雪うさぎVer4 No8

医療生協わたり病院
全国の仲間に支えられて…
わたり病院医師支援
ニュース Ver.4
「雪うさぎ」は、春を告げ、農民に種まきを知らせる「吾妻小富士」の雪形、「福島の春」を象徴します。
病院全体で研修医を育てるということ、これからも続けてください
新井 勇亮先生(新潟民医連・下越病院)
福島は初めてですか。印象はいかがですか
学生時代にサッカー部で東日本医科学生総合体育大会に来て以来です。大学・部活と
も、わたり病院外科の佐藤祐治先生の後輩にあたることをこちらに来て知り不思議な縁
を感じます。患者さんのなかでも仮設住宅から来ている人がいました。
支援の経緯をお聞かせください
新潟民医連から下越病院に2週間の支援要請がありました。太田雄輔医師と二人で1
週間ずつという分担で伺いました。私は糖尿病・内分泌外来を研修するため4年ほど外
で研修をして昨年10月に下越病院に戻ってきました。足の治療がメインのカテーテルをしています。糖
尿病内科としては2人の女医さんと3人体制です。研修先の坂総合病院ではわたり病院の支援に来られた
先生にもお会いしました。宮城でも震災後の大変さを感じ、支援の話があればぜひ来たいと思っていまし
た。
支援をしての感想をお聞かせください
外来の紙カルテと電子カルテの併用は大変だなと感じました。こちらに来ていっぱい字を書きました。
救急・外来は土地柄は違いますが下越病院と似ていると感じました。地域の一般病院として地元の人が
困ったら来る、という印象を持ちました。言葉の問題は聞きづらそうな様子だと看護師さんが通訳してく
れて助かりました。入院患者は3人持っています。一人は研修医の村井先生と受け持っています。こちら
は1年目の研修医が3人もいて羨ましいです。当直が研修医の三保先生と一緒です。勉強も一生懸命頑
張ってやっているな、という印象です。研修医カンファレンスを拝見しましたが、厳しくミッチリやって
いて自分のところでももっとやらなくてはと思いました。若い先生が来るのは素晴らしいことです。若い
先生が来ると上の先生もしっかり教えようとします。研修医は病院全体で育てるのが良いです。下越病院
を選んだのもそうしたことで、患者さんの接し方、見方や手技など教えてくれる看護師さんが最初の良い
先生でした。パラメディカルの方も遠慮せず意見を述べてくれます。ここもそのようですね。
最後に職員へのメッセージをお願いします
大変ななか、地域の支えとして頑張るみなさんにお手伝いできることがあれば協力いたいと思います。
新井勇亮先生ありがと
下越病院外観
<これからの支援予定>
うございました。
8/2~8/15
研修医とも救急・病棟のほか
8/16~8/30
カンファランスなど関わって
8/31~9/4
奥野開斗医師(東京
伊藤
金城
洋医師(福岡
立川相互病院)
千鳥橋病院)
達也医師(福岡
千鳥橋病院)
いただき感謝します。
医療生協わたり病院
2015年8月5日
発行
No.8
〒960-8141
電話 024(521)2056
福島市渡利字中江町34
FAX 024(521)1979
http://watari-hp.jp/
これが「雪うさぎ」(雪形:別名「種まきうさぎ」)