塩尻市奈良井宿駐車場指定管理仕様書 1 指定管理物件の所在地及び施設概要 所在地 塩尻市大字奈良井101番地11 開設年月 昭和 51 年 敷地面積 900㎡ 構造 平面駐車場 施設内容 大型バス7台、普通自動車12台 トイレ(2棟) 2 指定管理者が行う業務の内容 指定管理者は、奈良井宿に訪れる観光客に好印象を残し再来訪したくなる観光地を目 指すため、次の業務を行うこととする。 (1)施設、設備及び器具(以下「施設等」という。)の維持管理に関する事項 ア 施設等の運営及び保守点検(保守点検業務に係る詳細は、下表のとおりとする。) 項 目 箇 所 頻 度 施設内外の清掃 駐車場及び周辺 毎日・月一回集中清掃 トイレの清掃 トイレ 毎日3回・必要に応じて随時 巡回点検、対応 施設内 毎日2回 緊急時訓練 年2回以上 害虫駆除 施設内 必要に応じて随時 樹木管理 ・剪定 施設内 剪定年1回以上 除草 施設内 必要に応じて随時 イ 施設等の警備 ウ 施設全体のエコ対策管理 エ 施設の修繕 (2)塩尻市奈良井宿駐車場管理運営に関する事項 ア 施設等の利用に関すること。 (ア) 利用料金等の徴収、収受 (イ) 利用者への対応 イ 利用の促進に関すること。 (ア) 施設のPR及び情報提供のために、広報活動(施設案内パンフレットの作 成・配布、ホームページの運用管理等)の実施すること。 1 (イ) 塩尻市奈良井宿を訪れる観光客を増やし駐車場の利用率を高めるため、新 規利用者の開拓等有効な誘致活動や宣伝活動を行うこと。 (ウ) 利用者の施設に関するニーズが適正に反映されていること。 ウ 自主事業の企画及び実施に関すること。 エ 施設に係る経費(光熱水費及び電話料金等)の支払いに関すること。 オ その他塩尻市奈良井宿駐車場の管理業務(市の権限に属する事務を除く。)に関 すること。 (ア) 防犯対策、防火対策等の利用者の安全確保に関する措置 (イ) 事業報告書の作成及び提出 (ウ) 経営状況を明らかにする書類の作成及び提出 (エ) その他管理業務に関する庶務、経理等の事務 カ 施設賠償責任保険に加入すること。 (3)その他 ア 塩尻市個人情報保護条例の規定に基づき、適正な管理体制をとり、職員に周知徹 底を図ること。 イ 災害時は、市に協力すること。 ウ 市の事業等に対し協力すること。 エ 奈良井宿全体のスムーズな利便性、回遊性を考慮し、奈良井の他の観光施設等と 連絡を密にし、地域と連携を探り融和の中で事業の推進に努めること。 3 指定管理者が行う管理体制 (1) 一般管理(人員管理) ア 総括責任者1名を従事させることとする。総括責任者は施設管理について実務 経験、塩尻市奈良井宿駐車場の運営管理の責任者としてふさわしい資質を有し、 従事者をまとめ、適正な現金・会計処理などの事務処理を行うことができ、不測 事態発生時においても臨機応変な対応がとれる者とする。 イ 受付は1名以上を配置すること。 ウ 従事する職員は、施設職員とわかるよう名札等の着用を行うこと。 エ 緊急時対策(防犯・防災マニュアルなど)マニュアルを作成し、職員を指導及 び訓練すること。 オ 利用者等の急な病気・けが等に対応するため、必要な薬品・用品等を用意し、 さらに、救急法・応急措置及び医療機関、家族等への連絡等の対処方法について、 マニュアルを作成し、職員に周知するなど急病等への対応について十分な対策を 講じること。 カ 自動体外式除細動器(AED)の適切な利用方法等を職員に習得させること。 2 キ 事故が生じた場合は、速やかに市に報告すること。 (2) 利用料金の収受等 ア 塩尻市奈良井宿駐車場条例に定める範囲内で利用料金等の徴収、収納等を行う こと。 イ 徴収した現金については、紛失、盗難が無いよう厳重に保管すること。 ウ 利用料金の収入は施設の利用に供する年度の会計に属するものとする。 エ 利用料金等の収入状況を明らかにするため、管理日報等を作成すること。 オ 現金出納簿、領収証綴り等徴収事務に関する帳簿その他関係書類を備え、管理 口座への払込額を常に明らかにしておくこと。 (3)その他 ア 配置要員が病気、休暇等により欠勤となった場合は、業務に支障をきたさない ように速やかに補充配置すること。 イ 業務に従事する配置要員の名簿を協定締結までに提出すること。配置要員に異 動がある場合は、事前に市と協議すること。 ウ 勤務シフト表は、毎月作成し、実施月の7日前までに市に提出すること。 4 物品の管理等 (1) 指定管理者が、指定管理委託料及び利用料金収入によって物品を購入した場 合は、購入後の物品は市の所有に属するものとする。 (2) 指定管理者は、市の所有に属する物品については、塩尻市財務規則及び関係 例規の管理の原則及び分類に基づき備品の管理を行うものとする。また、指定管理 者は同規則に定められた物品管理簿を備えてその保管にかかる物品を整理し、購入 及び廃棄等の異動について定期的に市に報告しなければならない。 (3) 指定管理者は、業務において利用する市の所有に属する物品のうち、重要 物品については塩尻市財務規則に基づく現在高の調査を行い、同規則に定められ た様式により、遅滞なく市に報告しなければならない。 (4) 備え付けの備品・物品等は、指定後に施設の備品台帳をもって提示する。 5 管理報告等 (1) 事業報告 ア 会計年度終了後、4 月末日までに事業報告を行うこと。 イ 毎月10日までに前月分の施設の利用状況等を報告すること。 (2) 事業計画 指定管理者は1月末日までに次会計年度の事業計画書を市に提出し、確認を得るもの 3 とする。 (3) 立入検査 市は、必要に応じて、施設、物品、各種帳簿類の現地検査を行うこととする。 6 業務を実施するにあたっての注意事項 業務を実施するにあたっては、次の各項目に留意して円滑に実施すること。 (1) 公の施設であることを常に念頭において、公平な運営を行うこととし、特 定の団体等に有利あるいは不利になる運営をしてはならない。 (2) 奈良井宿の公共施設との連携を図った運営を行うこと。 (3) 指定管理者が施設の管理運営に係る各種規程又は要綱等を作成する場合は、市 と協議し作成すること。 (4) 各種規程等がない場合は、市の諸例規に準じて、あるいはその精神に基づき業 務を実施すること。 (5) 災害等により、市が塩尻市奈良井駐車場を避難場所又は防災拠点として利用す る必要があると認めるときは、その指示に従うこと。 7 その他 (1) 施設の運営に関する留意事項 塩尻市奈良井宿駐車場の目的遂行上必要な場合は、指定管理者の判断により、 物品等の販売、自動販売機の設置ができるものとする。指定管理者は、事前にそ の販売する品目等について市と協議する。 (2)損害賠償の取扱い ア 指定管理者は、施設の管理・運営にあたり、指定管理者の責に帰すべき理由に より、市または、第三者に損害を与えた場合は、損害を賠償する。 イ 前記の場合において、損害を受けた第三者の求めに応じて、市が損害を賠償し たときは、市は、指定管理者に求償権を有する。 ウ 災害その他の不可抗力等、市及び指定管理者双方の責に帰すことができない事 由の場合については、別途協議する。 (3)この仕様書に定めのない事項または、疑義が生じた場合は、市と指定管理者 が協議して定める。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc