ご参考資料 マーケットレポート 2016年1月19日 2015年の訪日外客数は1,974万人 ~ 前年比+47.1%増加、過去最高を更新 ~ 日本政府観光局は1月19日、昨年12月の訪日外客数(訪 日外国人旅行者数)を発表しました。2015年通年では前年 比+47.1%の約1,974万人となり、過去最高を更新しました。 2015年は中国からの訪日旅行者数が全体の約1/4を占 め、前年比で倍増となりました。このほか香港、韓国、台湾、 アセアン諸国などアジアからの訪日旅行者数が大幅な伸 びを示しました。 また2015年の出国日本人数は約1,621万人となり、1970 年以来、45年ぶりに訪日外客数が出国日本人数を上回り ました。 12月は韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、 オーストラリアなどが単月で過去最高を記録しました。12 月は韓国が約41.6万人となり、11ヵ月ぶりに中国(約34.7 万人)を上回りました。中国も12月の前年同月比伸び率は +82.7%と11月の+75.0%から加速し、底堅い推移が続いて います。 訪日外客数の推移 200 (2012年1月~2015年12月、月次) (万人) 総数 中国 150 100 50 0 (年/月) 12/1 13/1 14/1 15/1 ※2015年1月~10月暫定値、2015年11月~12月推計値 (出所)日本政府観光局のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネ ジメント作成 今後の見通しについて 2015年の訪日外客数は前年比で約632万人増加しましたが、そのうち41%相当の258万人は中国人旅行者によるも のでした。今後の中国人旅行者の増加ペースは2015年より穏やかなものになりそうですが、所得水準の向上による 海外旅行ブームに加え、日本製品に対する根強い信頼感や割安感を背景に中国人客は底堅い伸びが続きそうです。 また足もとの中国人旅行者の約6割は初めての訪日であり、3割強の韓国、2割弱の台湾と比べて、再訪問客への期 待もできそうです。 一方、本日発表された中国の2015年10-12月期実質GDP成長率は前年同期比+6.8%と前期から▲0.1%伸びが鈍 化しました。景気減速傾向に加え昨夏以降の株式市場の下落などの悪影響が懸念されますが、2015年10-12月期の 「訪日外国人の消費動向」(観光庁)によると、中国人の1人当たり旅行支出総額における買物代は163,928円と、前期 比+14.1%(前年同期比+18.7%)の増加となっています。当面はこうしたインバウンド消費が国内消費の下支え役と なる状況が続きそうです。 以上 訪日外客数の内訳 国・ 地域 2 0 1 4 年1 2 月 ( 人) 2 0 1 5 年1 2 月 ( 人) 前年比 ( %) 構成比 ( %) 2 0 1 4 年1 月~1 2 月 ( 人) 2 0 1 5 年1 月~1 2 月 ( 人) 前年比 ( %) 構成比 ( %) 合計 1,236,073 1,773,100 43.4 100.0 13,413,467 19,737,400 47.1 100.0 中国 韓国 台湾 香港 アセアン※ インド 189,973 270,903 211,986 106,236 216,859 6,047 1,002,004 73,539 37,609 122,921 347,100 415,700 265,800 157,400 283,100 6,700 1,475,800 89,900 49,400 158,000 82.7 53.4 25.4 48.2 30.5 10.8 47.3 22.2 31.4 28.5 19.6 23.4 15.0 8.9 16.0 0.4 83.2 5.1 2.8 8.9 2,409,158 2,755,313 2,829,821 925,975 1,602,262 87,967 10,610,496 891,668 302,656 1,608,647 4,993,800 4,002,100 3,677,100 1,524,300 2,069,800 103,200 16,370,300 1,033,200 376,200 1,957,700 107.3 45.3 29.9 64.6 29.2 17.3 54.3 15.9 24.3 21.7 25.3 20.3 18.6 7.7 10.5 0.5 82.9 5.2 1.9 9.9 小計 米国 オーストラリア その他 ※アセアンは、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムの6ヵ国の合計 (出所)日本政府観光局のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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