国内最大規模の産学マッチングイベント イノベーション

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NEWS LETTER
東京ラヂオ ニュースヘッドライン ニュースレター
Vol.9 31.08.2015
国内最大規模の
産学マッチイベント
東京ラヂオデジタル放送局
株式会社きのしたてるのぶ事務所
Designed by KIYOSHI MATSUDA
8月27日(木)、28日(金)とNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が
主催するイノベーション・ジャパン2015が
東京ビッグサイトにて開催された。昨年の大学等展示350件から401件に増えた今回のイベント。今年
で12回目を迎える国内最大規模の産学マッチイベントにおいて東京ラヂオではインタビューを行い
「次なる技術の眼」に迫った。
全国の知の巨人たちが研究を重ねた結果が一覧できるこの機会に、我々が興味を持ったいくつかの技術
を個々で紹介したい。なお、これらの研究結果は10月より本格始動する東京ラヂオ新番組「知の巨人
たち」でも追いかける予定だ。
歯周病予防のタンパク質
摂南大学理工学部(大阪)の芳本忠教授は歯周病菌のプロリルトリペプチジルペプチターゼ(PTP)を
標的とした阻害剤を開発している。「米ぬか」から阻害剤を精製する技術で、将来的にチューイング
ガム、タブレット、 や健康食品などに含まれる製品の発売に期待が高まっている。
歯周病は単に歯茎が退化し歯が抜け落ちるだけでなく、歯周病菌が体に感染すると糖尿病や認知症など
と類似の疾病となり大きな問題となる。歯周病菌は我々が通常エネルギー源とする糖をエネルギー源と
して利用できないため、歯肉コラーゲンを分解してアミノ酸とし、エネルギーを生育していくのだが、
PTPを標的に阻害するとエネルギーを生育できなくなるため、歯周病予防に大いに役立つという。
生物と脳の関係が明らかになりつつある
大阪市立大学大学院生活科学研究科(大阪)の小島明子准教授は抗認知症機能性食品の探索、開発を
行っている。アルツハイマー病をはじめ、超高齢化社会を迎える中で高まるリスクに対し、東南アジア
原産のナンキョウ(タイショウガ、学名Alpinia galangal)に含まれるACA(Acetoxychavicol acetate)
に抗認知症効果があることを掴んだという。
また、大阪大学大学院情報科学研究科(大阪)の寺前順之介准教授は、情報通信システムの大規模化、
多様化、複雑化によって引き起こされている障害の多発などに新たな情報通信技術を活用しようとして
いる。スマートフォンなどのネット環境で突然通信速度が遅くなる現象などは、まさに新たな情報通信
技術の登場が期待されている証拠と言えるだろう。その技術基盤として、アリの採 行動や蛍の発光
同期、異種生物の共生、さらには人間の脳において行われている神経シナプス伝達といった地球生態系
そのものから学ぼうとしている点がとてもユニークだ。
医療ケアを受ける子ども達への新たな取り組み
医療的ケアを受ける子ども達の「生」を考える時、医療との関わり方が子どもの生活の質、ひいては将来
の生活基盤にも影響を及ぼすと話すのは、静岡県立大学短期大学部社会福祉学科(静岡)の松平千佳准教
授。短大で唯一イノベーション・ジャパンに出展している同校では、子どもが参加できる医療の実現に、
遊びを使って小児医療をやさしく提供するための玩具やツール(ホスピタル・プレイ)の開発という画期
的な取り組みを行っている。さらに平成19年度から専門職であるホスピタル・プレイ・スペシャリストの
養成も行い、小児医療の質の向上に貢献している。
イノベーション・ジャパン開催
国内最大規模の産学マッチイベント開催!
(文 木下晃伸 きのした・てるのぶ)
■現地にて東京ラヂオ撮影
木下 晃伸
きのした・てるのぶ
シリアル・アントレプレナー(連続起業家)。
中央三井信託銀行(現 三井住友信託銀行)、三菱 UFJ 投信等を経て独立。株式会社
きのしたてるのぶ事務所設立、代表に就任。シリアル・アントレプレナー(連続起
業家)として活動、東京ラヂオデジタル放送局代表 、一般社団法人日本金融資産運
用設計士協会代表理事、ジーニアスプライベートスクール理事長など、アイディア
を次々と具現化、ビジネスを展開中。著書に「パクリジナルの技術」シリーズなど
多数。東京ラヂオ「ニュースヘッドライン」メインパーソナリティ。軽井沢在住。
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