ご参考資料 マーケットフォーカス (NYダウ) 2016年4月号 市場概況・今後の見通し 【3 月の市場概況】(NYダウ・米ドル/円) 2016年4月8日 NYダウ(米ドルベース)・米ドル/円レートの推移 (2011年3月末~2016年3月末) (米ドル) 20,000 NYダウは、上昇しました。 NYダウは、米国の雇用統計などの堅調な経済指標、原油価格の上昇などで投資家心 理が改善したことや、先行きの米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が強まった ことなどから、一時17,700米ドル台に上昇しました。 18,000 米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。 米ドル/円は、月初は113円台後半まで円安・米ドル高が進みましたが、月後半はFOMC (米連邦公開市場委員会)において米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が強 まったことから一時111円台前半まで円高・米ドル安が進みました。 12,000 NYダウ(米ドルベース) ◆ 16,000 14,000 10,000 (円) 130 120 米ドル/円 ◆ 110 【今後の見通し】(NYダウ・米ドル/円) 米国の2015年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率(確報値) ※1 は伸びが減速し ました。米景気は、エネルギー部門の投資縮小や輸出の鈍化などが重石となっているも のの、製造業景況感※2 には底入れの兆しが見られることや、雇用※3 の持続的な改善な どを背景に個人消費※4や住宅市場※5は概ね回復基調を維持していることから、全体とし て緩やかな回復基調は続くと見ています。(※1:2ページ目の左図参照、※2:3ページ目 の右図参照、※3:2ページ目の右図、※4:4ページ目の左図参照、※5:5ページ目の右図 参照) 100 90 80 70 11/3 【 3 月のマーケッ トデータ】 NYダウ(米ドル) NYダウは、先行きの米利上げペースが緩やかとの見方に加え、米ドル高や原油安の 一服、企業買収や自社株買いなどの動きが下支えとなる一方、先行きの企業業績悪化 への懸念などが相場の重石となるため、下値を固める展開が続く見込みです。 米ドル/ 円 12/3 13/3 3月末 2月末 17,685.09 16,516.50 112.68 113.62 14/3 騰落率 15/3 最低 16/3 (年/月) 最高 7.08% 16,865.08 17,716.66 ▲0.83% 111.17 113.96 ※対顧客電信売買相場仲値(本邦営業日ベース)、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高 ◆【 4 月の予想レンジ 】 米ドル/円は、日本の公的年金などの外債投資の動きなどが円安・米ドル高基調を下 支えするものの、米国の利上げペースが緩やかとの見方や地政学リスクの高まりなどを 受けてリスク回避の動きが強まる場面も想定され、上値の重い展開を見込みます。 NYダウ(米ドル) 16,500-18,500 米ドル/ 円 108円-118円 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/8 ご参考資料 米国経済① ○2015年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率(確報値)は前期比年率+1.4%と7-9月期の同+2.0%から伸びが減速した。 ○3月の失業率は前月比0.1%悪化の5.0%、同月の非農業部門雇用者数は前月比で21万5,000人増加した。 雇用状況 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2010年10-12月期~2015年10-12月期、四半期) (%) 8 6 (万人) 50 (2011年3月~2016年3月、月次) (%) 10 40 9 30 8 20 7 10 6 4 2 0 -2 純輸出* -4 民間企業設備 公的需要 民間在庫品 民間住宅 5 0 非農業部門雇用者数前月比(左軸) 民間最終消費支出 失業率(右軸) 実質GDP成長率 -10 -6 10/4Q 11/4Q 12/4Q 13/4Q 14/4Q 15/4Q (年/期) *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※4Qは10-12月期を意味し、例えば10/4Qは2010年10月から12月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)米商務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 4 16/3 (年/月) ※16/2、16/3は暫定値。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/8 ご参考資料 米国経済② ○2月の鉱工業生産は前月比▲0.5%と2ヵ月ぶりにマイナスとなった。 ○3月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は前月比+2.3ポイントの51.8と、2015年9月以来6ヵ月ぶりに50を回復した。 鉱工業生産指数 (%) 2 ISM景況指数* (2011年2月~2016年2月、月次) 110 (2011年3月~2016年3月、月次) 65 前月比(左軸) ISM製造業 鉱工業生産指数(右軸) ISM非製造業 60 1 100 55 0 90 50 80 -1 11/2 12/2 13/2 14/2 15/2 16/2 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 45 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 (年/月) *ISM景況指数:ISM(米供給管理協会)が発表する企業の景況感を示す景気転換の 先行指標。