見附市総合体育施設、見附運動公園 指定管理者 管理運営業務仕様書

見附市総合体育施設、見附運動公園
指定管理者 管理運営業務仕様書
平成28年8月
新潟県見附市
見附市総合体育施設、見附運動公園 指定管理者 管理運営業務仕様書 目次
見附市体育施設指定管理者管理運営業務仕様書の位置づけ ............................. 1
1 基本方針 .................................................................... 1
2 管理運営方針 ................................................................ 1
3 業務の範囲に関する事項 ...................................................... 1
(1) 体育施設等の運営に関する業務
(2) スポーツ関係団体との連携業務
4 指定管理者が行う管理の基準に関する事項....................................... 3
(1) 施設の開設期間及び開設時間の設定
(2) 使用許可
(3) 人員配置の基準
(4) 安全管理、危機管理に関する事項
(5) 個人情報の取扱い及び情報公開に関する事項
(6) 選挙開票所としての対応
5 施設の管理運営に関する事項 .................................................. 4
(1) 予算の執行
(2) 経理業務
(3) 修繕費
(4) 物品の貸与
(5) 物品の帰属性
6 事故に伴う損害賠償に関する事項 .............................................. 5
(1) 損害賠償責任
(2) 賠償保障保険
7 業務の継続が困難になった場合の措置 .......................................... 5
(1) 指定管理者の責めに帰すべき事由による場合
(2) 不可抗力による場合
8 モニタリングに関する事項 .................................................... 6
(1) モニタリングの実施
(2) モニタリングにおける指定管理者の責務
(3) 市監査委員の監査
9 計画策定と報告に関する事項 .................................................. 6
(1) 事業計画書
(2) 事業報告書
(3) 月例報告書
(4) 自己評価
(5) その他の業務
10 業務の引継ぎに関する事項 .................................................... 7
(1) 業務の引継ぎ
(2) 指定期間終了及び指定取消しによる業務終了時の引継ぎ
11 その他注意事項 .............................................................. 7
見附市体育施設指定管理者管理運営業務仕様書の位置づけ
本業務仕様書は、見附市総合体育施設・見附運動公園指定管理者募集要項(以下「募集要項」と
いう。
)と一体のものとして、見附市総合体育施設、見附運動公園(以下「体育施設等」という。
)
の管理運営業務を指定管理者が行うにあたり、見附市(以下「市」という。
)が要求する管理運営
の業務内容及びその仕様を示すものである。
指定管理者には、より低コストでサービスの維持、向上を期待しており、本書の仕様を満たす限
りにおいて、自由に事業計画を立てられることとしますが、その際は募集要項等の諸条件等を必ず
遵守し、仕様以上の業務水準を自ら設定するとともに、サービスを効率的・効果的に実施できるよ
う提案してください。
1 基本方針
市民の体位の向上と健康の増進をはかり、文化生活の向上を目指すものである。
2 管理運営方針
各種スポーツ活動の充実を図り、生涯各期に応じた軽スポーツやニュースポーツの普及に努め
るとともに、各種スポーツ大会、講習会など体育関係団体の協力を得ながら実施し、生涯スポー
ツの振興と市民の健康・保持増進に努める。
従って、施設の運営については市民ニーズ等を踏まえながら、平等且つ公平な取扱いを行うと
ともに、市民サービスの向上、施設管理コストの削減を図り、指定管理者の創意工夫に基づいた
取り組みを行うものとする。
3 業務の範囲に関する事項
(1)体育施設等の運営に関する業務
①施設の利用に関する業務
指定管理者は、施設の使用の許可権を有し、使用内容が公共施設の目的に沿ったものであ
ることを確認するとともに、利用の公平と平等を確保しなければならない。
ア 施設の使用申込の受付・許可
イ 利用料金の収受、還付、減免
ウ 施設案内(利用方法、注意事項等の説明)
