0513たんぽぽのちえ

授業参観レポート
平成27年
1
教材名・授業者
第2学年「たんぽぽのちえ」(第2時)
授業者【
5月13日(水)
】
2
授業の概要
本時は大きく4つの活動から成っていました。今日は「たんぽぽのちえ」の2時間目です。
活動1 全文を音読する。 一文で交代して読む → 自分で読む
活動2 初めて知ったこと、びっくりしたこと、もっと知りたいことを考え、シートに書く。
活動3 自分が書いたことを発表する。
3.参観を通して考えたこと
本時でも、音読が大切にされていました。音読の場面で一つ考えたことがあります。それは、低学
年児童の場合、文をどこで区切るか、よく分かっていないケースがあるのではないかということです。
例えば本文の「なぜ、こんな ことを するのでしょう。」という一文を取り上げてみても、「なぜ」
のあとの「、」で切った子と、「こんなことを」の後で切った子と二通りいました。句読点を意識して
音読させるためには、先生の範読が大きな意味をもってきます。微音読も場合によってはありだと思
いますが、「範読」も低学年国語科の大きなキーワードになるように思いました。読まれている皆さん
は、どのように考えられるでしょうか。
文学的な文章の指導では単元の始めに、初発の感想を書かせるケースがよく見受けられます。しか
し、説明的な文章を扱った時には、感想というよりも「どんなことが書いてあったのか」を大まかに
とらえさせる指導が主となります。今日も最初の音読をさせながら、「初めて知ったこと」「びっくり
したこと」、そして「もっと知りたいこと」を考えさせていました。
初めて知ったこと等を書かせる場面では、「ぼくは(私は)~~のことを知りました。(びっくりし
ました)」という、書き方のフォーマット(型)が示されました。「国語ですから、教科書のことを書
くんですよ」という指示もありました。全く同感です。子どもたちから出された、初めて知ったこと
には、以下のようなものがありました。
初めて知ったこと
■すぐにしぼんでしまうこと。
■なかまを増ふすこと。
■花のじくがたおれて、たねにえいようをおくること。
■わかげがらっかさんのように、とおくにとぶこと。
今回子どもたちから出されたのは、文学的な文章の「初発の感想」とは明らかに異なります。今回
書かせたこと-初めて知ったことなど-は、今後の学習にどのような意味をもってくるのか。もっと
言えば、これらをどのように活用して「じゅんじょに 気を つけて よもう」に迫っていくのか。
「も
っと知りたいことを」を書かせたら、本文の読解よりも調べ学習に発展するのではないか・・・・。この
ように考えることで、一つ一つの学習活動の位置付け・意味付けがはっきりしてくると思いました。
【ちょっとした評価のアイデア】
「今発表した人はシートをもってきてください。次に発表が終わっていない人、シートをもってき
てください。」こうすると、少なくとも1時間で子どもたちが何を考えたか、全員の反応を見て取るこ
とができます。昨年度の低学年分科会の課題をクリアする、一つの手だてになるかもしれません。
1点だけ分からなかったことがあります。学習シートに「終わりの感想」を書く欄があり、単元の
最後にここを埋めるようになっていますが、いったいどのようなことが書かれるのでしょうか。文学
的な教材の場合は、初発の感想とは異なった考えが出てくるケースが少なくないでしょう。しかし、
文学的な文章で、このようなフォーマットを作って指導した場合、最後に書かせるのはどんなことな
のか。今後の実践を基にした検証・報告を期待したいと思います。