仕様書 (PDF:180KB)

関崎海星館
指定管理者 管理運営仕様書
平成28年
平成28年8月
大分市教育委員会 社会教育課
社会教育課
目
次
1 管理運営に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
管理運営に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 指定管理者が行う業務の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
指定管理者が行う業務の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(1)管理施設の運営業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
① 施設の案内・受付・利用に関すること。
② 利用料金に関すること。
③ 天体観測に関すること。
④ 教室・講座、イベント等の実施に関すること。
⑤ 広報等情報発信に関すること。
⑥ 施設の安全管理に関すること。
⑦ その他施設運営に関すること。
(2)管理物件の維持管理業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
① 建築物保守管理、設備機器保守管理に関すること。
② 施設の清掃に関すること。
③ 施設の警備に関すること。
④ 施設等の改修、修繕に関すること。
⑤ 備品等の管理に関すること。
⑥ 敷地内の植栽管理に関すること。
⑦ その他
(3)関崎海星館の利用促進および生涯学習の振興を図る業務・・・・・・・・
・・・・・・・・5
・・・・・・・・5
①管理施設の利用促進および生涯学習の振興に関すること。
(4)その他の業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
① 飲食や物販等サービス事業の運営に関すること。
(5)経営管理業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
① 職員の配置等
② 研修等
③ 業務報告書等の作成
④ 事業評価
⑤ 関係機関との連絡調整
関崎海星館指定管理者
関崎海星館指定管理者 管理運営仕様書
関崎海星館の指定管理者が行う業務の内容及び基準等は、この仕様書によるものとしま
す。
1 管理運営に関する基本的な考え方
関崎海星館を管理運営するにあたっては、次に掲げる項目に沿って行うこと。
(1)関崎海星館条例の設置目的に基づいて業務を行うこと。
(設置目的)
海洋及び天文に関する学習の場を提供することにより市民の知識及び教養
の向上を図るとともに、豊かな自然環境の下での余暇の活用に資するため、
大分市関崎海星館を設置する
(2)市民や利用者の意見を管理運営に反映させること。
(3)個人情報の保護を徹底すること。
(4)安全管理を徹底すること。
(5)効率的な運営を行い、管理運営費の節減に努めること
2 指定管理者が行う業務の範囲
(1)管理施設の運営業務
① 施設の案内・受付・利用に関すること
ア
開館時間
現在の開館時間は以下のとおりです。なお、開館時間は、利用者ニーズを勘
案し、指定管理者は柔軟に延長することはできます。
・現在の開館時間
(月・水・木曜日)
午前10時~午後6時
(金・土・日曜日、祝日)午前10時~午後10時
イ
休館日
休館日は以下のとおりです。指定管理者は、教育委員会の承認を得て、休館
日を変更し、又は臨時に休館日を定めることができます。
平成 27 年度は初日の出観望のため、1 月 1 日の午前 6 時~午前 9 時を臨時
開館としており、直営時は、1 月 1 日の臨時開館に加え、特別天文現象があ
る日が休館日の場合は、その時間にあわせて臨時開館にしています。
・休館日
毎週火曜日(祝日の場合はその翌平日)
-1-
12月29日~1月3日
② 利用料金に関すること
ア
利用料金の徴収について
指定管理者は、施設の利用料金及び事業等にかかる収入を自己の収入として
徴収する。
イ
利用料金の額について
利用料金は、市長等の承認を得て、関崎海星館条例(以下「条例」という。)
で定める額の範囲で指定管理者が設定すること。
施設の有効利用、利用促進、利便性の向上等を考慮し、割引料金等を設定す