購買担当責任者に前月と比較しどう変化したかをアンケート調査し結果 を指数化したもので、50を景気の拡大・後退の分岐点としている。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/8 ご参考資料 米国経済③ ○2月の小売売上高は前月比▲0.1%と2ヵ月連続でマイナスとなった。 ○3月の消費者マインド(確報値)は前月比▲0.7ポイントの91.0と3ヵ月連続で低下したが、概ね高水準を維持している。 消費者マインド * 小売売上高 (%) 3 (2011年2月~2016年2月、月次) (億米ドル) 4,600 2 4,400 1 4,200 (2011年3月~2016年3月、月次) 100 90 80 4,000 0 70 -1 3,800 -2 3,600 60 前月比(左軸) 小売売上高(右軸) 3,400 -3 11/2 12/2 13/2 14/2 15/2 16/2 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 50 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 (年/月) *消費者マインド(ミシガン大学消費者信頼感指数):米ミシガン大学が調査・発表し、 1966年を100として指数化したもの。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/8 ご参考資料 米国経済④ ○1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)は前年同月比+5.75%と前月から伸びが加速した。 ○2月の住宅着工件数は前月比+5.2%の年率換算117.8万件、同月の中古住宅販売件数は前月比▲7.1%の年率換算508万件となった。 住宅価格* (%) 20 住宅着工件数と中古住宅販売件数(年率換算) (2011年1月~2016年1月、月次) 190 (万件) 160 前年同月比(左軸) (2011年2月~2016年2月、月次) (万件) 600 住宅着工件数(左軸) 住宅価格(右軸) 中古住宅販売(右軸) 15 180 140 550 10 170 120 500 5 160 100 450 0 150 80 400 -5 140 60 350 -10 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 130 16/1 (年/月) *住宅価格:S&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 40 11/2 12/2 13/2 14/2 15/2 300 16/2 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/8 ご参考資料 米国経済⑤ ○2015年10-12月期の企業利益(年率換算)は前年同期比▲11.48%の減益となった。 ○NYダウのPERやPBRは、過去10年(2006年3月末~2016年3月末の日次データ)における平均をやや上回る水準にある。 NYダウの実績PER*1とPBR*2 企業利益(年率換算) (兆米ドル) 2.5 (2005年10-12月期~2015年10-12月期、四半期) (倍) 25 (2006年3月末~2016年3月末、日次) 実績PER10年平均(左軸) 実績PER(左軸) PBR10年平均(右軸) PBR(右軸) (倍) 7 2.0 20 6 1.5 15 5 1.0 10 4 0.5 5 3 0.0 05/4Q 07/4Q 09/4Q 11/4Q 13/4Q 15/4Q (年/期) ※4Qは10-12月期を意味し、例えば05/4Qは2005年10月から12月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0 06/3 08/3 10/3 12/3 14/3 2 16/3 (年/月) *1:実績PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益 *2:PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たり純資産額 ※実績PER10年平均、PBR10年平均はグラフ期間の日次データを使用して算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 6/8 ご参考資料 米国金利・為替 ○米10年国債利回りは、先行きの米利上げペースは緩やかとの見方が強まり、月間では概ね横ばい推移となった。 ○米ドルは、英ポンド、ユーロや豪ドルに対して下落するなど弱含みの展開となった。 対米ドル為替 10年国債利回り (%) 5 (2013年3月末~2016年3月末、日次) オーストラリア 米国 ドイツ 日本 4 (米ドル) 1.75 (2013年3月末~2016年3月末、日次) 米 ド ル 安 1.50 3 1.25 2 1.00 1 0.75 0 米 ド ル 高 英ポンド ユーロ 豪ドル -1 13/3 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9 16/3 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0.50 13/3 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9 16/3 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 7/8 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 8/8
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