(北海道・東北予選)総評 - 北海道ラグビーフットボール協会

第 35 回東日本中学生ラグビーフットボール大会(北海道・東北予選)総評
去る 10 月 10 日(土)、11 日(日)に北海道函館市根崎公園ラグビー場を会場にして東
日本中学生ラグビーフットボール大会の1、2回戦が開催された。
北海道での開催は初めてと言うことと、台風 23 号の接近もあり、不安を抱えての開催で
あったが、台風の影響も予想以上になく、また、北海道ラグビーフットボール協会方々始
め、函館ラ・サール高校ラグビー部員の協力により、スムーズな大会運営であった。
一日目、1回戦第一試合の「滝沢南中学校(岩手)」対「山形第一中学校(山形)」は、
滝沢南が大型 FW を前面に出し、
サイドアタックを中心とした攻撃で 24 対 5 と前半をリー
ドした。後半は、山形一の展開ラグビーで 10 点差まで追い上げるも、試合全般を通して、
大事な場面でのタックルミスが山形一に目立ち、29 対 19 で滝沢南が勝利した。滝沢南の
1番(鈴木玲央:184cm85kg)は、突破力も有り、注目すべき選手である。
2回戦第二試合の「将軍野中学校(秋田)」対「函館ラ・サール中学校(北海道)」は、
個々の体格と技術に勝る将軍野が素早い攻撃でラインブレイクし、タックルされても倒れ
ないフィジカルの強さでオフロードを重ね、前半を 15 対 0 とリードした。後半は体格で劣
る函館ラ・サールが BK 渡邊の相手ディフェンスのアングルを変えた有効なラインブレイ
クや、前半で手応えを感じていた縦に長くコンパクトなモールでトライを奪い、試合の主
導権を握り反撃に応じるも、将軍野 SO 土井のキックでエリアマネージメントされ、20 対
14 で辛くも将軍野が逃げ切った。将軍野の1番(金森栄人:174cm96kg)の体格を生かし
た攻撃力や4番(佐藤航太:170cm68kg)のリロードからのボールへの反応とアタッキン
グ能力、7番(土井恵太:176cm76kg)の冷静な試合運びなどが、注目選手として挙げら
れる。また、函館ラ・サールの 12 番(渡邊辰之介:163cm60kg)は小柄だが、スピード溢
れるランやステップ、スペースを攻める判断力に優れており、注目すべき選手である。
二日目の3位決定戦は、山形一中と函館ラ・サール中の対戦となったが、危なげない試合
運びで終始試合をリードした函館ラ・サールが相手を無得点に抑え 42 対 0 と完勝した。
決勝戦も将軍野中が個々のフィジカルの強さ、速い仕掛けと機動力で滝沢南中を圧倒し、
46 対 0 と完勝した。
今大会では、先に述べた注目選手の他にも多数の有望な選手がおり、彼ら世代の北海道、
東北の高校ラグビー界の活躍が、今後楽しみである。また、選手全体が小柄ながらチーム
プレーが徹底されて戦っていた函館ラ・サール中学の戦いぶりは、
中学ラグビーに携わる指
導者にとって参考になったと思われる。
大きな怪我や事故等もなく無事大会を終えることができ、運営に携わってくださった関
係者各位に感謝したい。
関東ラグビーフットボール協会
普及育成委員会中学校副部門長
保坂
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智