草加市立松江中学校第１１号学校教育目標ま学ぶ意欲のある生徒（知：かしこさ）平成２７年３月１日つ強い心と体をもつ生徒（徳・体：たくましさ）え笑顔あふれる生徒（和：あたたかさ）苦労なくして栄光なし～ No pain, No gain ～草加市立松江中学校長森真一いよいよ暦も３月（弥生）を迎え、桜のつぼみも膨らみを増し、春の訪れ間近となりました。インフルエンザの流行も山を過ぎ、今度は花粉症に悩ませられる季節となりますが、心身ともにリフレッシュを心がけ、健康的に毎日が過ごせるようにしましょう。本校では、２月４日（水）に学校評議員会が開催され、情報交換と授業参観等を行ないました。評議員の皆様からは、数々のお褒めの言葉（あいさつが良い、授業にしっかり取り組んでいる、掲示物が整備されている等）を頂きました。生徒をはじめ、みんなが頑張っている姿が評価されたということです。授業では、学習規律（チャイムスタート・チャイムフィニッシュ、発言ルールの遵守、忘れ物をしない、意欲的に取り組む等）がしっかりと守られ、集会では「すみやかな整列と静寂（３０秒ルールの徹底）」「聞く態度の向上（無言、集中、話す人に顔を向ける等）」「発表力の向上（メリハリのある話し方、聞く人に視線を合わせる、背筋を伸ばす、内容の精選等）」等、日々成長していることを実感しています。今後のさらなるレベルアップに期待します。さて、３年生は、進路決定や卒業式といった重要なことが続きますね。残り少ない中学校生活の一日一日を大切にし、充実した日々を過ごしてください。２年生は卒業生のあとを引継ぎ、いよいよ３年生という最高学年に進級する季節となります。松江中学校の看板学年となるのです。年齢が３年生となったから最上級生になれたというだけではなく、自ら心身ともに成長させ、後輩や仲間から信頼され尊敬される人として活躍して欲しいと願っています。１年生は、いよいよ２年生に進級します。まもなくかわいい後輩も入学してきます。学校行事をはじめ様々な場面でその中核として活躍する時が間もなくやってきます。しっかり準備しましょう。そこで、今月の言葉は、「苦労なくして栄光なし～ No pain, No gain ～」としました。英語辞書を調べると、「pain＝苦労、苦悩等 gain＝得る、獲得する等」という意味でした。「苦労しなければ、獲得できるものはない」ということです。この言葉は、今シーズンから古巣であるセントラルリーグの広島東洋カープでプレーする黒田博樹投手が心に刻んでいたものです。黒田選手は、ヤンキースの投手の中で最も期待されていた選手の一人であり、年俸２１億円が約束されていましたが、彼は古巣である日本のチームを選んだのです。これは、チームにとっても、地元のファンにとっても、もちろん、日本球界にとっても大きな話題となっています。その彼は、高校時代はエースの控え投手でしたが、大学生時代に頭角を現し、時速１５０㎞という最速記録を持つほどの投手であったがために肘の故障にも悩まされ続けるのです。卒業後は広島東洋カープに所属し、数々の記録を残しましたが、怪我との戦いも続きました。その彼が、ＦＡ宣言し、メジャーでプレーするチャンスに恵まれ「生涯広島」を誓いつつもアメリカに渡り、海外のチームでプレーすることへの覚悟を決めた際、彼自身のＴシャツに刻んだのがこの言葉でした。その後の頑張りが認められ、大きな成果を得ることができたのです。そして今回は、古巣のチームへご恩返しするため帰国し、初心に戻ってプレーすることを宣言したのです。「苦労するのは当たり前、何かを得るには当然のこと」という気持ちに今も変わりはないことでしょう。