一次サンプル採取マニュアル 1171 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4F.性腺・胎盤ホルモンおよび結合蛋白 トータルHCG-β (インタクトHCG+フリーHCG-βサブユニット) chorionic gonadotropin 基本情報 分析物 4F090 HCGb サブユニット(b -HCG) 識別 JLAC11 JLAC10 (暫定案) 材料 023 血清 測定法 第2章 特掲診療料 第3部 検査(1) 第1款 検体検査実施料 (生化学的検査(Ⅱ)) D008 内分泌学的検査 診療報酬 19 ヒト絨毛性ゴナドトロピン-βサブユニット(HCG-β) 144点 測定物 H6191 HCGb サブユニット(b -HCG) 識別 0001 材料 250 血清(添加物入り) 測定法 第1節 検体検査料 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する 要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 検体 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 内分泌学的検査 ⇒ 性腺・胎盤ホルモンおよび結合蛋白 ⇒ トータルHCG(HCG-β) 検体 ⇒ 検体検査 ⇒ RI内分泌関連 ⇒ トータルHCG(HCG-β) オーダーボタン 検査予約 至急オーダー 16時30分以降翌日測定、要連絡 可 検体ラベル(単項目オーダー時) ホンバン テスト 検査予約について オーダーについて 注 800 外 N60 患者の検査前準備 急 検体採取の タイミング 記号 添加物(キャップ色等)・採取容器 F 凝固促進剤+血清分離剤(青・細) H 凝固促進剤+血清分離剤(ピンク色) 採取材料 ◎血液 ◎血液 採取量 3mL 6mL 測定材料 →血清 →血清 AIA. 09.03 血液 @ TM内泌 採取容器について 検体採取について 採取容器はオーダー項目数によって異なります. サンプル不良・量不足・採取容器違い・保存状態不適切検体不可. 検体搬送について 病棟での検体保存方法 翌日検査は遠心分離後の血清を冷蔵保存, 休日前は凍結保存 再検査・追加検査の対応可能日数 検体採取当日のみ http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 1/3 R F 3ml **-****-89032* **-***-*** 一次サンプル採取マニュアル 1171 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4F.性腺・胎盤ホルモンおよび結合蛋白 トータルHCG-β (インタクトHCG+フリーHCG-βサブユニット) chorionic gonadotropin 検査結果報告 測定機器 検査所要日数 まいこネット開示までの目安 検査部門 AIA-2000 外来至急検体は検査室到着後 180分以内, 入院至急検体は検査室到着後 約4時間以内 翌日~2日後(土日祝日を除く)(検体の性状によって約10日を要する場合があります) 中央診療棟2階検査部 基準値 期間 現行 基準値設定材料 血液 測定方法 蛍光酵素免疫測定法(FEIA) 項目 男性 01 男性 0.50 未満 01 非妊婦 01 妊婦4 - 7週 01 妊婦8 - 11週 01 妊婦12 - 20週 01 妊婦21 - 40週 緊急異常値 電話連絡対応 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 2/3 女性 0.50 未満 590 - 187000 17800 - 328000 5380 - 183000 3460 - 71500 単位 mIU/mL mIU/mL mIU/mL mIU/mL mIU/mL mIU/mL 一次サンプル採取マニュアル PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 25th Apr. 2016 4.内分泌学的検査 >> 4F.性腺・胎盤ホルモンおよび結合蛋白 1171 トータルHCG-β (インタクトHCG+フリーHCG-βサブユニット) chorionic gonadotropin 臨床情報 臨床的意義 ヒト繊毛性ゴナドトロピン(hCG: human Chorionic Gonadotropin)は胎盤紋毛で生成, 分泌される分子量約38, 000の糖たん白質ホルモンで, 胎盤機能を推測する良い指標となっている. 構造的にはα鎖とβ鎖のサブユニット(それぞれhCG-α, hCGβ)が非共有結合で結合しており, α鎖は下垂体ホルモンであるLH(黄体形成ホルモン), FSH(卵胞刺激ホルモン), TSH(甲状腺刺激ホルモン)のα鎖と共通の遺伝子, 並びにた ん白質構造を持っている. 一方, β鎖はLHと生物学的, 免疫学的な類似性はあるものの, hCGに特異的な構造部分が存在することが知られて いる. また, 妊娠以外に悪性腫療でもhCGを産生するものがあり, 中にはhCGだけでなく遊離hCGβサプユニットが存在する場合もある. 本試薬 ではβサブユニットを認識する抗体を用いており, インタクトhCGだけでなく, 遊離hCG-β サブユニットも合わせた"総hCG-β"を測定すること を特徴としている. 総hCG-βの測定は, 妊娠の早期診断及び異常妊娠や繊毛性疾患の経過観察に有用とされている. 異常値を示す病態・疾患 関連項目 参考文献 試薬添付文書 変更履歴 2016年4月1日 URI 平成28年4月診療報酬改定 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/item/1171.html http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 3/3
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