授 業 科 目 担 当 教 員 公衆衛生看護学Ⅱ Public Health Nursing 【氏名】 飯吉令枝 高林知佳子 井上智代 野口裕子 Ⅱ 2 学年 後期 必修 60 時間 4 単位 【研究室】 306 304 基礎・地域看護学共同研究室 2 基礎・地域看護学共同研究室 1 【到達目標】1.地域集団を対象に展開する地域診断、地区活動の方法を理解する。 2.個人を対象とした家庭訪問、健康相談の方法を理解する。 3.集団を対象とする健康教育の方法を理解する。 4.地区組織活動とグループ支援の方法を理解する。 5.ライフステージ別の公衆衛生看護活動を理解する。 【授業概要】 公衆衛生看護学Ⅰで学んだ内容を基礎として、地域集団を対象とした公衆衛生看護活動の 展開方法、地域で生活する個人・家族を対象とした個別援助の方法と技術、対象の主体的学習を支援する 方法と技術をビデオやグループワーク及びゲストスピーカーによる活動事例の講義を取り入れながら具 体的に展開する。また、ライフサイクル別の保健福祉サービスの諸制度とその中で機能する公衆衛生看護 活動、ライフステージの特徴を捉えた QOL を高める援助の実際が理解できるように構成する。 【授業計画】 回数 授業 形態 1.2 講義 公衆衛生看護活動の展開におけ 1. 地域診断の目的 る地域診断の目的を理解する。 2. 地域診断に用いる主な理論 3 講義 家族を単位とした援助の展開方 法及び家族支援に活用する諸理 論を理解する。 4.5 講義 家庭訪問の援助方法を理解する。 1. 家庭訪問の目的・対象 2. 保健施策、福祉サービスと家庭訪問との 関連 3. 家庭訪問における情報収集、アセスメン ト、訪問計画の立案 4. 家庭訪問の展開方法、記録 飯吉 6 講義 家庭訪問の援助の実際を学ぶ。 飯吉 7.8 演習 個人・家族を対象とした看護過程 1.家庭訪問におけるアセスメント の展開について理解する。 2.看護計画立案 9 講義 健康相談の方法を理解する。 健康相談の展開過程の実際を学 ぶ。 1.健康相談の目的・対象、方法 2.援助者の基本姿勢・面接技術 3.健康相談の立案 4.参加対象と参加勧奨 5.実施準備・実践・評価 飯吉 10.11 講義 健康教育の理念を明確にする。 健康教育の方法を理解する。 1.健康教育の歴史的変遷 2.健康学習と健康教育の概念 3.健康教育の定義と目的、方法 4.コミュニケーションの技術 5.教育媒体の種類と活用 野口 学習課題 学習内容 1. 家族の機能・役割 2. 家族看護過程 3. 家族に関する理論 公衆衛生看護活動の中での家庭訪問の実際 備考 井上 飯吉 飯吉 井上 12.13 講義 地区組織活動とグループ支援の 方法を理解する。 1. 地区組織活動の概念、方法論、展開 2. グループ支援 14.15 講義 地区組織活動の実際を学ぶ。 公衆衛生看護活動の中での地区組織活動の 高林 実際 16.17 講義 地区活動の方法を理解する。 1. 活動計画の立案 2. 実施と活動の調整 3. 評価、フィードバック 高林 18.19 講義 地区活動の実際を学ぶ。 公衆衛生看護活動の中での地区活動の実際 高林 20 講義 地域ケアシステムづくりの構築 の方法を理解する。 1. 地域ケアシステムの概念、発展過程 2. 共通認識の形成と目標の設定 3. 地域ケアシステムにおける個人と組織の 役割、機能 高林 21.22 23.24 25 講義 わが国の母子保健の現状と地域 における公衆衛生看護活動を理 解する。 1.地域における母子保健システム 2.母子保健の健康指標と課題 3.乳幼児の発達課題と育児支援 4.障害児の地域支援 5.乳児の発育発達 6.地域における子どもの虐待予防とケア 野口 26.27 28.29 30 講義 わが国の成人・高齢者保健の動 向、現状と課題を捉え、成人・高 齢者の健康レベルに応じた地域 看護活動の実際を理解する。 1.成人保健の動向 2.成人保健施策と保健師活動 3.成人期の生活と保健指導 4.特定健診・特定保健指導 5.高齢者の保健福祉施策の動向 6.介護予防の取り組み 7.要介護高齢者への支援 8.地域包括的ケア 井上 高林 【評価方法、評価基準】 ・筆記試験で評価する。但し、授業態度や課題の提出状況が悪い場合は、最大 20 点をめどに減点する。 ・試験を受けるには、2/3 以上の出席が必要(20 分以上の遅刻、途中退出は欠席とみなす)。 ・試験実施日については、最初の講義時に説明する。 【必携図書】 ・最新公衆衛生看護学第 2 版 2015 年版 ・最新公衆衛生看護学第 2 版 2015 年版 総論(日本看護協会出版会) 各論1(日本看護協会出版会) 【参考図書・資料等】 ・国民衛生の動向(2014/2015),厚生統計協会. ・公衆衛生看護学(2012),中央法規 ・標準保健師講座3「対象別公衆衛生看護活動」 (医学書院) ・最新保健学講座3「公衆衛生看護活動論 1 ライフステージの特性と保健活動」 (メジカルフレンド社) 【受講、課題、資料配布等のルール】必要時、指示する。 【教員からのメッセージ】 公衆衛生看護学Ⅰで学んだ内容を基礎とするので、復習して授業に臨んでください。授業は双方向で行 い、学生とディスカッションしながら展開していきますので、積極的な受講態度を期待します。
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