医療生協わたり病院 全国の仲間に支えられて… わたり病院医師支援 ニュース Ver.3 「雪うさぎ」は、春を告げ、農民に種まきを知らせる「吾妻小富士」の雪形、「福島の春」を象徴します。 大変な環境でも明るく働くみなさんは素晴らしいです。共に頑張りましょう 森 聡先生(長野民医連・諏訪共立病院) ご支援ありがとうございました。福島に来られての印象はいかがですか 長野でも立川でも福島の情報は減っている印象です。宿泊しているホテルの前には除染情 報プラザと福島環境再生機構の事務所があり、NHKや地方紙は最初に原発の情報を報道し ています。福島では日常の中に原発事故が続いている印象を強く持ちました。東京や長 野にいては福島の原発事故の問題は薄れていると感じます。「今もあえて報道するもの か」という雰囲気が福島県外にはあるのではないでしょうか。 支援の経緯をお伺いします(先生は立川相互病院で専門研修中のなか支援に来ていただきました) 震災の時に東北支援の要請がありました。学生時代にいろいろ活動していた全国の仲間が 『坂病院に支援に行った』という情報をもらうたび被災地の支援に行きたいという希望はありました。自分の病院で は内科医の体制が厳しく支援は難しかったのですが、立川相互病院に支援の話があったので決意しました。 先生は専門研修とのことですが 専門研修に1年出させていただき呼吸器を勉強しています。諏訪に戻ったら一般内科をやりつつ呼吸器を得意と する医師になることになります。 支援で感じられたスタッフや電子カルテのこと、医局や研修医のことなどお聞かせください こちらの電子カルテは使いやすいと感じました。諏訪では2012年に紙カルテから電子カルテに移行したので紙カル テとの併用も経験しています。電子カルテも慣れていけば大丈夫かと思います。研修医をみんなで良い医師にしよ うとする感じがとてもいい印象に映りました。内科カンファランスもみんなで良い医師にしようとしていますし、研修医 自身すぐに聞きに行くのもいいです。支援医師の私にも聞きに来ます。研修医は支援で来る何十人という医師に関 われます。 最後に職員へメッセージをお願いします 原発事故が終息せず放射線の問題がとなりにある環境のなか患者を診ていること、しかも明るく働いていることは 素晴らしいと感じました。民医連はひとつです。ともに頑張っていきましょう。 <支援をいただいた先生> 5/19 ~ 5/24 森 聡先生 (諏訪共立病院、立川相互病院で専門研修中) <これから支援をいただく先生> 朝の新入院カンファの様子 5/25~5/31 笹本まどか先生(甲府共立病院) 6/1~6/7 田中久善先生(川崎協同病院) 朝礼での森聡先生と国井綾研修医 医療生協わたり病院 2014年5月28日 発行 No.3 〒960-8141 電話 024(521)2056 福島市渡利字中江町34 FAX 024(521)1979 http://watari-hp.jp/ これが「雪うさぎ」 左上が耳です。
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