エ 施設に関する問い合わせの対応
オ 付属設備、備品の利用方法と注意事項の説明
カ トレーニング室利用者への指導
キ 入場者の統計等、集計業務
ク 施設内の利用者の規律の確保
ケ 負傷者、急病人の対応
コ ホームページの作成・更新
②利用料金の減免及び還付
指定管理者は、条例及び規則に規定する基準により利用料金の減免及び還付を行うことと
する。ただし、指定管理者が行う共催事業等の実施にあたり減免を行おうとする場合は、事
前に市と協議をすること。
ア 利用料金を全額免除する場合
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・市又は市の付属機関が主催又は共催して行う事業に使用する場合
・市内の小学校、中学校、特別支援学校、保育園、幼稚園が使用する場合
・市内のスポーツ少年団及びその加盟団体が使用する場合
・市内の社会福祉関係団体が本来の目的で使用する場合
・小学校・中学校体育連盟、体育協会が主催して行う事業に使用する場合
イ 利用料金を一部免除する場合
・市内体育協会加盟団体が使用する場合(50%免除)
・市内の高校が使用する場合(50%免除)
・市内の町内会等の地域活動団体が本来の目的で使用する場合(50%免除)
・市長が公益上特に必要と認めた場合(市長が定める額)
③施設及び設備(以下「施設等」という。
)の維持管理に関する業務
敷地内に存する全ての施設設備の運転と保守管理を行うとともに、効率的な運営を図り環
境負荷を低減させること。
ア 施設等の清掃等、環境の整備
イ 付属設備等の維持管理及び保守管理点検
ウ 施設等の小破修繕(施設の大規模修繕、計画的な改修及び修繕を除く)
エ 施設内外の巡回、警備
オ 場内駐車場については近隣住民等とトラブルのないように管理すること。
カ 大規模な大会が開催される場合は、駐車場等におけるトラブルがないよう大会主
催者とともに対応すること。
④事業実施に関する業務
ア 市等が主催又は要請する事業に関すること
市等が主催又は要請する事業を主管実施すること。
(参考資料参照)
イ 指定管理者が自主的に行う行事に関すること
施設の設置目的や基本方針に基づき、かつ利用者の増加に結びつくような自主事業を創
意工夫して行うこと。なお、参加料の設定にあたっては市と協議すること。
⑤庶務的業務
ア 事務処理等
・庶務(業務日誌、市への事業報告書等の作成)
・経理事務(指定管理業務にかかる帳簿の作成)
・支払業務(光熱水費等支払い業務)
・徴収業務(利用料金等の徴収)
・労務管理(研修、防災訓練等)
・市の貸与物品の管理
イ 施設の安全対策
・災害等発生時に備えた対策(見附市地域防災計画参照)
・事故・事件等の未然防止のための安全点検
・消防法に基づく防災訓練等の実施
・普通救命講習(AEDを含む)の受講
・甲種防火管理者の配置
ウ 関係行政機関等への報告書類の作成・届出
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エ トラブルへの対応
・要望や苦情、トラブル等は、迅速且つ適切に処理すること。
・指定管理者への要望、苦情等で重要なものは速やかに市に報告すること。
(2)スポーツ関係団体との連携
・事業については、スポーツ協会及び総合型地域スポーツクラブ等との十分な連携を取る
こと。
4 指定管理者が行う管理の基準に関する事項
施設の管理及び運営については「見附市総合体育施設条例」
「見附市総合体育施設条例施行
規則」
「見附市都市公園条例」
「見附市都市公園条例施行規則」
「見附市個人保護条例」
「見附市
個人保護条例施行規則」その他関連する法令等を遵守すること。
(1) 施設の開設期間及び開設時間の設定
体育施設等の使用者の要望などにより、開設期間及び開設時間を変更する場合は、あらかじ
め市長の承認を得て変更すること。
(2) 使用許可
①使用許可にあたっては、公平性及び平等性を確保することとし、市主催事業の取扱い等、利
用調整を行うにあたっては、市民サービスの低下を招かぬよう配慮しながら、従前の例によ
ること。
②次の場合は、使用を許可しない。
ア 公の秩序又は善良な風俗に反するおそれがあるとき
イ 施設及び設備を損傷するおそれがあるとき
ウ その他使用させることに管理上支障があるとき
③留意事項
平成29年3月31日以前において、既に利用の申込のあった施設利用が決定しているも
のについては引き継ぐこと。
(3) 人員配置の基準
職員の勤務体制は、労働基準法を遵守し、勤務ローテーションと施設の管理運営及びサービ
スの維持・向上を図るように配置するとともに、利用者のニーズに応えられるよう下記の体制
を参考に配置すること。なお、スポーツ全般にわたり精通した職員を専任で配置すること。
①利用者への案内・安全確保、機械設備保守管理、事業の企画及び敷地内の清掃等、各種業務
における責任体制を確立すること。
