閉じる 2015.9.8 05:00 【明美ちゃん基金ミャンマー医療団】ミャンマー医療団の活動が本格スタート カテーテル治療と外科 手術 【ヤンゴン=前田武】国内外の心臓病の子供たちを救う「明美ちゃん基金」(産経新聞社提唱)によるミャンマーへの 医療支援の第1弾としてミャンマー・ヤンゴンに入った医療団は7日、国立ヤンキン子供病院で本格的な治療をスター ト。この日だけで重い心臓病を抱える8人の子供に治療や手術を行った。 東京女子医大循環器小児科の中西敏雄前教授(65)を中心とする内科チームは、カテーテルと呼ばれる細い管状の器 具を血管に入れ、心臓の異常を修復する治療などを実施。同病院は8月にカテーテル室を新設したばかりだったが、医療 団の指導の下、次々に治療が行われていった。 中西前教授はカテーテル治療を受けた患者と家族がいる病室を訪れ、「治療はうまくいったので病気は治りました。 元気で大きくなって」と声をかけていた。 一方、国立循環器病研究センター小児心臓外科の市川肇部長(57)を中心とする外科チームは、6日に行った検査の結 果に基づき、左右の心室を分ける壁に穴が開いている心室中隔欠損などを患う2人の子供に手術を実施。こちらも大きな トラブルもなく、順調に進められた。 ©2015 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved. ミャンマーでの「明美ちゃん基金」 医療支援事業。ヤンキン子供病院に 完成したカテーテル室で、初めて本 格的に実施された治療=7日午前1 0時24分、ミャンマー・ヤンゴ ン (安元雄太撮影)
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