PDFで読む - 日興アセットマネジメント

楽読
(ラクヨミ)
2016年4月14日
Vol.
1,086
IMFの世界経済見通し
~17年の先進国は緩慢、新興国がけん引
IMF(国際通貨基金)は、4月12日に最新の世界経済見通しを発表し、世界の成長率予測を16年は3.2%、17
年を3.5%とし、前回16年1月時点の予測からそれぞれ0.2%ポイント、0.1%ポイント下方修正しました。ただ、
各年ともに前年比で成長率が高まるとの見方は維持されました 今回の下方修正の理由としては 中国の成
各年ともに前年比で成長率が高まるとの見方は維持されました。今回の下方修正の理由としては、中国の成
長鈍化や原油価格の下落、先進国の緩慢な景気回復などが挙げられています。なお、17年以降は新興国な
どが原動力となって、回復は力強さを増す見込みとしています。
先進国の成長率見通しは、16年が1.9%、17年が2.0%に下方修正されました。全体的に金融危機の影響が
残っており、緩和的な金融政策や原油価格の下落などが内需を支えるものの、外需が弱いとしています。なお、
日本の見通しは厳しく、17年は予定されている消費増税の影響を考慮し、マイナス成長としています。新興国
の成長率見通しは、16年が4.1%、17年が4.6%に下方修正されました。ロシアやブラジルで景気が後退する
方で、インドが堅調、中国も鈍化傾向とは言え高水準の成長を続けるなど、国 とにばら きがあるとしてい
一方で、インドが堅調、中国も鈍化傾向とは言え高水準の成長を続けるなど、国ごとにばらつきがあるとしてい
ます。
また、IMFは、今後持続可能な成長を実現するためのアプローチとして、供給サイドでは構造改革に加え、財
政刺激や製品・労働市場の機能強化のための改革など、需要サイドでは低インフレ対応として緩和的な金融
政策の継続などの、国際的な政策対応が必要であるとしています。2月の20ヵ国・地域の財務相・中央銀行総
裁会議でも、「金融市場を安定させるために金融政策のみならず財政政策も積極的に利用する」との共同声明
が発表されており、各国は世界経済の着実な成長の実現に向け、引き続き様々な対応を行なうものと考えら
れます。
IMFの世界経済見通し
先進国と新興国の経済成長率推移
<白背景部分は2016年1月時点の予測との比較(%ポイント)>
世界
先進国
米国
ユーロ圏
ドイツ
日本
英国
新興国
中・東欧*
ロシア
アジア
中国
インド**
ASEAN5ヵ国***
中南米ほか
ブラジル
メキシコ
中東・北アフリカ
サハラ以南のアフリカ
南アフリカ
2014年
3.4 %
1.8 %
2.4 %
0.9 %
1.6 %
-0.0%
2.9 %
4.6 %
2.8 %
0.7 %
6.8 %
7.3 %
7.2 %
4.6
6%
1.3 %
0.1 %
2.3 %
2.6 %
5.1 %
1.5 %
2015年
3.1 %
1.9 %
2.4 %
1.6 %
1.5 %
0.5 %
2.2 %
4.0 %
3.5 %
-3.7 %
6.6 %
6.9 %
7.3 %
4.7 %
-0.1 %
-3.8 %
2.5 %
2.3 %
3.4 %
1.3 %
2016年予測
3.2 %
-0.2
1.9 %
-0.2
2.4 %
-0.2
1.5 %
-0.2
1.5 %
-0.2
0.5 %
-0.5
1.9 %
-0.3
4.1 %
-0.2
3.5 %
0.4
-1.8 %
-0.8
6.4 %
0.1
6.5 %
0.2
7.5 %
0.0
4.8
8%
0.0
0
0
-0.5 %
-0.2
-3.8 %
-0.3
2.4 %
-0.2
2.9 %
-0.6
3.0 %
-1.0
0.6 %
-0.1
2017年予測
3.5 %
-0.1
2.0 %
-0.1
2.5 %
-0.1
1.6 %
-0.1
1.6 %
-0.1
-0.1 %
-0.4
2.2 %
0.0
4.6 %
-0.1
3.3 %
-0.1
0.8 %
-0.2
6.3 %
0.1
6.2 %
0.2
7.5 %
0.0
5.1 %
5
0.0
0
0
1.5 %
-0.1
0.0 %
0.0
2.6 %
-0.3
3.3 %
-0.2
4.0 %
-0.7
1.2 %
-0.6
(2010年上半期~2017年下半期予測、前年比年率)
(%)
9
先進国
新興国
8
予測
7
6
5
4
3
2
1
0
10 11 12 13 14 15 16 17 (年)
* ロシアなど、CIS(独立国家共同体)構成国を含まない ** 年度ベース(上記各年の4月から翌年3月まで) *** インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム
(出所:IMF「World Economic Outlook, April
p 2016」)
※上記は過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
■ 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資
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