1 表と裏の出る確率が等しい硬貨を n 回投げる.このとき,表が出る回数が n の半分以上で ある確率を an とし,表が出る回数が n の半分より大きい確率を bn とする. (1) a1 ; a2 ; a3 および b1 ; b2 ; b3 をそれぞれ求めよ. (2) an ¡ bn を n を用いて表せ. (3) an を n を用いて表せ. ( 札幌医科大学 2014 ) 1 関数 f(x) を f(x) = B とする. 2 x +1 B (1) 関数 g(x) = log(x + x2 + 1) の導関数を求めよ. 2 (2) 二つの曲線 y = f(x) と y = 1 ¡ f(x) で囲まれる図形の面積を求めよ. ( 札幌医科大学 2014 ) 3 三角形 ABC に内接する半径 R の円がある.内接円と辺 BC,CA,AB との接点をそれぞ れ D,E,F とする.また ® = ÎA,¯ = ÎB,° = ÎC とする.三角形 ABC の面積を S1 ,三角形 DEF の面積を S2 とする. ¯ ° ® ; tan ; tan を用いて表せ. 2 2 2 ¯ ° ® (2) S2 を R; cos ; cos ; cos を用いて表せ. 2 2 2 ¼ 以後 ° = とする. 2 (1) S1 を R; tan S2 を sin ® と cos ® を用いて表せ. S1 S2 の最大値を求めよ. (4) S1 (3) ( 札幌医科大学 2014 ) 4 p 曲線 7x2 + 2 3xy + 9y2 = 30 上の点 (x; y) に対して,変換 W X = x cos µ ¡ y sin µ Y = x sin µ + y cos µ を考える(ただし 0 5 µ 5 ¼ とする).このとき X; Y のみたす式は 2 a(µ)X2 + b(µ)XY + c(µ)Y2 = 30 となる.ただし,a(µ),b(µ),c(µ) は µ のみにより決まる定数である.いま,b(µ) = 0 をみたす µ を µ1 とする. (1) µ1 を求めよ. (2) a(µ1 )X2 + c(µ1 )Y2 = 30 で囲まれた図形の面積を求めよ. (3) a(µ1 )X2 + c(µ1 )Y2 = 30 に内接する平行四辺形の面積の最大値を求めよ. ( 札幌医科大学 2013 ) 関数 f(x) = x cos x ¡ sin x を区間 I : ¼ 5 x 5 3¼ で考える. Z (1) 不定積分 f(x) dx を求めよ. 5 (2) 区間 I における関数 f(x) の最大値と最小値を求めよ.区間 I において f(x) = 0 をみた す 2 点を x = s; t とする.ただし s < t とする. (3) s と t は,それぞれ次の 4 つの区間 ¼5x5 2¼ 5 x 5 3 ¼; 2 5 ¼; 2 3 ¼ 5 x 5 2¼; 2 5 ¼ 5 x 5 3¼ 2 のどれに入るか. (4) x 軸の 4¼ ¡ t 5 x 5 2¼ の部分,直線 x = 4¼ ¡ t,直線 x = 2¼ および y = f(x) で囲ま れた図形の面積を S とする.また,x 軸の 2¼ 5 x 5 t の部分,x = 2¼ および y = f(x) で囲まれた図形の面積を T とする.このとき S と T の大小を比較せよ. ( 札幌医科大学 2013 ) 6 a と c は実数で a > 0 とする.また,関数 f(x) を次式で定義する. f(x) = (x2 + a)(x ¡ a2 )2 ¡ cx2 (1) 方程式 f(x) = 0 の異なる実数解の個数を求めよ. 今後,方程式 f(x) = 0 が 3 個の異なる実数解を持つ場合のみを取り扱う. (2) 方程式 f(x) = 0 の 3 個の異なる実数解を a を用いて表せ. (3) y = f(x) のグラフのうち f(x) = 0 の部分と x 軸で囲まれる図形の面積を S(a) とする. S(a) このとき lim を求めよ. a5 a!+0 ( 札幌医科大学 2015 ) 7 p を 0 5 p 5 1 をみたす実数とする.1 個の白玉と 3 個の赤玉が入っている袋があり,こ の袋から 1 個の玉を取り出して,取り出した玉に新たに白か赤の玉を 1 個加えて袋に戻す 試行を行う.ただし,この試行の際に加えられる新たな玉の色は ² 確率 p で取り出した玉と同じ色 ² 確率 1 ¡ p で取り出した玉と異なる色 とする. 