サノフィ、グーグルと糖尿病治療で提携

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NEWS LETTER
Vol.10
東京ラヂオ ニュースヘッドライン ニュースレター
01.09.2015
東京ラヂオデジタル放送局
株式会社きのしたてるのぶ事務所
サノフィ、グーグルと糖尿病治療で提携
製薬大手の仏サノフィは31日、米グーグルと糖尿病の治療で提携すると発表した。サノフィによれば、世界では
すでに4億人弱の糖尿病患者、2035年には6億人弱に増える見込み。しかし、サノフィが主力としている心筋 塞
発症後の「プラピックス」は日本で1300億円弱の売上を誇るが、すでに今年6月に特許切れ。サノフィは新たな
売上確保に動き出したといえる。
一方、米グーグルは昨年14年7月に、スイスのノバルティスとも提携を発表している。グーグルが手がける「スマ
ートコンタクトレンズ」を使い、糖尿病患者の涙から血糖値を測り続けて健康状態を把握するだけでなく、老眼の
人がつけると自動的に焦点を合わせたりする技術の実現で協力体制にある。
すでに数十億人が日々なんらかのカタチで利用する米グーグル。すでにネットワークを構築しているからこそ、
新たな製品やサービスを構築したネットワークに載せさえすれば確実に売れる。まずはネットワークを構築する。
売るものはそこから考えればいい。ビジネスの基本を米グーグルは外さない。
スリーエフ、
「ローソンと提携」報道でしっかり
コンビニエンスストア大手のローソンと神奈川地盤のコンビニチェーン、スリーエフは31日、資本業務提携に
向けて交渉に入ると正式に発表した。スリーエフは7月末で神奈川を中心に東京、埼玉、千葉に560店を展開する。
これを受け、一時値幅制限の上限(ストップ高)となる前週末比80円(12.0%)高の478円まで上昇した。
一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会によれば、店舗数は昨年に比べ50,863店舗(2014年7月)から
52,872店舗(2015年7月)へと依然として拡大している。来店客数は1,473,099千人(2014年7月)から
1,534,572千人(2015年7月)へと6千万人以上も増加している。
飽和状態にあると言われ続け、それでもなお拡大を続けるコンビニ業界。コンビニがこれだけ私たちのライフ
スタイルに組み込まれている国は日本だけと言っても過言ではないだろう。コンビニの戦略には、学ぶべき点
はいまなお、そしてこれからも多い。
東京五輪のエンブレム使用停止が決定
東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、ベルギーのリエージェ劇場のロゴとの類似が指摘され、同劇場など
から国際オリンピック委員会(IOC)が提訴されていた東京五輪のエンブレムの使用停止を決定した。
盗用疑惑が浮上した事を受け、組織委員会は8月28日に会見を行い、エンブレムの「原案」と「展開例」を公表も、
その「原案」「展開例」として活用した風景デザインにも パクリ疑惑 が浮上していた。
審査の場であるクローズドの場ではよくあることとはいえ、このタイミングで個人サイトを流用していたという
オチは驚きだ。と同時にネット社会のビッグデータには「集合知」が働く、ということを改めて実感する。
ネットの意見はたしかに玉石混淆だ。それを軽んじる風潮もわからないでもない。しかし、ネットにある意見が
集まると世論を動かし、人の人生にも多大な影響を及ぼす。
私も表現する人間として、常に自分は不特定多数に意見を発し、それは自分とは違う「他人」が読んだり感じたり
する、という当たり前のことに、改めて背筋を伸ばしたいと思う。
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(文 木下晃伸 きのした・てるのぶ)
木下 晃伸
きのした・てるのぶ
シリアル・アントレプレナー(連続起業家)。
中央三井信託銀行(現 三井住友信託銀行)、三菱 UFJ 投信等を経て独立。株式会社
きのしたてるのぶ事務所設立、代表に就任。シリアル・アントレプレナー(連続起
業家)として活動、東京ラヂオデジタル放送局代表 、一般社団法人日本金融資産運
用設計士協会代表理事、ジーニアスプライベートスクール理事長など、アイディア
を次々と具現化、ビジネスを展開中。著書に「パクリジナルの技術」シリーズなど
多数。東京ラヂオ「ニュースヘッドライン」メインパーソナリティ。軽井沢在住。
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