カウンセリングの理論

授業科目名
カウンセリングの理論
テキスト名
「基礎から学ぶ カウンセリングの理論」
シラバス執筆
橋本 ゆき子
科目コード 配当年次
EB38
3
単位
4
■科目の到達目標
・カウンセリングの諸理論について,各々の特徴を理解できる。
・各カウンセリングが,理論を背景にして実際どのように治療を行っていくのか説明できる。
・日常的な心のはたらきや行動,現代社会における出来事などについて,カウンセリング理論を通して分析
し,考察することができる。
・「心理的な問題の成り立ち」や「治療が目標とする人間像」について理解し,各理論を踏まえて自分の言葉
で述べることができる。
■テキスト学習・リポート作成の留意点
テキストの中で特に学習しておくべき箇所
⑴テキストは,「カウンセリングの概要」「カウンセリングの各理論と治療の実際」「実践に必要な心理検査や
精神疾患の知識」で構成されている。その中から,第 4~11 章の各理論に重点を置いて学習する。
⑵「カウンセリングの概要」(第 1,2 章)では,心理学におけるカウンセリングの位置づけを理解する。また,
カウンセラーに求められる条件や姿勢から,具体的なカウンセラー像を描いてみるとよい。
⑶カウンセリングの各理論(第 4~12 章)については,以下の「理解しておくべき専門用語」を軸に,どのよ
うに理論が構築されてきたかを理解する。また,その理論が実際の治療にどう展開していくか理解する。そ
の際,他の理論と比較しながら整理すると理解が深まる。
⑷第 14,15 章は,実践に必要な知識として,各心理検査の特徴,各精神疾患の特徴を理解する。
理解しておくべき専門用語
第2章
・傾聴 ・共感 ・無条件の肯定的配慮
第3章
・インテーク面接 ・見立て ・主訴
第4章
・リビドー ・局所論 ・構造論 ・発達論 ・固着 ・防衛機制 ・自由連想法
第5章
・人間性心理学 ・自己実現傾向 ・自己一致 ・自己構造 第6章
・古典的条件づけ ・道具的条件づけ ・強化 ・シェイピング法 ・系統的脱感作法
第7章
・非合理的信念 ・ABCシェマ
第8章
・自動思考 ・スキーマ ・症状の定式化 ・セルフモニタリング ・スキーマの修正
第10章
・ゲシュタルト ・図と地
第11章
・自我状態 ・交流パターン分析 ・時間の構造化 ・脚本分析
第12章
・内観療法 ・森田療法
第14章
・質問紙法 ・投影法 ・作業検査法 ・知能検査
第15章
・DSM-5 ・統合失調症 ・うつ病 ・不安症群 ・強迫症 ・心的外傷
【リポート返却後の留意点】
大学からリポート添削指導結果が返却されたら,指導内容についてテキストを参照しご確認ください。特
に,不正解の箇所については重点的に学習した上で,科目修得試験に臨んでください。
■科目修得試験の成績評価方法
初めにテキスト学習とリポート課題に取り組む。次にリポートを提出し,合格した科目について科目修得
試験を受験する。科目修得試験によって,科目の到達目標をどの程度達成できたかを評価する。
2015
授業科目名
テキスト名
カウンセリングの理論
シラバス執筆
「カウンセリングの理論」
科目コード 配当年次
EB38
3
単位
4
橋本 ゆき子
■科目の到達目標
・カウンセリングの諸理論について,各々の特徴を理解できる。
・各カウンセリングが,理論を背景にして実際どのように治療を行っていくのか説明できる。
・日常的な心のはたらきや行動,現代社会における出来事などについて,カウンセリング理論を通して分析
し,考察することができる。
・「心理的な健康」や「理想とする人間像」について,各理論を踏まえて自分の言葉で述べることができる。
■テキスト学習・リポート作成の留意点
テキストの中で特に学習しておくべき箇所
⑴テキスト全体の中から,中心となる理論(第2・3・4・7・8・9章)に重点を置いて学習していく。
⑵各章は,「理論の概説」「各理論における人間観や性格論」「治療論」で構成されている。
⑶「概説」では,その理論の中心概念となる用語を軸に,どのように理論が構築されてきたかを理解する。ま
た,用語を用いて現代社会の問題や日常的な出来事を説明できるよう,日頃から考察しておくとよい。
⑷「性格論」では,各理論を用いて人間の性格がどのように説明されているか理解する。また,どのような人
間を「健康な人」ととらえているかも整理しておくと,他理論との比較ができ,理解が深まる。
⑸「治療論」では,理論を背景に実際どのように治療が行われるか理解する。治療場面に限らず,日常でも応
用できる考え方や技術もたくさんあるので,身近な例とあわせて考察してみるとよい。
理解しておくべき専門用語
第2章
・無意識 ・現実原則 ・快楽原則 ・口唇期 ・肛門期 ・男根期 ・潜在期 ・防衛機制
・リビドー ・コンプレックス ・エス ・自我 ・超自我
第3章
・自己概念 ・リレーション ・共感的理解 ・自己一致 ・来談者中心療法
第4章
・古典的条件づけ ・オペラント条件づけ ・系統的脱感作法 ・強化法 ・消去法
第7章
・構造分析 ・交流分析 ・脚本分析 ・時間の構造化 ・子ども心 おとな心 親心 ・エゴグラ
ム
第8章
・ゲシュタルト ・図と地 ・覚知 ・未完の行為 ・役割交換法
第9章
・現象学的世界 ・イラショナルビリーフ ・説得療法
【リポート返却後の留意点】
大学からリポート添削指導結果が返却されたら,指導内容についてテキストを参照しご確認ください。特
に,不正解の箇所については重点的に学習した上で,科目修得試験に臨んでください。
■科目修得試験の成績評価方法
初めにテキスト学習とリポート課題に取り組む。次にリポートを提出し,合格した科目について科目修得
試験を受験する。科目修得試験によって,科目の到達目標をどの程度達成できたかを評価する。
2015