一次サンプル採取マニュアル 1223 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4E.副腎髄質ホルモン メタネフリン分画 [随時尿] metanephrine fractionation 基本情報 分析物 4E040 メタネフリン分画 識別 JLAC11 JLAC10 (暫定案) 材料 001 尿(含むその他) 測定法 204 高速液体クラマトグラフィー(HPLC) 第2章 特掲診療料 第3部 検査(1) 第1款 検体検査実施料 (生化学的検査(Ⅱ)) D008 内分泌学的検査 診療報酬 43 メタネフリン・ノルメタネフリン分画 233点 測定物 識別 0000 材料 100 尿(含むその他) 測定法 第1節 検体検査料 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する 要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 検体 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 内分泌学的検査 ⇒ 副腎髄質ホルモン ⇒ メタネフリン分画[随時尿] 検体 ⇒ 検体検査 ⇒ 随時尿検査(共通) ⇒ 随時尿検査 RI ⇒ メタネフリン分画[随時尿] オーダーボタン 検査予約 至急オーダー 検体ラベル(単項目オーダー時) 不可 ホンバン テスト 検査予約について オーダーについて 注 800 外 N60 患者の検査前準備 検体採取の タイミング O 記号 添加物(キャップ色等)・採取容器 U 丸底プレーン(白) 採取材料 ◎随時尿 採取量 9mL 測定材料 ノルメタネフリン・ 09.03 随時尿 外注2 U 採取容器について 検体採取について 酸性部分尿としてください. 2013年12月6日以降, 専用の酸性添加剤を使用してください. 検体搬送について 病棟での検体保存方法 遠心分離後の上清を凍結保存 再検査・追加検査の対応可能日数 検体到着後30日(検体量ある場合のみ) http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 1/3 @ **-****-97001* 9ml **-***-*** 一次サンプル採取マニュアル 1223 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4E.副腎髄質ホルモン メタネフリン分画 [随時尿] metanephrine fractionation 検査結果報告 測定機器 検査所要日数 4~6日 まいこネット開示までの目安 5~7日後(土日祝日を除く) 検査部門 外部委託(ビー・エム・エル) 基準値 期間 現行 基準値設定材料 随時尿 測定方法 高速液体クロマトグラフィー(HPLC) 項目 男性 51 メタネフリン(MN) *** 52 ノルメタネフリン(NMN) *** 緊急異常値 電話連絡対応 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 2/3 女性 *** *** 単位 mg/L mg/L 一次サンプル採取マニュアル 1223 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4E.副腎髄質ホルモン メタネフリン分画 [随時尿] metanephrine fractionation 臨床情報 臨床的意義 メタネフリン2分画の分画成分は, メタネフリン(MN)とノルメタネフリン(NMN)である. これらは交感神経および副腎髄質系で合成されたノルアドレ ナリン, アドレナリンなどのカテコールアミンの不活性代謝産物である. カテコールアミンが増加する疾患, すなわち褐色細胞腫や神経芽細胞腫などで, これらの尿中排泄は増加をみる. 神経芽細胞腫は主に小児 に好発の悪性の腫瘍であり, ドーパミンやホモバニリン酸(HVA), VMAの上昇を伴う. 一方, カテコールアミンは起立性低血圧症等で低値をみることがあるが, 感度や特異性の面で充分とはいえず, 一般に低値側の検査の意義 は少ない. なお, MN, NMNは他のカテコールアミンと同様, 冷暗所に酸性下で蓄尿が必要である. 保存条件が悪いと分解を受け低値となる場 合もある. 異常値を示す病態・疾患 高値を示す病態 褐色細胞腫, 神経芽細胞腫, 腎不全, 本態性高血圧症, 原発性アルドステロン症 など 低値を示す病態 Shy-Drager症候群, 家族性自律神経失調症, 起立性低血圧症 関連項目 バニルマンデル酸(VMA) 《定量》, カテコールアミン3分画 〈血漿〉, カテコールアミン3分画 〈尿〉, ホモバニリン酸(HVA) 〈尿〉 参考文献 三菱化学メディエンス株式会社 Web Page「検査項目解説」 変更履歴 2013年12月6日 2014年4月1日 2015年4月1日 2016年4月1日 URI 専用酸性添加剤採用 委託先社名変更(三菱化学メディエンス⇒LSIメディエンス) 外部委託先変更(LSIM⇒BML)(検査所要日数変更) 平成28年4月診療報酬改定 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/item/1223.html http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 3/3
© Copyright 2024 ExpyDoc