空間二次曲線 横浜市立大 02 年 2 2 2 座標空間においてxy 平面上の半円周x + y = a (x ) 0 )を C とする。ただし,a は正の定数とする。定点A 0 0 , 0 , a 1 と C 上の動点P を結ぶ線分上でx 座標とz 座標が等しい点Q 0 X , Y , Z 1 の xy 平面上への垂線の足をR 0 X , Y , 0 1 とする。 このとき次の問いに答えよ。 (1)P がC 上を動くときY のとる値の範囲を求め、 X をY の関数として表せ。 (2)y 軸とR の軌跡で囲まれる図形をy 軸のまわりに 1回転して得られる回転体の体積を求めよ。 ************************************************************************************** この問いを考える前に筑波大 97 年の二次曲線の問いを眺めておきます。上の問いの平面版です。 原点 O を中心とする半径1の円 C がxy 平面上にある。 (1)0 ( h ( p のときPQ = rsin h この平面上の点 P ( P ' O ) から x 軸に下ろした垂線の足を Q 、 p ( h < 2p のときPQ = -rsin h 直線 OP と C との交点のうち、 P に近いほうの点を R とする。 まとめてPQ = rsin h (答) (1)点 P の極座標を ( r , h )として、線分 PQ , PR の長さを P が円内部および周上にあるとき r , h を用いて表せ。 PR = 1 - r , (2)2線分 PQ ,PR の長さが等しくなる点 P の軌跡D の P が円外にあるとき PR = r - 1 方程式を求めよ。 まとめてPR = 1 - r (答) (3)xy 座標に関する D の方程式を求めよ。(筑波大97年) (2) rsin h = 1 - r 2 2 2 r sin h = 0 1 - r 1 …① 計算での解答は一応右のようになりますが 0 rsin h - 1 + r 10 rsin h + 1 - r 1 = 0 下のように図形的に考えてみます。 これよりr = 点Pのy座標がy ) 0 の領域にある場合を考える。点Pから直線y =1 へ 垂線を下ろし交点をH とする。QH =1= OR であり OP=OR - PR =1- PR および PH = QH - PQ =1- PQ ここでPQ = PR からOP = PH であることがいえて点PはOを焦点, -1 1 直線y =1 を準線とする放物線を描く。求める式は x =4 % % y2 2 2 1-x 2 ゆえにy = (答) 2 8 9 8 9 x 2-1 点Pのy座標がy <0 の領域にある場合も同様にして求めると y = (答) 2 1 1 - sin h およびr = 1 1 + sin h ただしr = p 3p 1 , では,r = 2 2 2 2 2 (3)①にr = U x + y , sin h = y U x +y 2 2 を代入 2 2 2 y = 01 - U x + y 1 2 2 2 2 2 2 y = 1 - 2U x + y + x + y 2 2 2 2U x + y = 1 + x 2 2 2 2 4x + 4y = 0 1 + x 1 2 2 2 4y = 0 1 - x 1 から y = x 2-1 -0 x 2 - 11 ,y = (答) 2 2 Type-XH 3051203 以上の筑波大 97 年の問いをもとに、横浜市立大 02 年の問いを考えます。 解 答 横浜市立大 02 年 (1)点Rからy軸と直線x =1 へ下ろした垂線の足をそれぞれH ,Sとする。 △QRH と△QRPはともに直角二等辺三角形で△QRP6△QRH であるから HR = RP これとOP = a ,HS = a から OR=OP - PR =a - PR RS = HS - HR =a - HR よって OR=RSがいえて点Rは、焦点O,x = a を準線とする放物線上にある 。 求める式は Y 2 =4 % (2)V= Q a -a 8 p - 2 a y2 a -a + (答) % X ゆえにX =2 2 2a 2 8 9 8 y a + 2a 2 9 9 dy= 15 pa 2 4 3 上の図からもこの問いは 筑波大 97 年の問いを立体的にしたものということが見てとれると思います。 Type-XH 3051203
© Copyright 2024 ExpyDoc