産学官による先端的な研究開発プロジェクトの事業化状況等に係る調査

平成28年4月19日
経済産業省北海道経済産業局
産学官による先端的な研究開発プロジェクトの事業化状況等に係る調査結果
~当局支援額の約1.4倍の売上高へ成長!地域で60名の雇用創出~
1.調査目的・内容(手法)
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北海道経済産業局では、大学等の技術シーズを活用した産学官の共同研究体制(コン
ソーシアム)による実用化へ向けた先端的な研究開発プロジェクトへの支援を通じて、
新事業の創出・拡大に取り組んでいます。
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これまでは、これらのプロジェクトに関して、支援後の5年間の事業化状況について
確認していましたが、6年目以降の派生的な成果も含めた事業化状況などについて、
全国で初めて調査を実施しました。
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具体的には、調査対象90プロジェクトのうち、82件からアンケートを回収し、事
業化に至った43件の中から、優れた成果が得られた12件についてヒアリングを行
いました。
2.調査結果(概要)
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半数以上のプロジェクトが事業化に成功し、それらの累計売上高は95.7億円(当局
からの支援額(委託費総額)は66.1億円)、更に10社で合計60名の新たな雇用
が生まれるなど、地域の新事業の創出に繋がっていることが確認できました。
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ヒアリングを実施した12件のうち、地域資源を活用して事業化に大きく成功した3
つの事例について、ご紹介します。
【事例1】地域の産学連携による国産小麦粉ブレンド技
術の実用化研究を通じたパン・麺類の新市場の創出
→ゆめちから等の国産小麦粉を活用した新市場を創出
【事例2】吹雪による道路の吹き溜まりや視界悪化を防
止する高性能防雪柵の開発(流体力学で雪の流れを分析)
→最先端技術を活用した翼型誘導板で道内・東北へ普及
【事例3】タマネギ成分の新たな抽出技術(BRC 製法)
によるコンディショニング食品の開発
→調味料選手権 2012 最優秀賞を契機に全国販売へ
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は主な研究開発要素
3.今後の方針
当局では、引き続き、持続的な地域のイノベーションに向けて、次世代を切り拓く挑戦
的な技術開発や産学官連携による研究開発プロジェクトに対して、公募中のサポイン事業
等を活用して、新事業の創出を通じた地域経済の活性化を推進します。