アドラーの心理学

授業科目名
テキスト名
アドラーの心理学
「勇気づけの心理学」
科目コード 配当年次
EH84
3
単位
2
山内 志保
シラバス執筆
■科目の到達目標
・アドラー心理学(個人心理学)の重要なキーワードについて理解できる。
・それらのキーワードを用いて,アドラー心理学の理論を適切に説明することできる。
・勇気づけの理論のエッセンスをつかみ,日常生活において,勇気づけの実践を行うための知的な枠組みを得
ることができる。
・テキストを鵜呑みにするのではなく,テキストを通読する中で感じた自身の違和感を率直に捉え,表現でき
る。
■テキスト学習・リポート作成の留意点
テキストの中で特に学習しておくべき箇所
⑴「勇気」,「勇気づけ」,「共同体感覚」などの概念を整理し,説明できるようにする。
⑵「劣等感」,「劣等コンプレックス」,「優越コンプレックス」とはそれぞれどういうものか理解し,自己決定
性と関連づけて,劣等感への対処のありようを説明できるようにする。
⑶ 賞罰教育の問題点を理解する。
⑷「原因論の心理学」と「目的論の心理学」の違いを整理し,説明できるようにする。
⑸勇気づけの言葉に影響する 4 つの前提条件を押さえる。
⑹勇気くじきをする人/勇気づける人の特徴をそれぞれ理解する。
⑺勇気づけの行動とはどのようなものか,テキストに登場する具体例を参照しながら,自分が取り組めること
を考える。
理解しておくべき専門用語
第1章
・勇気 ・劣等感 ・劣等コンプレックス ・自己決定性 ・優越コンプレックス
第2章
・勇気づけ 第3章
・ノンバーバル・コミュニケーション ・ダブル・バインド(二重拘束) ・共感 ・共同体感覚
第4章
・勇気くじき ・原因論 ・目的論
第5章
・内言(セルフ・トーク) ・“as if”テクニック ・リラクセーション
第6章
・リフレーミング
第7章
・確認(繰り返し,明確化) ・主張性の公式 ・直接法と間接法 ・拡大表現と限定表現
【リポート返却後の留意点】
大学からリポート添削指導結果が返却されたら,指導内容についてテキストを参照しご確認ください。特
に,不正解の箇所については重点的に学習した上で,科目修得試験に臨んでください。
■科目修得試験の成績評価方法
初めにテキスト学習とリポート課題に取り組む。次にリポートを提出し,合格した科目について科目修得
試験を受験する。科目修得試験によって,科目の到達目標をどの程度達成できたかを評価する。
2015