ゴールデンウィーク 探鳥会

平成 27 年度 5 月 特別企画
ゴールデンウィーク 探鳥会
開催日時: 平成2 7 年 5 月 3 日
講
9:00~11:00
天気: 晴れ
参加人数: 48 名
師 :日本野鳥の会もりおか 会員
恒例となった春の探鳥会は帰ってきた夏鳥達との出会いがたのしみです。例年にくらべて季節のすすみ
が早く、いままでにないほどの新緑のなかでの観察会となりました。集合前にネイチャーセンターの近く
でオオルリの声が聞こえて期待が高まります。日本野鳥の会もりおかのみなさんの案内で森林公園を回り
ました。
森の入り口の沢のまわりでさっそくキビタキ、カワラヒワの声やシジュウカラ、アカゲラの姿を見つ
けて立ち止まります。遠くから聞こえるイカルの声は、ブナの森の沢から“いこいの広場”へぬける森
からでした。イカルが数羽で鳴き交わしながら樹上を飛びまわり、恋のさやあての最中のようです。新
緑にイカルの姿をぜひ見たいとしばらく立ち止まりました。イカルたちは私たちのことなど気にも留め
ず大胆に飛び回り、なかなかとらえられませんでしたが、
「キーコキーコキー」のイカルの歌が見上げ
る新緑のなかからシャワーのように降り注ぎます。きょうはイカルの特別な日だったようです。
そのあと、オオルリの出会い率が高い“やすらぎの森”へ向かいました。ここはカラマツも多く、ヤ
マガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラの姿を確認。キビタキも複数が鳴いています。期待のオオルリは、
このところの初夏のような陽気のせいで山への移動が早かったのか会うことができませんでした。
また例年、まだ森に残っていることの多い冬鳥のツグミの姿やカシラダカのぐぜりの声も聞こえません。
こちらも暑さにおどろいて大急ぎで移動したようです。
ご参加いただいた人数が多かったのですが、自然と小グループの形にまとまって、鳥以外にも足元の
スミレや咲き始めのミヤマエンレイソウ、キバナイカリソウ、あざやかなヤマブキの花なども楽しみな
がら歩くことができました。帰り道では、道ぞいでのんびり日向ぼっこをしていたアオダイショウがた
くさんの人に驚いて木に登ってしまいました。
木を登るアオダイショウ
アマガエル
カメノコテントウ
キバナイカリソウ
ヒトリシズカ
タチツボスミレのじゅうたん
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-観察した野鳥-
トビ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オ
オルリ、コサメビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、イ
カル、コムクドリ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス(以上 27 種類)
バードウイークを迎え、野鳥の観察が面白い季節・・・
下記の探鳥会が予定されていますので、お気軽にご参加ください。
5月10日(日)高松定例探鳥会 ※岩手県緑化推進委員会盛岡支部協賛事業
7:00~10:00 盛岡市立図書館前集合(駐車は「公園口」を利用)
5月24日(日)岩手大学滝沢演習林自然観察会
8:00~12:00 ごろ(7:45 巣子駅駐車場集合 演習林管理舎直接でも可)
※ 問合せ 野鳥の会もりおか事務局 柴田 019-622-9976(夜間 18 時~20 時内)