田っ中人権宣

田っ中人権宣言
【前
文】
この宣言は、私たちが本音を出し合い、もっと深い所から思いやり、心配し合える仲間どうしの
絆を作り上げるために作られたものである。私たちがこれまでに作り上げてきたものは、はかるこ
とのできない、数えることのできないものばかりである。
ここ(田っ中)には、他にはない、人を思う気持ち、友達のことを自分のこと以上に真剣に考え
られる、そんな優しい気持ちがつまっている。全部が良いとは言えないが、足りないものに気づき、
なおそうとすることができる私たちだからこそ、それを大切にしていき、いつの時代でも、今と同
じように暖かい雰囲気のある田っ中であってほしい。
私たちは、何度も『本気』と『本音』でぶつかり合い、励まし合い、認め合ってきた。この宣言は、
仲間とつながり合うことが、どれだけ幸せかを知っている私たちから、田っ中の後輩たちに受け継
いでもらいたいという願いが込められたものである。
【団結力】
団結力とは、人と人で作り出すことのできる「最高の力」である。一人一人の力が一つの大きな
力となり、一人では乗り越えることのできない壁も、団結力があれば乗り越えることができる。
団結力は信じることのできる仲間がいるからこそ、生まれるものである。
【本音をだすこと】
「本音をだすこと」をいやがる人がいる。一人になりたくないから、もめごとがいやだから…。
でも本音をださないと何もわかり合えないし、伝わらない。本当の友達なんか絶対なれない。
自分の気持ちを閉じこめていては、何もはじまらない。ぶつかり合うことから逃げるのは、自分
に負けることなんだ。思いを伝えないと、本物なんかなれない。だから言うんだ。嫌いだから言う
んじゃない。好きだから言うんだ。
「本音をだす」ということは、「友達を大切にすること」だ。きっと今まで以上の仲になれる。
時間はかかってもいいから勇気を出して。大切な大切な友達だから。
【あいさつ】
「あいさつ」は人と人との心をつなぐ、一番最初に使う言葉。「あいさつ」は、人とのコミュニケ
ーションをとる大事なもの。だかだこそ、あいさつをしあうことが大切である。
「あいさつは」は、心からつながる第一歩。
【話し合い】
お互いのことをわかり合うためには、心のふれあいが大切である。誰でも必ず心の優しいものを
もっている。また、自分とは違う考え方もある。わかり合おう、お互いのことを。そのためには、
話し合いを大切にし、どんな小さなことでも心で受け止め、心からつながろう。
話し合いをして、みんなの心を一つにしよう。
【勉
強】
勉強とは、数字や理科といった教科だけを学習することだけではない。真の勉強(学習)それは、
人の心を思いやる力を身につけることだ。人の心を思いやるためには、教科で身につける理解力・
判断力は欠かせない。だからこそ、学校での教科学習を一生懸命がんばることが必要なのだ。
【物を大切にする】
校内の色々な物に心ないイタズラがされている。全ての物の傷は人の心までをズタズタにする。
ズタズタにされた物の傷より、もっと深い「心の傷」を作ってしまう。
考えよう。物を大切にすることは、人を大切にすることなのだから。
【友
達】
友達とは悲しい時、その辛さを半分にできる関係。そして、何でも一緒に乗り越えていける関係。
友達とは楽しい時、その喜びを2倍にして一緒に喜び合える関係。そして時には、ぶつかり合え
る関係でもある。だから、色々な時を一緒に感じれる。いつも一緒にいたいと思う。
友達とは、支え合い、同じ時を共有できるかけがえのない存在なのである。