京都大学医学部附属病院 6150 一次サンプル採取マニュアル 内分泌学的検査 / 副腎髄質ホルモン PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 第3版 HVA (ホモバニリン酸) [蓄尿] homovanillic acid 基本情報 JLAC10 診療報酬 分析物 4E055 HVA(ホモバニリン酸) 識別 材料 測定法 第2章 特掲診療料 第3部 検査 第1款 検体検査実施料 生化学的検査(Ⅱ) D008 内分泌学的検査 3 ホモバニリン酸(HVA) 第1節 検体検査料 69点 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 検体 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 内分泌学的検査 ⇒ 副腎髄質ホルモン ⇒ HVA[蓄尿] 検体 ⇒ 検体検査 ⇒ 外注検査(一般) ⇒ 外注(生化2血・尿) ⇒ HVA[蓄尿] オーダー ボタン 検査予約 至急オーダー 不可 オーダーについて 患者の検査前準備 サンプル採取のタイミング 記号 添加物(キャップ色等) ヘ 茶色ボトル 検体ラベル(単項目オーダー時) ホンバン テスト 採取材料 ◎蓄尿 採取量 9mL 測定材料 注 800 外 N60 セイカ 尿量 ( ) 採血管について 検体採取について 酸性蓄尿を行ってください(2013年12月6日から専用酸性添加剤を採用). 09.03 蓄尿 @ 外注1 検体搬送について ヘ 検体保存について **-****-33001* 9ml **-***-*** 再検査・追加検査の対応可能日数 依頼日より3週間 検査結果報告 測定機器 測定方法 検査所要日数 検査部門 HPLCシステム 高速液体クロマトグラフィー(HPLC) 3~5日 外部委託(SRL) 0856 778 / 2489 京都大学医学部附属病院 6150 一次サンプル採取マニュアル 内分泌学的検査 / 副腎髄質ホルモン PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 第3版 HVA (ホモバニリン酸) [蓄尿] homovanillic acid 基準値 期間 JLAC10 現行 基準値設定材料 項目 HVA 蓄尿 男性 女性 2.1 - 6.3 単位 mg/day 2.1 - 6.3 緊急異常値 警告値 臨床情報 臨床的意義 VMAはアドレナリンおよびノルアドレナリンの最終代謝産物ですべて遊離型で尿中へ排泄される. HVAはドーパおよびドーパミンの最終代謝産物で血漿HVAの約60%は副腎などの末梢臓器由来である. カテコールアミン産生腫瘍では,尿中VMA濃度が高値を示す.クロム親和性細胞腫,特に神経芽細胞腫で尿中HVAの排泄が著しく増加する.上 気道感染症,リウマチ熱,骨髄炎などと誤診されやすい.ただし,正常範囲を示す場合もあるので,乳児期の神経芽細胞腫,6ヶ月検診時のマススク リーニングは,HVA,VMAを同時測定するのが望ましい. 異常値を示す病態・疾患 上昇する疾患 褐色細胞腫,神経芽細胞腫,悪性黒色腫,本態性高血圧症 減少する疾患 パーキンソン(Parkinson)症候群,Alzheimer病 参考文献 エスアールエル Web Page「検査項目レファレンス」 Gironi A et al:Clinical Chemistry 34-12-2504~2506 1988 重富秀一他:日本臨床53-増-520~523 1995 最終更新 779 / 2489 4th Jun. 2014
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