活動レポートVol.2

地域づくり、移住・定住
活動支援担当
地域おこし協力 自分のまちへの誇り
隊の森健太郎です。
僕が今担当してい 昨 年、﹁ ふ じ の や ま ビ エ ン
るのは﹁移住定住 ナーレ︵静岡県富士市周辺︶﹂
支援﹂です。わざ というまちおこしのイベント
わざ高いお金を出 に参加させていただきました。
して家を買って移 これは、平成の大合併で元
住 す る の な ら ば、 気をなくしていた地域を再び
安 心 し て 住 め て、 盛り上げるために行われたイ
子どもの教育にも ベントで、その企画の一つに、
良くて、オシャレ 地域の外から来たアーティス
で、あわよくば自 トがまちに滞在し、地域の要
慢できるまちに住 素をリサーチして作品として
みたい⋮と、思い 発表するというものがありま
ま す よ ね。〝 こ れ した。
から移住してきた そ こ で 私 を 驚 か せ た の が、
い人〟の背中を押 住民の意識の変化です。作品
すために、他所よりも惹かれ が出来上がっていく過程で住
る〝何か〟を発信するのが僕 民は、今まで見落としていた
の役目です。
地域の魅力に気づき、これを
共有することでまちに一体感
が醸成されていきました。そ
して、住民の地域に対する意
のが感じられました。
学の学生と共に、芸術文化の
観点から地域の魅力を調査し
ています。既に 回の調査を
終え、市内には地域に残る農
業の歴史や、お祭りといった、
形には残らないけれども誇れ
るものがたくさんあることが
分かってきました。これらの
魅力ある地域資源をどのよう
に活用していくのか、地域の
東御市でも、自分のまちの
誇りに思えるような事をたく
さん探していきたいと思って
す。
火のアートフェスティバル
では、これまでの成果の発表
東御市の魅力を調査中
います。
市が誇れるものを外へ発信し、
市民のシビックプライドを醸
成していきたいと考えていま
識 が、 こ れ ま で の 諦 め か ら、 皆さんとの検討も始まってい
﹁ 自 分 た ち で 何 と か し た い ﹂ ますが、形にはならない人の
という熱意へと変化していく 想 い の よ う な も の も 含 め て、
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を予定していますので、ぜひ
ご来場ください。
そこで現在は、東京芸術大
市報とうみ(2015年 9 月)
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の活動をお伝えします。
ス立ち上げを経て東御市へとたどり着く。
本コーナーでは、地域の活性化のため日々奮闘する隊員
日本各地で展覧会へ参加、展示企画立ち上げ、スペー
新たな担い手「地域おこし協力隊」として従事しています。
る事に嫌気が差し、中学校卒業後、芸術の道を志す。
活動レポート Vol.2
森 健太郎
MORI KENTARO
名が市内に移り住み、地域活動の
今年度、首都圏から
1988 年生まれ。福岡県出身。机に座って授業を受け
地域おこし
協力隊
地域おこし協力隊
文 化 を 活 用 する
まちが 人 を 呼 ぶ
地域おこし協力隊 森 健太郎