(写真:チュウヒ 雲仙市吾妻干拓) (写真:ハイイロチュウヒ (写真:アカハラダカ (写真:マダラチュウヒ (写真:ハイタカ 森山干拓) 佐世保市烏帽子岳) 中央干拓) ) (写真:オオタカ 諫早市森山干拓) ☆探鳥会 ここが見どころ聞きどころ☆ 県民の森探鳥会 谷口秀樹 -6- 【日 時】 7月31日(日) 9:00~12:00 【集合場所】 東ゲート先駐車場 【リーダー】 谷口秀樹(携帯:090-5295-1931) 夏も真っ盛りのこの時期、先月の雲仙岳に続き、ここ、県民の森で、森林の鳥を求め ての探鳥会を開きます。1000m級の多良岳や1400m級の雲仙岳に比べると60 0mしかない、この地ですが、岩背戸渓谷沿いに立派な森が残されています。そこは、 アカショウビンを始め、オオルリ、キビタキなどの夏鳥が飛来し、一夏を過ごしていま す。残念ながら、この時期では、繁殖も終了し、さえずりがあまり期待できません。し かし、オオルリの高くすんださえずりが聞 こえるかもしれません。姿も、声も美しい この鳥は、ウグイス、コマドリとともに、 日本三鳴鳥に数えられています。秋には、 越冬地となる東南アジア方面へと旅立って いきます。旅立ちに備え、しっかり栄養を 取っていることでしょう。木のてっぺんで さえずることが多いので、森林の深いこの 地では、声はすれども姿が見えずになってい (写真:オオルリ 佐賀平谷) ることでしょう。時々、餌を探したり、水浴びをしたりと地面に降りることがあるので、 思わぬ出会いがあるかもしれません。青と白のコントラストが美しいこの鳥の姿を是非 みたいものです。 青と白ときたら、赤い鳥も探してみましょう。アカショウビンがそれです。渡り時期 には、各地で観察できるこの鳥は、繁殖期には、ここや、多良山系、雲仙山系、国見山 系、対馬などでしか観察できません。この鳥は、オオルリと違い、森林の中を飛び回り、 鳴く時も、木の中程にとまっていることが多いので、探しやすいと思います。「キョロ ロロロ」という大きな声を頼りに、姿を探し てみましょう。全身真っ赤と思われています が、越の所だけ、青い部分があるそうです。 何で、そこだけ青いんでしょうね。大きい嘴 と短い脚のこの鳥は、アンバランスな割にか わいく感じるのは、つぶらな瞳のせいでしょ うか。 最近、数を減らしていると言われているカ (写真:ウグイス 佐賀平谷) ワガラスもここで見られています。多良岳ほ ど多くはありませんが、出会えるといいですね。「ビッビッ」と鳴きながら、渓流を飛 び去る姿を探してみたいと思います。 渓流では、涼しげな声がするかも。その声は、川面の石の上からしています。よく見 -7- てみましょう。小さなカエルの姿がそこに。このカエルは、カジカガエル。山地の渓流 に生息し、カエルとは思えぬ美声で鳴き続けます。この声を楽しみに、江戸時代には飼 育することがはやったとか。餌は、はえをやっていたそうなので、大変だったことでし ょう。 日本三鳴鳥のもう一つ、ウグイスは、ここでもたくさん生息しています。もう、さえ ずりもずいぶん減りましたが、まだまだ鳴き声は聞こえることでしょう。そして、この 鳥に托卵することで有名なホトトギスの声も聞こえるかも。ウグイスの分布が拡大し、 今では、住宅街でもふつうに聞ける「テッペンカケタカ」ですが、森林の中で聞くとま た一味ちがうと思います。 夏の暑さを避けながら、美しい鳴き声に出会える、ここ、県民の森を訪れてみません か。 総会報告 1.2015年度事業報告 ○探鳥会他 月日 探鳥地 担当 5月12日 長崎市民の森 執行 6月7日 雲仙アザミ谷 山口 -8- 参加人数 11
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