るなど、市民が気軽に利用できる料金体系について検討すること。
また、事業等に係る料金についても、事前に本市の承認を得て設定すること。
ウ
利用料金の減免・還付について
指定管理者が利用料金を還付し、又は減免しようとする場合における減免基
準・還付基準及び標準処理期間は、事前に市長等の承認を得て作成すること。
③ 天体観測に関すること
天文教育施設として、市民が楽しく宇宙や星空の素晴らしさを学べる場を提供す
るとともに知識の普及に努めること。
天体観測室での観測説明や、100インチデジタルプラネタリウムを活用しなが
ら、適切に対応すること。
資料の収集・作成に努めること。
④ 教室・講座、イベント等の実施に関すること
天文現象に沿った天体観察会や、天文教室、また親子で楽しめる工作教室など各
種教室・講座の開催をすること。
※天体観測や観察会等の実施にあたっては、変化する天候に対応しながら利用者の
ニーズにあった対応を心がけること。
⑤ 広報等情報発信に関すること
施設の利用率を高めるため、広く市民に事業、運営等の広報活動や各種メディア
等への情報提供を行うことにより、新たな利用の拡大を図ること。
⑥ 施設の安全管理に関すること
利用者の安全管理については、あらかじめ安全管理マニュアルを作成し、従事者
に周知徹底を図り、その対策に万全を期するとともに、緊急時の際は、迅速かつ的
確な対応を講じ、利用者の安全を確保すること。
また、事故発生時には、速やかに安全管理マニュアルに基づき必要な措置を講じ
るとともに、本市及びその他の関係者に対し緊急事態が発生した旨を報告すること。
なお、現行の安全管理マニュアルは参考資料で確認のこと。
2
⑦ その他施設運営に関すること
災害時の避難所機能
災害時に施設を避難所などの救助活動等に使用する場合は、本市は指定管理
者に対して、管理業務の全部又は一部の停止を命ずることができることとする。
(2)管理物件の維持管理業務
① 建築物保守管理、設備機器保守管理に関すること
施設を最良の状態で維持し、その美観を保持するため、日常的に点検を行うこと。
毎年の設備点検も実施することとし、点検結果については本市に報告すること。
また、施設及び設備の不具合(軽微な場合を除く。)を発見した際には、速やか
に本市に連絡すること。
② 施設の清掃に関すること。
施設の美観と衛生を維持し、快適な施設環境を保つため、施設内外における清掃
作業要領等手順及び基準表を定め、業務を実施すること。
駐車場等、管理敷地内や屋外側溝において巡回し粗ごみを拾うなど建物外部の美
観を維持すること。
③ 施設の警備に関すること。
施設の安全性を確保し、安心して利用できるよう施設の保安保全に努めるととも
に、盗難・破壊等犯罪の防止、火災等の災害発生防止のため、閉館時間から次の開
館時間までの間及び休館日における適切な警備業務を行うこと。
④ 施設等の改修、修繕に関すること。
ア
施設等の現状変更をしようとするときは、本市の許可を得なくてはならない。
イ
事業計画において、施設の一部改修等自主提案するものについては、市と協議
のうえ実施することができる。
ウ
施設又は設備が毀損したときは直ちに本市に報告するとともに、指定管理者の
負担により施設の修繕を随時行うこと。
ただし、大規模修繕等(50万円を超える本市が認める修繕等)に係る経費
については、本市が予算の範囲内で行う。
エ
日豊海岸国定公園特別地域に指定されているため、改修内容により制限があ
るので注意すること。
⑤ 備品等の管理に関すること。
ア
備品の管理
(ア)施設の運営に支障をきたさないよう、施設内の備品を管理すること。
(イ)本市の所有に属する備品等については、大分市物品管理規則(昭和 46 年大
分市規則第 38 号)並びに関係通知に規定する管理の原則及び分類に基づいて
3
管理を行い、破損、不具合が生じた時には、速やかに市に報告をし、修繕又
は補充をすること。
(ウ)本市の所有に属する備品以外に指定管理者が必要とする備品が生じた場合
は、備品を購入し、管理を行うこと。
(エ)消耗品(1件3万円未満の物品)の管理
施設の運営に支障をきたさないよう、必要な消耗品を適宜購入し、管理を
行うこと。
⑥ 敷地内の植栽管理に関すること。
敷地内の植栽管理(落ち葉の清掃、倒木の処理、剪定、刈り込み、害虫駆除、除
草、草刈、中低木管理、高木管理)を行うこと。また四季折々の花を植えており、