例えば,p = 1 の場合,第 1 回目の試行において赤玉が取り出されると,取り出した赤 玉に加えてもう一つ赤玉を袋に戻す.そして第 1 回目の試行が終わったときには,袋の中 に 1 個の白玉と 4 個の赤玉が入っている. 第 n 回目の試行で白玉が取り出される確率を qn とする. (1) 第 n 回目の試行で新たに加えられた玉が白玉であり,かつこの白玉が n + 1 回目の試行で 取り出される確率を n; p; qn を用いて表せ. (2) qn+1 を n; p; qn を用いて表せ.ただし n + 1 回目の試行において,n 回目に入れた玉を 取り出さないという条件の下で,n + 1 回目に白玉を取り出す条件つき確率が qn と等しい ことを用いてよい. 1 とおくとき,rn+1 を n; p; rn を用いて表せ. (3) rn = qn ¡ 2 1 ,p = 1 のときの qn をそれぞれ n を用いて表せ. (4) p = 0,p = 2 ( 札幌医科大学 2015 ) 8 三角形 ABC の重心を G,内心を I とし,BC = a,CA = b,AB = c とする.また直線 AI が辺 BC と交わる点を D とする. (1) 線分 BD の長さを a; b; c を用いて表せ. (2) 比 AI : ID を a; b; c を用いて表せ. 今後,a + b + c = 1 とし,三角形 BGC の面積を S,三角形 BIC の面積を T とおく. T を a を用いて表せ. (3) S T (4) b < a < c とするとき, のとりうる値の範囲を求めよ. S ( 札幌医科大学 2015 ) 9 次の問いに答えよ. (1) 次の不定積分を求めよ. Z 1 t sin t dt Z 2 t2 cos t dt 座標平面の原点を O とする.点 A(0; 1) を中心とし半径 1 の円 C 上の x = 0 の範囲にあ ¼ ;と る点 P(xp ; yp ) に対して,線分 OP と x 軸の正の部分とのなす角を µ #0 5 µ 5 2 する.また,P における C の接線上に点 Q(xq ; yq ) を次の条件をみたすようにとる. ² yq 5 yp ² 線分 PQ の長さは,C 上の弧 OP(ただし弧全体が x = 0 に存在する方)の長さに等 しい ² P の座標が (0; 2) のときは xq = ¼ となるように Q をとる ² P が O と一致する場合は Q も O とし,µ = 0 とする (2) P の座標を µ を用いて表せ. (3) Q の座標を µ を用いて表せ. ¼ (4) P が 0 5 µ 5 の範囲を動くとき,yq の最大値と最小値を求めよ. 2 ¼ の範囲を動くとき,Q の描く曲線と y 軸および直線 y = 2 で囲まれる (5) P が 0 5 µ 5 2 部分の面積を求めよ. ( 札幌医科大学 2015 ) 10 a を 0 < a < 1 とする.座標空間の 4 点を O(0; 0; 0),A(1; 0; 0),B #0; 1 ; 0;, a 1 ; とする.また,4 点 O,A,B,C を頂点とする四面体に内接する球を 1¡a S とする. C #0; 0; (1) 3 点 A,B,C を通る平面に直交し長さが 1 のベクトルを a を用いて表せ. (2) 3 点 A,B,C を通る平面と球 S の接点の座標を a を用いて表せ. (3) 球 S の半径を a を用いて表せ. (4) 球 S の体積の最大値を求めよ. ( 札幌医科大学 2014 ) 11 1 から 4 の数字が 1 つずつ書かれた正四面体のサイコロを独立に 4 回投げ,底面に書かれ てある数字をサイコロを投げた順番に a1 ; a2 ; a3 ; a4 とする.そして,座標平面上の 2 点 を P1 (a1 ; a2 ),P2 (¡a3 ; a4 ) とする.また,原点を O と表す. (1) 点 P1 が直線 y = 2x 上にあり,かつ点 P2 が直線 y = ¡ 1 x 上にある確率を求めよ. 2 (2) ÎP1 OP2 が直角となる確率を求めよ. (3) ÎP1 OP2 が鋭角となる確率を求めよ. ( 札幌医科大学 2013 )
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