雪うさぎVer4 No11

医療生協わたり病院
全国の仲間に支えられて…
わたり病院医師支援
ニュース Ver.4
「雪うさぎ」は、春を告げ、農民に種まきを知らせる「吾妻小富士」の雪形、「福島の春」を象徴します。
医師支援が終わり大変になるかもしれません。乗り越えることを期待します。
金城 達也先生(福岡民医連・千鳥橋病院)
福島は初めてですか。印象はいかがですか
福島もですが東北自体初めて来ました。もう少し田舎かなと思って来ましたが駅周
辺は栄えているなという印象です。除染作業員が大阪で事件を起こしたこともあって
タクシーの運転手さんから除染のことなど聞く機会がありました。
被災地などの視察も行かれたとのことですが
川俣町の仮設住宅に暮らす被災者の方たちにお話を伺いました。思っていたよりも
お元気で楽しくされて漬物などのお土産までいただきました。仮設住宅も想像したプ
レハブと違って綺麗でした。
山木屋地区のご自宅をお訪ねしました。車中で放射線量を測って移動して行きましたが、ご自宅に近付
くにつれてどんどん数値が上がっていきましたた。眼には見えませんが放射線量が高いまま残っていて驚
きました。地域も広大でたいへんなことだと感じました。
支援の経緯をお聞かせください
千鳥橋病院のなかで今年福島に支援に行ける医師の募集がありました。経験を積んで支援に行ける人が
いないかということで私に話がありました。福島の現状はどうか興味があり、一度も行ったことのないこ
ともあって来させていただきました。
支援をしての感想をお聞かせください
外来の診療単位は新患など7つ、当直も3回ありましたが入院で受け持つ患者さんが少なく時間的には余
裕があり学習など有効に使うことができました。患者さんは穏やかな人という印象です。
私は初期研修を愛知、後期研修は沖縄でした。沖縄では八重山や久米島の離島の病院勤務の際に入院も
紙カルテだったので久しぶりでした。電子カルテは病院によって違うのでオーダーは苦になりませんでし
た。研修医とは木村先生と患者さんを持ちました。当直も木村先生と担当しましたが忙しいとき頑張って
もらって助かりました。医局は明るい雰囲気、研修医が元気で上級医も優しそうで明るい印象です。一緒
に受け持った木村先生が「大動脈解離」症例にしっかり治療されていました。医師支援は終了します。外来
枠などたいへんになるかもしれませんが乗り越えることを期待します。
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金城達也先生ご支援ありがと
うございました。
<これからの支援予定>
9/13~9/19
2週間の支援の間、外来・病棟・
当直に研修医への助言と本当に
お疲れさまでした。
医療生協わたり病院
那須
西澤
9/24~10/2
河村
徹也医師(京都
寛貴医師
京都民医連中央病院)
裕美医師(大坂
2015年9月18日
耳原総合病院)
発行
No.11
〒960-8141
電話 024(521)2056
福島市渡利字中江町34
FAX 024(521)1979
http://watari-hp.jp/
これが「雪うさぎ」(雪形:別名「種まきうさぎ」)