②職員の資質を高めるため、研修を実施するとともに施設の管理に必要な知識と技術の習得に
努めること。
③本業務に規定する業務を遂行するため、概ね次の人員を配置すること。なお、管理運営が適
正に行われることが見込める場合は下記体制を下回ることを妨げません。
ア 責任者(常勤)1 人
イ 事業の企画・立案・調整・施設管理等担当(常勤)3 人
ウ 庶務・経理担当(常勤)1 人
(4) 安全管理、危機管理等に関する事項
自然災害、人為災害、事故及び自らが原因者・発生源になった場合等のあらゆる緊急事態、
非常事態、不測の事態があった場合は、ただちに適切な措置を講じたうえ、市を始め関係機関
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に連絡すること。併せて、以下の事項を遵守すること。
①安全管理、危機管理等に関すること
ア 安全管理、危機管理体制を整備するとともに、対応マニュアルを作成し、災害時等の対
応について、随時訓練を行うこと。
イ 火災、事故等の緊急時における利用者に対する避難誘導及び関係機関への通報を遅延な
く行うこと。併せて、事故等の対応記録を作成し、市に報告すること。
ウ 停電時における施設の復旧を遅延なく行うこと。
エ 消防署等行政機関から指摘があった場合は、該当事項をただちに改善すること。
オ その他利用者に対する対応に万全を期すこと。
②指定避難所としての対応
総合体育館及び今町地区体育館については「見附市地域防災計画」における「指定避難所」
に指定されているため、特に迅速な対応が求められる。市の指示を待つことなく、これらの
機能の確保に万全を期すこと。
また、大規模災害発生時の緊急対応について市と十分に協議を行い、その内容を対応マニ
ュアルに反映させること。
③職員の能力育成等に資する研修等の実施
施設の管理運営業務に係る安全確保・事故防止対策の徹底、接遇の向上等、職員の能力育
成を図るための必要な研修について、年間計画を立てて確実に実施すること。
特に、新たに当該業務に従事するもの(パート・アルバイトを含む)に対しては、必ず業
務従事前又は業務従事後、速やかに安全管理・危機管理に関する研修を行うこと。
(5) 個人情報の取扱い及び情報公開に関する事項
①個人情報の取扱い
業務上知りえた個人情報については、見附市個人情報保護条例(平成 11 年見附市条例第
21 号)に定めるところにより、適正な取扱いをすること。
②情報の公開
多くの市民が利用する公共施設の管理という役割を認識し、その管理運営に係る透明性を
高めるよう努めるとともに、情報公開に際し必要な措置を講じること。併せて対応方針を示
すこと。
(6) 選挙開票所としての対応
総合体育館は、見附市選挙管理委員会が所掌する選挙に係る開票所に指定されているため借
用の依頼があったときは、速やかに貸出しを行うこと。また、貸出しにあたっては、見附市選
挙管理委員会と綿密な連絡及び調整を行うこと。
5 施設の管理運営に関する事項
指定管理者が体育施設等の管理運営を行うために要する経費は、大規模な改修費用(1 件あたり
の金額が 500,000 円以上)
を除き、
市からの指定管理料のほか利用料金等による収入を充てること。
(1)予算の執行
事業費、管理費、事務費等の経費は、指定管理者が提示する年度ごとの収支計画書に基づいて
適切に執行すること。
(2)経理業務
指定管理者は、支払い等の内訳、内容を明確に出来る請求書や領収書等の証票類を適正に整理、
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保管し、適切に経理事務を行うこと。
(3)修繕費
①指定管理者に支払う指定管理料の内訳として、4,000,000 円の修繕料を支払い、これについ
ては指定管理者の預かり金とする。修繕料は年度終了時に精算を行うものとし、指定管理業
務に係る経理とは区分して管理を行うこと。
②修繕費の支払いについては、その区分された 4,000,000 円の範囲内で支出すること。
③修繕については、事前に市に連絡及び協議を要すること。ただし、簡易な修繕(200,000 円
未満)については事後連絡でも可とし、原則として見積合わせを実施すること。
④施設・設備等の改修については、事前に市と協議すること。
(4)物品の貸与
市が貸与する物品は、参考資料のとおりとする。
(5)物品の帰属性など
①施設の設置目的を勘案した上で、客観的に整備が必要と認められる備品に関しては市で購入
し、市の所有物として指定管理者に貸与する。それ以外のものについては指定管理者が調達
し、指定管理者の所有物とする。
②指定管理者は、市の所有に属する物品について、善良な管理者の注意を持って管理に努める
こと。また、物品の内、備品については備品台帳を備え、取得及び廃棄などの移動について、
随時、市に報告すること。
③通常使用による部品等の劣化による当該部品等の取換えは、指定管理者の負担とする。
