ヒューマニズム論Ⅴ 講 義 必 修 0.5 単位 5 講 5 年 前期 1 クラス Humanism Ⅴ 科目担当者 古田 精一 授業概要 医療人に必要な医療倫理を学ぶ。 一般目標 1. 倫理的問題に配慮して主体的に行動するために、生命・医療に係る倫理観を身につけ、医 (GIO) 療の担い手としての感性を養う。 1. 科学技術の進歩、社会情勢の変化に伴う生命観の変遷について概説できる。 2. 医療の進歩に伴う倫理的問題について説明できる。 3. 重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を 討議することができる。。 4. 患者の自己決定権とインフォームドコンセントの意義について説明できる。 到達目標 5. 知り得た情報の守秘義務と患者等への情報提供の重要性を理解し、適切な取り扱いができ る。 (SBO) 6. 臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言等)について説明できる。 7. 「ヒトを対象とする研究において遵守すべき倫理指針」について概説できる。 8. 医療の進歩(遺伝子診断、遺伝子治療、移植・再生医療、難病治療など)に伴う生命観の 変遷を概説できる。 9. 死に関わる倫理的問題(安楽死、尊厳死、脳死など)の概略と問題点を説明できる。 区 分 項 目 授 業 内 容 1 1. 序論 1. 授業の目的と進め方 2. 基本倫理と時事倫理 (対応 SBO 1,2) 2 1. 倫理理論 1. 患者の基本的権利と自己決定権 (対応 SBO 2,8,4) 3 1. 現代医療と倫理問題 1. 人の誕生、死、臓器移植、遺伝医療、再生医療などに関わる 倫理問題 (対応 SBO 8) 4 1. 生殖への医学的介入、薬剤師としての態度 2. 薬と先天異常 1. ケーススタディー (1) 3. 患者の基本的権利と自己決定権 (対応 SBO 3,4,5,) 5 1. 医療現場で研究を行う際の倫理的問題 1. ケーススタディー (2) 2. 研究を行う際の他職種との連携 (対応 SBO 6,7) テキスト 参考書 講義プリント 松田 純 松田 純 他編「薬剤師のモラルディレンマ」(南山堂) 他編「こんなときどうする? 在宅医療と介護 ケースで学ぶ倫理と法」(南山堂) 成績評価 定期試験(100%)により評価する。 科目担当者 教員室:B522、メールアドレス:furuta-s(at)hokuyakudai.ac.jp との連絡 *(at)は@に置き換えてください。 事前学修・ 1. 講義の終了時に次回講義の際の参考になる課題を出すので、次回講義までにその課題に 事後学修 関連科目 備 考 対して各人の考えをまとめておくこと。 ヒューマニズム論Ⅲ 1. 講義プリントを配付する。授業の進行は主にプリントにしたがって行う。
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