平成28年度「福祉保健部の方針」

平成28年度「福祉保健部の方針」
行動する福祉を!
■【いのち】:市民のかけがえのない「いのち」を守る
▽市内の認知症サポート医やかかりつけ医、地域連携型認知症疾患医療センターと連携し、より身近
な医療機関での医療相談体制を整え、地域での理解促進と支援体制の強化を図ります。
▽新たな福祉課題や福祉ニーズに対応するため、障がい、高齢の両事業計画と地域福祉計画を一体的
に改定し、福祉総合計画として策定します(28年度・29年度)
▽災害発生時における要援護者への支援を適切かつ円滑に実施するため、地域の支援機関と登録者情
報の共有を図るとともに、より専門性の高いサービスを必要とする要援護者を受け入れる福祉避難所
として、改修によるハード面だけでなく、その運営についても福祉避難所管理運営指針として整理し
ます。
■【くらし】:誰もが安心していきいきと暮らすことができる社会づくり
▽障がいのある人が地域で自分らしく安心して、自立した日常生活及び社会生活を営むことができる
ように、合理的配慮の普及とともに、総合的な相談支援や障がい福祉サービスの充実に取り組みま
す。
▽運動による生活習慣病の予防を図り、市民一人ひとりが主役となって自らが取り組む健康づくりへ
の積極的な参加を誘導する仕組みとして、健康ポイント制度の導入を検討します。
▽新しい総合事業を地域包括ケアシステム構築のための手段として位置づけ、平成29年4月から実
施するため、新たなサービス体制の確保と充実を図りながら事業の円滑な実施に向けた取組みを行い
ます。併せて、新しい事業者の地域福祉への参画を進めるなど、協働で取り組む新しい活動を創りま
す。
■【きずな】:地域で守り、地域で支える保健・医療・福祉施策の推進
▽障がい者の地域生活移行や就労支援等の自立支援を進めるとともに、3つの福祉作業所の統合を柱
とした障がい者の地域生活支援拠点整備の道筋をつけます。
▽平成30年度の国民健康保険制度の円滑な広域化移行に向け、医療費の適正化と、データ活用によ
る保健事業の推進等により国保会計の健全化を図ります。
▽高齢者の生きがい・健康づくりと介護予防の推進、介護サービス基盤の整備など、高齢者に対する
各施策の着実な実施に努めるとともに、新たな「保健・医療・福祉・介護の連携」創造の1年としま
す。
■【あんしん】:いのちとくらしを守るセーフティ・ネットの構築
▽こまYELL(生活困窮者相談窓口)の実績をベースとし、新たに自立相談支援の中で「子どもの学
習支援」に取り組みます。子どもの学習支援では、個別指導による学校の補習・復習、生活習慣の習
得や生活自立のための支援等、子ども自身とその保護者への支援を行います。
▽がん検診の重要性を周知し、受診勧奨を行うとともに、検診車による出張がん検診の実施や、子育
て中の女性が受診しやすいように保育士を配置することで、受診しやすい体制づくりを推進します。
▽適切な周知と丁寧な対応に努め、臨時福祉給付金等を円滑かつ確実に支給します。
■【みらい】:職員の意識改革と新しいサービスの創造
▽現行の仕組みでは対応しきれていない多様な市民の生活課題・福祉的課題等を職員一人ひとりが意
識し、NPO、民間団体等の協力を得ながら、改めて「自助・共助・公助」の視点で考え、広く連携
に努め、新しい地域の支え合いの仕組みづくりに取り組みます。
▽福祉保健部の全職員が、市役所で№1の分野を作るとともに、教育や児童部門など、それぞれの担
当の垣根を越えて協力し合います。