周囲の景観とあわせ、観賞のために訪れる人も多いことから、散水、施肥、植付け
などを計画的に行い、適切な状態を維持すること。
⑦ その他
指定期間終了時において、すべての施設が現状の状態を維持し、著しい損傷がな
い状態で本市又は、本市が指定する者に引き継げるようにすること。
[施設及び設備の保守管理に係る点検等業務一覧(現状)]
業務の名称
回数
機械警備業務
消防設備保守点検業務
浄化槽維持管理業務
貯水槽清掃業務
高圧電力保守業務
天体観測設備保守点検業務
館内外清掃業務
空調設備保守管理業務
年 間
年2回
月1回
年1回
年 間
年2回
週5日
年2回
緑地管理業務
年2回
害虫駆除作業
駐車場警備(初日の出等イベント時)
設備定期点検
防火管理者の設置
年2回
随時
年1回
備
考
※指定管理期間では
年間通して実施する
こと
※再委託不可
※ 仕様については現状と同等以上とする。
現状の仕様は参考資料で確認すること。
4
(3)関崎海星館の利用促進および生涯学習の振興を図る業務
①管理施設の利用促進および生涯学習の振興に関すること。
施設の利用促進、利便性の向上および生涯学習の振興等を考慮した事業を提案し、
本市の承認を得て実施することができる。
(4)その他の業務
①飲食や物販等サービス事業の運営に関すること。
ア
施設内での飲食や物販スペースの運営業務
施設の管理業務と一体的に実施することで相乗効果が見込まれるため、指定管
理者の運営とする。直接運営しない場合は、外部委託等により実施すること。た
だし、目的外使用許可の申請として取り扱うため、経費は指定管理料には含まな
い。
イ
料金・事業内容
販売する物品等の内容、方法及び料金は指定管理者が定め、あらかじめその内
容を本市に提出し、承認を得ること。
また、目的外使用にかかる収支について、計画書と報告書を作成し、指定管理
業務にかかる報告書等と同時期に本市に提出すること。
ウ
目的外使用料
目的外使用料は、本市が定める規定に従い、使用料を本市に納入すること。
※参考(平成27年度
レストラン
清涼飲料水自動販売機
目的外使用料)
目的外使用料
年額 341,277円
月額
500円/㎡
備考
60.85㎡
屋外1台
(5)経営管理業務
①職員の配置等
ア
管理運営責任者を1名配置すること。
イ
事業、運営、維持管理等施設全体を適切に運営していくために必要な人材及び
人員を確保し、受付、料金徴収、自主事業、利用者・見学者案内、植栽管理、防
火管理等各業務における責任者の分担を明確にすること。なお、責任者の兼務は
可能とする。
ウ
各業務の特性に応じて必要な知識及び技能を有するものを配置するとともに、
法令等により業務を行う者の資格が定められている場合は、当該資格を有する者
を配置すること。
エ
雇用形態、就業形態、勤務体制等を工夫し、効率的な組織とすること。
5
オ
職員の勤務形態は施設の運営に支障がないように定め、必要なサービス水準を
確保すること。
カ
職員は、できる限り市内から採用すること。
②研修等
職員の資質の向上を図るため、安全管理、個人情報の保護、人権・同和教育等に
係る研修を実施するとともに施設の管理運営に必要な知識と技術の習得に努める
こと。
③業務報告書等の作成
ア
事業計画書の作成
毎年2月末までに次年度の事業計画書を作成し、本市に提出すること。なお、
事業計画書の作成に当たっては、本市との調整を図ること。
イ
業務報告書の作成
(ア)月次業務報告書を作成し、翌月 10 日までに本市へ提出すること。
(イ)年次業務報告書及び収支決算書を作成し、毎年度終了後(指定管理者の指
定の取消しを受けた場合にあっては、当該取消の日から30日以内)30日以
内に本市へ提出すること。
ウ
業務報告書に記載する内容は、以下のとおりとする。
(ア)本業務の実施状況
(イ)管理施設の利用状況
(ウ)利用料金収入の実績及び管理運営経費等の収支状況等
(エ)自主事業の実施状況
(オ)従事者研修の実施状況
(カ)その他本市が指示する事項
④事業評価
ア
指定管理者は、定期的に利用者アンケート等により、利用者等の意見や要望を
把握し、管理運営に反映させるよう努めるとともに、その結果について本市に報
告すること。
イ
本市が実施するモニタリング及び行政評価、監査委員等の監査に際し、家計帳
簿書類その他の記録、報告書を提出すること。
⑤ 関係機関との連絡調整
関係機関との連絡調整を図ること。
6