マクロ経済学 2 レポート 3(提出期限 12 月 8 日 16:00) 南山大学経済学部 2015 年度秋学期(吉見担当) 学生番号: 氏名: A4 片面印刷の上、左上をステープラーで留めて提出すること。 1. ケインジアンの交差図(45 度線分析)に関する以下の問題に答えよ。ただし、所得を Y 、 消費を C 、政府支出を G 、租税を T 、投資を I とする。 (ア) 現実支出 E r と計画支出 E p を数式で表せ。 (イ) 消費関数を C C 0 c (Y T ) と仮定し、均衡所得を数学的に導出せよ。 (ウ) ケインジアンの交差図において、均衡は安定的か否か。理由を添えて答えよ。 (エ) ケインジアンの交差図を描き、図を用いて増税が所得に与える影響を説明せよ。 2. IS-LM モデルに関する以下の問題に答えよ。ただし、所得を Y 、消費を C 、政府支出 を G 、租税を T 、投資を I 、物価を P 、実質貨幣供給を M P 、実質貨幣需要を L 、 実質利子率を r 、名目利子率を i とする。また、消費関数を C C 0 c (Y T ) 、投資関 数を I I 0 vr 、貨幣需要関数を L L 0 kY li と仮定する。 (ア) IS 曲線、LM 曲線を数学的に導出し、縦軸を実質金利、横軸を所得として IS-LM モデルを図示せよ。 1 (イ) 財政拡大が所得と金利に与える影響について、IS-LM モデルの図を用いて説明せ よ。 (ウ) 金融緩和が所得と金利に与える影響について、IS-LM モデルの図を用いて説明せ よ。 3. 閉鎖経済の総需要(AD)分析に関する以下の問いに答えよ。ただし、所得を Y 、消費 を C 、政府支出を G 、租税を T 、投資を I 、物価を P 、実質貨幣供給を M P 、実質 貨幣需要を L 、実質利子率を r 、名目利子率を i とする。また、消費関数を C C 0 c (Y T ) 、投資関数を I I 0 vr 、貨幣需要関数を L L 0 kY li と仮定す る。 (ア) IS 曲線、LM 曲線を数学的に導出し、縦軸を実質金利、横軸を所得として IS-LM モデルを図示せよ。 (イ) 財政拡大は AD 曲線をどのように変化させるか、IS-LM 曲線の図を用いて説明せ よ。 (ウ) 短期均衡生産量が長期均衡生産量を下回っているとき、長期的にはどのような調 整が起こるか、AD-AS モデルの図を用いて説明せよ。 2 4. 小国開放経済の総需要分析であるマンデル=フレミング・モデル(IS*-LM*モデル)に 関する以下の問いに答えよ。ただし、所得を Y 、消費を C 、政府支出を G 、租税を T 、 投資を I 、純輸出を NX 、名目為替レートを e 、実質為替レートを 、自国物価を P 、 外国物価を P 、実質貨幣供給を M P 、実質貨幣需要を L 、実質利子率を r 、外国の実 質利子率を r 、名目利子率を i とする。また、消費関数を C C 0 c (Y T ) 、投資関 数を I I 0 vr 、純輸出関数を NX NX 0 j 、貨幣需要関数を L L 0 kY li と 仮定する。 (ア) IS*曲線、LM*曲線はそれぞれ何を表しているか、言葉で説明せよ。 (イ) 本問題同様、一般的なマクロ経済学では純輸出を実質為替レートの増価関数と仮 定する。この理由について言葉で説明せよ。 (ウ) 所得に対する財政拡大の影響は、閉鎖経済と変動相場制下の小国開放経済とでど のように違うか。理由を添えて説明せよ。 (エ) 変動相場制下で金融緩和が名目為替レートと所得に与える影響について、マンデ ル=フレミング・モデルの図を用いて説明せよ。 3 (オ) 変動相場制下で輸入規制が名目為替レートと所得に与える影響について、マンデ ル=フレミング・モデルの図を用いて説明せよ。また、輸入規制が純輸出に与え る影響はどのようなものか説明せよ。 (カ) 所得に対する金融緩和の影響は、固定相場制下と変動相場制下でどのように違う か。理由を添えて説明せよ。 (キ) 固定相場制下で輸入規制が名目為替レートと所得に与える影響について、マンデ ル=フレミング・モデルの図を用いて説明せよ。また、輸入規制が純輸出に与え る影響はどのようなものか、変動相場制の場合と比較しながら説明せよ。 (ク) 所得に対する輸入規制の影響は、固定相場制下と変動相場制下でどのように違う か。理由を添えて説明せよ。 (ケ) 変動相場制下でリスクプレミアムの上昇が名目為替レートと所得に与える影響に ついて、マンデル=フレミング・モデルの図を用いて説明せよ。 4
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