取り消された場合及び協定が解除さ れた場合は、市の施設を原状に復して引き渡さなければならない。ただし、市長 が特に認める場合にはこの限りでない。 9 監査 市は、必要があると認めたときは、指定管理者の管理運営する現地及び帳簿そ の他の記録を検査することができる。 -5- 10 協議 この仕様書及び協定書に定めのない事項又は疑義が生じた場合は、市と指定 管理者が協議して定めるものとする。 11 その他の注意事項 市が実施する各種事業については、積極的に協力すること。 -6-
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