学習指導上の課題と改善の視点

学習指導上の課題と改善の視点
小学校【家庭】
※教科等に関すること「家庭、技術・家庭のページ」
1 2学年間を見通した指導計画及び評価計画の作成
① 実 態 の 把 握 … □指導計画や評価計画は、学習指導要領の趣旨や教科の目標及びを踏まえ、他の
教科等や家庭生活などの経験等も踏まえた時児童の実態を把握したものとなっ
ている。
②小・中学校の系統… □小・中学校の系統性に配慮し、実践的・体験的な学習活動を中心とした題材の
設定と2学年間を通して家族の一員として成長する自分を自覚させる指導計画
の工夫・改善となっている。
③評価の設定・計画… □評価の設定においては、「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参
考資料」や「埼玉県小学校教育課程評価資料」等を活用し、学習活動に即した
評価規準の設定を工夫している。
④ 食 育 の 推 進 … □家庭科における食に関する指導については、教科の特性を生かし、学校におけ
る食育の推進の中核として、一層の指導の充実を図っている。
2 基礎的・基本的な知識及び技能を習得し、生活で活用できる学習指導と評価の工夫
①生活で活用する力の育成… □基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けられるよう、実践的・体験的な活動
をとり入れている。
②問題解決的な学習… □児童自身が主体的に知識や技能を生かし、自分の考えを働かせながら工夫する
場面を設定し、生活経験や発想を大切にした指導方法や学習形態等の工夫改善
を図っている。
③言語活動の充実… □児童が製作や調理等における体験を通して、生活の中の様々な言葉を、実感を
伴って理解するようにしたり、観察や実習の際のレポート作成や考察、思考し
「換気」「ゆでる」
たことを発表したりするなどの言語活動によって、教科のねらいを確実に定着
「沸騰」などの言葉
させるように努めている。
言葉に
ふれる
目的をもって観察したり、
触れたりする直接体験
実習、実験などの実践的・
体験的な活動
様々な
驚きや
感動
言葉が生活の中で
生きた言葉へと変
化する。
実感を伴う言葉の
習得。
④家 庭 と の 連 携 … □家族の一員として生活をよりよく工夫しようとする実践的な態度を育成すると
ともに、日常生活に活用して継続的に実践できるように家庭と連携している。
⑤個に応じた指導… □児童一人一人のよさや可能性を生かすため、評価規準を明確に示し、学習状況を
多角的・継続的に評価するなどして、児童の変容や目標の達成状況を把握すると
ともに、個に応じて適切に指導している。
3 学習環境の整備と安全・衛生の管理と指導
①学習環境の整備… □「小学校教材整備指針」を参考にした教材整備(住生活実験観察教材など)
□児童の学習意欲を喚起する資料の掲示や展示、活用しやすい実験器具の配置等の
工夫により、主体的な学習活動を促している。
②安全・衛生の指導… □安全や衛生に関する指導については、「小学校家庭科安全指導の手引」(平成
14年3月県教委)を活用して、児童が自ら安全に行動しようとする態度や習慣
を身に付けさせるようにしている。
③施設・設備の管理… □児童が主体的に学習を進められるよう、施設・設備の定期的な点検及び学習前の
点検による安全管理の徹底に努めている。