応用数学 I 前期中間試験 問題用紙 担当: 電気工学科 講師 南政孝 試験後, 問題用紙は各自持ち帰ること. 解答する余白が足りない場合は, 裏面を利用してもよい. その場合は, 裏面に解答していることを分かるように記述すること. 名無しは 0 点とする. 1. ベクトルに関する以下の問いに答えよ √ √ (a) ベクトル a = (4, 0, 0), b = ( 3, 5, 0) について, v = (cos θ)a + (sin θ)b (0 ≤ θ < 2π) とおくとき, v の大きさの最大値, 最小値, それぞれのとき の θ の値を求めよ. (b) xyz 座標空間に 4 点 A(2, 1, 0), B(1, 0, 1), C(0, 1, 2), D(1, 3, 7) がある. 3 点 A, B, C を通る平面に関して, 点 D と対称な点を E とするとき, 点 E の座標を求めよ. 2. 互いに平行でないベクトル a, b, c を位置ベクトルとする 3 点 A, B, C と原点 O の 4 点からなる四面体を考える. この四面体の体積 V は, V = |(a × b) · c|/6 であることを示せ. ただし, それぞれのベクトルのなす角 θ は 0 < θ < π/2 と する. 3. 曲線および曲面について以下の問いに答えよ. √ (a) 曲線 r(t) = (cosh t + sinh t, cosh t − sinh t, 2t) 上の t に対応する点を P(t) で表すとき, 次の問いに答えよ. i. 点 P(t) における, この曲線の単位接線ベクトル t(t) および単位主法線 ベクトル n(t) を求めよ. ii. 点 P(1) における, 曲率 κ および曲率半径 ρ を求めよ. iii. 点 P(0) から点 P(1) までの曲線の長さを求めよ. (b) 曲面 r(k, θ) = (k cosh θ, k sinh θ, 0) (D : 0 ≤ k ≤ 1, 0 ≤ θ ≤ π/3) を図示 し, その面積 S を求めよ. 1/2 4. 次の問いに答えよ. ただし, r = (x, y, z), r = |r| ̸= 0, Q = const., ε = const., π は円周率とする. (const. とは, 一定値という意味である. ) (a) ∇r, ∇ · r, ∇ × r, ∇2 r を計算せよ. (b) ∇(1/r), ∇ · (r/r3 ), ∇ × (r/r), ∇2 (1/r) を計算せよ. Q (c) V = とするとき, −grad V を計算せよ. 4πεr (d) E = −grad V とするとき, rot E と div E を計算せよ. 5. 曲線 C1 : r(t) = (1, 0, t) (−2 ≤ t ≤ 2) C2 : r(t) = (1, 2 sin t, 2 cos t) (0 ≤ t ≤ π) において, 次の問いに答えよ. √ 3 1 (a) 曲線 C1 において, ≤ t ≤ までの曲線の長さを求めよ. 2 2 ∫ (b) 曲線 C2 において, スカラー場 φ = y 3 + z 2 の線積分 ∫ (c) ベクトル場 a = (x3 y 3 z 5 , x2 z, y + z 2 ) の線積分 φ ds を求めよ. C2 a · dr を求めよ. C1 +C2 [問題は以上] 2/2
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