34.基礎看護学実習Ⅱ

授業科目
開講年次
基礎看護学実習Ⅱ
2年後期
形態 単位 時間数 必/選
科目責任教員
実習
二重作 清子
2
90
必修
授業の概要
基礎看護学実習Ⅰを踏まえ、疾病および健康障害による対象の苦痛および制限された生活の現状を、受け持
ちを通し学ぶ。対象の看護問題をゴードンの機能別健康パターンに基づき展開し、看護診断までのアセスメン
トが行える。また、それに基づく看護援助までの流れを実践し評価考察できる。さらに対象およびその家族へ
の配慮の仕方、チーム医療の現状を理解する。日常生活の援助ならびに診療の補助技術を実施できるよう実習
計画の立案と実践を実習する。
到達目標(GIO)
1.実習目的
基礎看護学実習Ⅰを踏まえ、疾病および検査のために療養生活を送っている人の身体的・心理的・社会的特
徴を総合的に理解し、看護上の問題を明らかにする。明らかにした看護上の問題を解決するために看護計画を
立案し、実施、評価するまでの看護過程の展開を行う。
2.実習目標
1)対象の発達段階・発達課題を踏まえ身体的・精神的・社会的側面から総合的に理解することができる。
2)対象を尊重し、良好な人間関係を形成することができる。
3)対象の健康障害および治療が日常生活に及ぼす影響について理解できる。
4)対象の看護上の問題を明らかにし、看護過程の展開を行うことができる。
5)自己の課題を明確にすることができる。
6)看護職を目指すものとして責任ある行動をとることができる。
授業計画
実習方法
1.実習グループは、原則として、1グループ学生5名で構成する。
2.学生5名に1名の実習指導教員が実習施設の実習指導者と連携をとり指導する。
3.実習期間および実習内容
1) 実習期間:平成27年2月~3月の期間、前半(A班)・後半(B班)に分かれて行う。
2) 実習は、学内実習と病院実習で行う。
3) 事前準備として学内オリエンテーションを行う。
4.実習の進め方
原則として学生は、検査・治療のため療養生活を必要とする患者1名を受け持つ。受持ち患者の看護上の問題
を抽出し、看護計画の立案、実施、評価と、一連の看護過程を展開する。
5.病棟カンファレンス
原則として毎日行い、司会・記録は学生が主体となって行う。
6.学内まとめ・評価面接
病棟実習終了後、学内でまとめを行う。また、評価面接を受ける。
受講上の注意
1.必要な実習記録物を指定のファイルに綴じて提出する(時間厳守)
2.履修条件
1)専門基礎科目のうち、人体の構造と機能・疾病の成り立ちと
回復の促進の必修科目(形態機能学Ⅰ、形態機能学Ⅱ、栄養・
代謝学、医学概論、臨床病態学Ⅰ、臨床病態学Ⅱ、病理学、
臨床薬理学、リハビリテーション概論、感染免疫学)を履修し、
定期試験を受けていること
2)基礎看護学実習Ⅰを修得していること
3)診療の補助技術、看護過程展開技術を修得していること
4)感染予防と危機管理、臨床看護学総論の受験資格があること
担当教員
二重作 清子、古庄 夏香、
木部 泉
成績評価の方法
出席状況・実習状況・課題レポート・実習記録など、実習目標の達成度について評価表に基づき総合的に評価
する(100%)
教科書・参考書・その他の教材
教科書: 茂野香る他著:系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ,医学書院
藤崎郁、任和子編者:系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ,医学書院
参考書: 専門基礎科目全般
その他: 詳細は基礎看護学実習要項参照