科目名 園芸文化 受講対象 1年 2年 3年 4年 開講時期 前

科目名
園芸文化
1年
2年
生産コース
4年
3年
装飾コース
環境コース
受講対象
生産分野 流通分野 装飾分野
開講時期 前学期
履修区分
必修
造園・緑化 癒し・利用 環境・景観 授業形態 講義
分野
分野
分野
時間数
担当教官
目標
後学期
選択
演習
実習
30
上田 善弘
人が植物とどのように関わってきたか、その関わりについて食用作物から始まり、観賞用植物までを
概観する。文化の語源が農耕であることを理解するとともに、世界の農耕文化とそこから育まれてき
た園芸文化について、解説する。また、日本の園芸文化を海外の園芸文化と比較することにより、そ
の特徴を理解する。さらに、花きに焦点をしぼり、主要な花きについて、その歴史とそれぞれの独特
の花文化を学ぶ。
成績評価方法 出席率、小テスト、レポートにより総合的に評価する。
教科書
花が時をつなぐ(講談社)
参考書
花と木の文化史(岩波新書)、日本文化の基層を探る(NHKブックス)、栽培植物と農耕の起源(岩波新書)
授 業 計 画
項目
回
授業内容
1
世界の農耕文化
代表的な農耕文化論につき、中尾佐助の農耕文化論を中心に解説
2
アジアの照葉樹林文化
照葉樹林帯に共通する文化
3
照葉樹林文化とナラ林文化
日本文化の根源となる、照葉樹林文化とナラ林文化
4
世界のプラントハンター
代表的なプラントハンターとその植物
5
日本の植物の欧州庭園への導入 ヨーロッパの庭園植栽にみる日本の植物の役割
6
英国の園芸史
園芸協会の設立から始まる伝統ある英国の園芸史
7
英国の花文化
世界中から収集した植物による現在の英国花文化
8
ヨーロッパの花文化
オランダを中心とする大陸の花文化
9
アジアの花文化
仏教文化により形成されてきた中国と東南アジアの花文化
10
日本の花文化-1
古代人から始まる日本人と花との関わりの歴史
11
日本の花文化-2
路地裏の園芸や現代のガーデニングにみる花との関わり
12
生け花とフラワーアレンジ
日本へのフラワーアレンジの導入史と生け花との関係
13
栽培バラの歴史とバラ文化
紀元前からのバラの栽培史と育まれてきたバラ文化
14
日本の伝統花き-1
日本独特の伝統花きの歴史概観
15
日本の伝統花き-2
代表的伝統花きの育成・改良史
備考
2年での履修を推奨。