学生相談室だより 2016年11月 こんにちは,学生相談室カウンセラーの樋渡と中村です。 暑い夏が終わり後期が始まりましたが,みなさんはどのような学生生活を過ごしています か?学生相談室は 月曜日(中村担当)と木曜日(樋渡担当)に利用することができます。 どうぞ気軽に相談室をのぞいてみて下さいね。 「劣等感」を持つのはいいこと? アドラー心理学から学ぶこと 有名な心理学者,アルフレッド・アドラーは「劣等感を抱くこと 自体は不健全ではない。目標がある限り劣等感があるのは当然な のだ」と言っています。ここで,当然と言われているように, 誰しも劣等感を抱いたことはあると思います。劣等感というと 「あの人に比べて自分は…」というように他人と比較している イメージですよね。それに対しアドラーは,劣等感とは相手の中 に自分の理想を見出し,「理想の自分」と「今の自分」を比較し て生じるものだとしています。 自分の気持ちを表現 して良い場所 学生相談担当カウンセラーは, 臨床心理士という専門的な資格 を持っています。皆さん自身の ペースで気持ちを表現できるよ うにお手伝いします ムリに話さなくて も良い場所 友達と一緒に来ても 良い場所 一人じゃ行きづらいという人 は多いと思います。そういう 時は友だちと一緒に来ても大 丈夫です 学生相談室って どんな場所? 何か困っていること,悩んで いることを話さなきゃいけな いという場所ではないのです。 話したいときに話したいこと を話せたらいい場所です 劣等感には,ネガティブなイメージがありますが,劣等感をばね に人は努力し理想の自分に近づいていこうとします。ソフトバン クホークスの森福選手は,体が小さいことに劣等感がありつつも 「体が小さくてもプロ選手として活躍できることを証明したい」 という思いで練習に励み,活躍の場を得たそうです。アドラーに よると,劣等感をバネにするために必要なことは「自分の不完全 な部分を認めること」と「行動すること」とされています。森福 選手の例で考えると,あらかじめもっていた「体が小さい」とい う事実を認め,「練習に励む」という行動に移したのですね。 修学支援室スタッフ しかし,どうしても気持ちが沈んだり,うまくいかないことが 続くと「どうせ自分なんて…」という気持ちでいっぱいになり, 自分の成長を妨げてしまうこともあります。劣等感に支配されて, 本来の力が発揮できなくなっている状態ですね。もし自分が劣等 感に押しつぶされそうになっているかもと感じたときは,周りの 人と話をしたり,趣味に没頭したり,気持ちをうまく切り替える 時間を作ってみてください。ただ,こうした気持ちの切り替えは なかなか難しいこともあります。また,一言に『劣等感』といっ てもいろいろな考え方がありますから,気になる人やちょっと 話をしてみたいと言う人は,ぜひ相談室に足を運んでください。 劣等感を成長につなげることができるように一緒に考えていきま しょうね。 [email protected](相談予約メールアドレス)へメールを! ■修学支援室室長 大原順一 ■担当カウンセラー(臨床心理士) 樋渡 孝徳 【木曜日:12:30∼17:30】 中村 優 【月曜日:12:30∼17:30】 ■医務室(看護師) 中川宏実 【月ー金 9:00∼17:00】 相談したいと思ったら・・・ このアドレスに送信されたメールは,学生課長と担当カウンセラーが 受信し,返信はカウンセラーから行います。アポなしで相談室に訪ね てこられても良いですが,予約者が優先となります。医務室や修学支 援室窓口でも申し込みできます。 予約の際は,【名前と希望曜日・時間帯】(匿名でも可)を教えてく ださい。相談の内容については,予約メールには書かないようにして ください。予約状況により,「今週」予約したくても「翌週(以 降)」になってしまう場合もあります。
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