01EJ604 職業リハビリテーション Vocational Rehabilitation 授業形態:講義と演習 標準履修年次:1・2年次 授業時間:春学期Cモジュール,火曜日7・8時限(1単位) 担当教員:八重田 淳 目的・ねらい 職業リハビリテーションの知識,研究動向,研究手法を習得する. 授業概要 障害をもつ人々の 85%は, 「働く機会さえあれば働きたい」というアメリカの調査結果が ある.「働く機会」が十分に創造されていないのはなぜか?本講義では,リハビリテーショ ンそのものへの問いかけから始まり,働くことを手段とする職業リハビリテーションの哲 学,職業リハビリテーションの科学,海外のおける職業リハビリテーションの実践等につ いて紹介し,職業リハビリテーション領域における具体的な研究アプローチを学習する機 会を提供する. キーワード 就労移行支援、競争的雇用、就労継続支援、援助付き雇用 履修条件 特になし 成績評価方法 授業参加,レポート等により総合評価 教材・参考書・配布資料等 ・ 八重田淳:ジョブコーチ、Ⅲ 就労支援の制度と事業、『発達障害支援ハンドブック: 医療、療育、教育、心理、福祉、労働からのアプローチ』日本発達障害学会監修、金 子書房、pp.308-309, 2012 ・ 八重田淳:『職業リハビリテーションの基礎と実践』日本職業リハビリテーション学会編 (編集代表:相澤欽一、朝日雅也、小川浩、倉知延章、八重田淳),中央法規, 2012 授業計画 第1週 第2週 第3週 第4週 第5週 第7週 第8週 第9週 第 10 週 働くことによって元気になる職業リハビリテーションとは? 全国調査結果からみた職業的な障害と障害をもたらす職場 当事者の声による働きがい (Quality of working Life, QOW)の研究 職業リハビリテーションのエビデンス意識調査の国際研究 精神障害者の地域包括支援 ACT とその科学的根拠 若年性認知症と高次脳機能障害者の就労支援:日本・英国・米国・豪州 科学的根拠に基づく職業リハビリテーションの実践研究 リハビリテーション連携における就労支援 競争的雇用 v.s.福祉的就労:アウトカム研究 授業外における学習方法:職業リハ関連の各種学会研究会・勉強会等への参加 その他:欠席の場合は担当教員に事前連絡をする. 27
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