PowerPoint プレゼンテーション

1036551c 小尻 麻未
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人口格差・過疎化
財政格差
雇用格差
医療格差
所得格差
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戦後の国土計画
①国際競争力アップのための効率的な公共投資
②都市と地方の格差是正のための地方への公共投資
【国土総合開発法/全国総合開発計画(全総)】
1962年 第1次計画→地域間均衡のある発展
1969年 第2次計画→豊かな環境の創造
1977年 第3次計画→定住構想
1987年 第4次計画→多極分散国土の構築
1998年 第5次計画(21世紀の国土のグランドデザイン)
→多軸型国土構造を目指す長期構想実現の基礎づくり
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【国土形成計画法/国土形成計画】
2007年 国土形成計画閣議決定
→①国と地方の協同 ②開発中心からの転換
問題点
・計画が策定された時には、その計画が陳腐化。
・失敗に終わる計画が多くあった。
・地方の国家プロジェクト誘致競争(新産業都市、工業
等特別整備地域、テクノポリス、リゾート構想)が地方
を疲弊させた。 ex.)シーガイア(宮崎市)
・自然と社会資源と人々の生活を改変し、地方に国へ
のぶら下がり体質と土木国家的体質を植え付けた。
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1990年代から地方分権に向けて実質的な動き。
・1993年6月 地方分権推進法
・1999年7月 地方分権一括法(2000年4月施行)
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→機関委任事務の廃止、税財政改革(三位一体の改革)
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三位一体の改革(2004~小泉政権下)
①国庫補助負担金の廃止・縮減
②税財源の移譲(人口比例)
③地方交付税の一体的な見直し
2000年度約21.8兆円
2006年度約15.9兆円
2004年度
交付税2兆9千億円、補助金を1兆円削減
約6500億円の税源移譲
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平成の大合併
1999年の与党三党合意や2000年の行政改革大綱において、
約3200の市町村を約1000に合併を進める方針が確認され
る。2004年には通常国会で、合併関連の法律を成立。
◆合併におけるアメとムチ
・小規模自治体の交付税を減額。
・合併した自治体に事業費の90%まで発行可能の合併特例
債を許可し、その元利償還金の70%を交付税で処置する。
2003年4月の時点で3190あった市町村が、2006年4
月の時点で1820になる。
2006年、政府は新合併特例法を施行し、さらに市町
村の数を削減しようとしている。
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問題点
・税源移譲が人口比例配分であるうえに、交付税・補助
金の削減で、行政需要に見合った予算が組めなくなる。
・予算減少による公共事業のカットで、必要最低限とり
組まなければならない分野の公共事業までカットせざる
をえなくなる。
・市町村合併による行政サービスの低下。
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徳島県上勝町
・異常寒波により、主要産物のミカン、コメの生産に限界があること
を知り、新しい第一次産業を中心とした、地域活性化対策に取り組
む。
→「彩」の栽培による街の活性化に成功。
(柿の葉、モミジ、葉などの200種以上のぼる材料の生産。)
第一次産業従事者
1975年 人口の43.3%
2000年 人口の41.6%
1戸当たりの生産農業所得
1991年度 709万円
2000年度 912万円
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地域活性化、地域格差の是正に向けて求められるも
のは何か。
地域活性化政策とグローバル化政策の両立は可能
か。
地域活性化にむけて、地方自治体や地方の市民がな
すべきことは何か。
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『「ふるさと」の発想-地域の力を活かす』(岩波新書)
西川一誠著
『地域の力-食・農・まちづくり』(岩波新書)
大江正章著
『地域再生の条件』(岩波新書)
本間義人著
『地域創生への挑戦』(有斐閣)
清成忠男著
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