④指定管理者が故意又は過失により損傷又は滅失した場合は、賠償すること。
6 事故に伴う損害賠償に関する事項
(1) 損害賠償責任
指定管理者の責に帰すべき事由により、市又は第三者に損害を与えた場合には、指定管理者
において、その損害を賠償するものとする。
(2) 賠償保障保険
体育施設等の管理運営にあたり、下記の補償額以上の保険に加入すること。
・身体賠償
1 名につき 1 億円、1 事故につき 10 億円
・財物賠償
1 事故につき 2,000 万円
7 業務の継続が困難になった場合の措置
(1) 指定管理者の責めに帰すべき事由による場合
指定管理者の責めに帰すべき事由により、業務の継続が困難となった場合、市は指定管理者
の指定を取り消すものとする。
この場合において、市に生じた損害は指定管理者が賠償するものとする。
(2) 不可抗力等による場合
不可抗力等、市及び指定管理者双方の責めに帰すことができない事由により、業務の継続が
困難となった場合、事業継続の可否については協議するものとする。
協議の結果、事業の継続が困難と判断した場合には、市は指定管理者の指定を取り消すもの
とする。
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8 モニタリング等に関する事項
(1) モニタリングの実施
指定期間中の管理の適正化に万全を期すため、市は「見附市指定管理者制度運用指針」に基
づき、選定委員と連絡を取りながら管理運営状況に係るモニタリングを行う。
その結果、管理が良好でないと認められる場合、市は改善指導を行うが、状況が改善しない
場合は、業務の停止や指定の取消しを行うことがある。
(2) モニタリングにおける指定管理者の責務
指定管理者は市又は選定委員会より指示された報告等を行うとともに、市が行う随時の実地
の調査等にも協力すること。
また、意見ボックスの設置や随時のアンケート実施など、自らの負担において利用者の意見
等を把握するための措置を講じるとともに、徴した意見等に適切に対応し、積極的に管理運営
に反映させるよう努めること。
(3) 市監査委員の監査
指定管理者が行う管理業務に関する出納その他の事務の執行については、見附市監査委員会
の監査の対象となる。監査の結果、指摘事項等があった場合は、速やかに改善等を行うこと。
9 計画策定と報告に関する事項
(1)事業計画書
指定管理者は、当該年度の開始前に事業計画書及び収支計画書を作成し、市長の承認を得る
こと。また、これら計画書を変更するときも同様である。
(2)事業報告書
指定管理者は、毎年度(4 月 1 日~3 月 31 日)終了後 30 日以内に次に掲げる事項を記載した
事業報告書を作成し、市長に提出すること。但し、年度の途中において指定を取り消されたと
きは、その取り消された日から起算して 30 日以内に当該年度の当該日までの間の事業報告書
を提出すること。
①施設設備等管理業務の実施状況
②施設の利用状況
③利用料金の収入及び減免状況
④事業実施状況
⑤管理に係る経費の収支状況
⑥修繕実施報告書
⑦その他、管理の実態を把握するために必要な事項
⑧自己評価
(3)月例報告
指定管理者は、毎月、前記①~⑦に係る報告書を作成し、当月分を翌月 15 日までに提出する
こと。
(4)自己評価
利用者アンケートの実施、苦情・要望等への対応を通じ、主体的な業務改善に取り組むととも
に、毎年度、管理運営に関する自己評価を実施し、事業報告書とともに市へ提出すること。
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また、市の規定する事務事業評価を行い、指定する期限までに市に提出すること。
(5)その他の業務
①市及びその他団体からの照会・調査への回答
②市への各種報告書類を含む必要な統計基礎資料の作成
③備品台帳の整備と所在の確認
④その他管理運営に必要なマニュアル作成業務
⑤その他管理運営に必要な業務
10 業務の引継ぎに関する事項
(1)業務の引継ぎ
平成 29 年 4 月 1 日から業務ができるように、職員研修等の必要な準備を行い業務の引継ぎ
を行うこと。
(2) 指定期間終了及び指定取消しによる業務終了時の引継ぎ
指定管理者は、指定期間の満了又は指定の取消しにより管理が終了したときは、市又は市が
指定する者に対して業務の引継ぎを行うこと。なお、引継ぎに係る費用は全て指定管理者の負
担とする。
11 その他注意事項
(1) 指定管理者が施設の管理運営にかかる規定・要領等を別に定める場合は、市と協議を行う
こと。
(2) 各種規定がない場合は、市の諸規定に準じて業務を実施すること。
(3) その他、本業務仕様書に記載のない事項については、市と協議を行うこと。
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