北洋新聞 15年 連 続 仕 送 り 減

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第728号
平成28年4月8日(金)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
[email protected]
2015年に首都圏の私立大に入学した下宿生への仕送り
は15年連続減少の月額8万6,700円で、過去最低を更新
したことが、東京私大教連の調査で分かった。調査は20
15年5〜7月に実施し、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈
川にある16大学の新入生の保護者4,568人が回答した。
仕送りは、前年度より1,800円減り、ピークだった199
4年度の12万4,900円から3割以上減った。家賃は、ピー
クだった2012年度の6万1,800円からわずかに減少し、
6万1,200円だった。仕送りから家賃を引いた生活費は
1日当たり850円で、過去最低となった。
一方、敷金や生活用品費など、下宿開始時にかかる費
用は578,200円で、家賃を合わせると4年間で約350万円
に達する。世帯年収が低迷する中、自宅通学と比べると
負担が大きい。
札幌から首都圏への若者の流出は、大学進学時に多い。
首都圏で大学生活を送ると、卒業後にUターン就職しに
くくなる一面もある。逆に、札幌市内の大学に進学すれ
ば、人口流出を防げるうえ、大学生を持つ家庭の負担軽
減にもつながる。
高校生に、「首都圏の大学生活の悲惨さ」を伝えるこ
とが、有効な人口減対策になるかもしれない。ゴキブリ
がいないのも札幌の魅力だろう。
景況感の悪化を見ると、この流れも避けられない
と考えます。
自分が今度仕送りする側にな
ると思うと、切実な問題です。
年連続仕送り減
15
|経済
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平成28年4月8日(金)
北洋新聞
サツドラ好調
11ヶ月連続増
ツルハが発表した月次営業速報(毎月15日締め)によると、3
月の既存店売上高は前年同月比プラス7.2%で、11ヶ月連続の大
幅増となった。。
一方、サッポロドラッグストアーの既存店売上高は同11.0%増
で、同じく11ヶ月連続のプラス。増加率でツルハを上回り、好調
が続いている。
日用品の買いだめには限界があることから、「増税の影響は一
時的」との予想が有力で、増税不況から脱したようだ。ただし、
売上回復は日用品など一部の業種に限られており、不要不急と言
われる共用娯楽や服飾などへの支出は減少している。
特に住宅などの高額商品は、年明け以降も顧客の動きが鈍く、
反動減の影響が長期化しているようだ。物価上昇に賃金が追い付
いていないとの指摘も深刻だ。
吉野家苦戦
客数大幅減少
牛丼チェーン大手3社の3月の販売実績が発表された。
「すき家」は牛丼と豚汁などのセット商品の値引きキャンペー
ンが好評で、3月の既存店客数は0.3%減だったものの、同売上
は4.0%増だった。また、セットを注文する人が増えたことなど
から、客単価は4.3%増だった。
ことから、客単価の低下が予想されるが、客数は大幅に増えそう
だ。
「吉野家」の既存店売上高は3.0%減と2ヶ月ぶりにマイナス
に転じた。客数はマイナス4.6%の大幅減だった。昨年12月に牛
牛丼並盛にみそ汁が無料でセットとなる松屋フーズの「松屋」
丼並盛を380円と80円値上げた影響で、客単価は1.6%アップした。 は売上高2.1%増、16ヶ月連続のプラスとなった。松屋は3社の
吉野家は、4月から豚丼を4年ぶりに復活させた。牛丼より安い 中で唯一、売上増が続いている。客数も1.0%増だった。
|不動産
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平成28年4月8日(金)
北洋新聞
オフィス仲介の三鬼商事が発表した3月末の札幌ビジ
ネス地区のオフィス平均空室率は、前月末から0.08
ポイント改善し4.91%だった。
8ヶ月連続で改善し、2ヶ月連続で5%台を下回った。
前年同月比では2.06ポイントの大幅改善となる。
3月は、テナントの動きが少なく小幅な低下となった。
成約の規模が小さかったことから、札幌ビジネス地区の
空室面積は1ヶ月間で500坪の減少にとどまった。
駅前通・大通公園地区は、小規模な拡張傾向があり、
空室率は0.30ポイント改善し3.75%。ついに3
%台に突入した。駅前東西地区は再募集があり、空室率
が小幅に上昇。空室率は0.02ポイント悪化し、3.
90%だった。創成川・西11丁目地区は大きな動きがな
いものの、新規需要などがあり、空室率は0.07ポイ
ント改善し7.20%だった。
北口地区は、集約に伴う小幅な解約があり、空室率は
0.05ポイント悪化の3.20%だった。札幌ビジネ
ス地区で最も低い。
平均賃料は、前月比2円上がって8,199円(坪当
たり)だった。3ヶ月連続のプラスで、前年同月比でも
16円の上昇。中期的には横ばいが続いている。今後も、
賃料相場は「横ばい」で推移しそうだ。また、長期的に
は空室率改善の傾向が続いているため、オーナーの収入
は増えていると見られる。
駅前東西地区は、前月比プラス11円の8,599円。
前年同月比プラス66円で、長期的には賃料が上昇して
いるエリアだ
賃料は横ばい
オフィス空室率
2ヶ月連続4%台
|娯楽
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平成28年4月8日(金)
北洋新聞
また、4月2日に行ったウェンブリーアリーナ公演
では、ウェンブリーアリーナ史上歴代1位となるグッズ
販売の売上を記録したことも明らかになり、イギリス
での異例の数字を叩き出している。
2年ぶりにリリースしたニューアルバム「METAL RES
ISTANCE」は、日本では世界同時発売を迎えた1日付け
のオリコンアルバムデイリーランキングで1位を獲得、
週間でも2位にランクインし、前作「BABYMETAL」を大 位、メタルアルバムチャート1位にランクインし、Ama
幅に上回る132,881ptを記録した。さらに、iTunes Sto zon USAではアルバムチャート1位にランクイン。また、
reでも週間アルバムランキング1位にランクインする 2日に日本人アーティスト初のウェンブリーアリーナ
なか、アメリカやイギリスでも好成績を記録している。 でワンマンライブを行ったイギリスではiTunes Store
総合アルバムチャート7位、メタルアルバムチャート
アメリカではiTunes Store総合アルバムチャート3 1位にランクインしている。
世界同時発売で
4月1日世界同時発売となったBABYMETALの「METAL
RESISTANCE」が、イギリスのOfficial Albums Chart T
op 100に日本人アーティスト史上初となる初登場7位
でランクインした。