教 科 地 歴 科 目 単 位 数 4単位 学年学級 3年文理総合・人文科学・社 日本史B 会教養フィールド共通 1 科目の目標等 ■ 学習の目標 日本の歴史の展開を、世界史的視野にたって総合的に考察し、日本の文化と伝統についての 認識を深めることによって、歴史的思考力を培い、国民としての自覚と国際社会に主体的に 生きる日本人としての資質を養う。 ■ 授業方法 1.一週間に4時間(4単位)授業を行います。 2.歴史的思考力を養うとともに広い教養を身につけられるよう授業をすすめていきます。 3.資料・プリントを使ったり、小単元ごとに小テストなどを行います。 ■ 教科書・副教材等 1.教科書 山川出版社「詳説日本史」 2.副教材 東京法令出版「写真資料館 日本史のライブラリー」 3.副教材 山河出版社「詳説日本史 整理ノート」 ■ 担当者からのアドバイス 1.日本史学習で重要なことは、流れと関連を理解することです。なぜ、そうなるのか、何が原因 なのか考えましょう。 2.やみくもに語句を丸暗記しようとしても歴史を理解できないし、覚えるにも限界があります。 流れや関連が理解できると語句も自然に頭に入ってきます。授業時には常に流れを意識しての ぞんでください。 ■ 成績評価方法 1.評価は、定期考査70%と平常点30%を組み合わせて行います。 2.平常点は日常の課題提出や小テスト(年12回程度)などで評価します。 評価の観点及び内容 評価方法 ■ 関心・意欲・態度 1.教科書・資料に対して興味・関心を示して いるか。 2.意欲的に課題を追究する態度を身につけて いるか。 1.授業での学習に対する取り組み状況。 2.ノート提出。 3.授業での発問。 ■ 思考・判断 1.歴史史料について、論理的に思考・判断を しているか。 1.論述問題。 2.授業での発問。 ■ 技能・表現 1.学習した内容をふまえ日本史の事象を主体 的に表現することができるか。 1.ノート提出。 2.課題プリントの作成。 ■ 知識・理解 1.日本史の基本的な知識が理解できたか。 2.発展的な知識が理解できたか。 1.定期考査。 2.単元テスト。 2 学習計画 ■ 前期 月 4 学習内容(教科書・補充事項) 学習のねらい 5 第1章 日本文化のあけぼの 1 文化のはじまり 2 農耕社会の形成 3 古墳とヤマト政権 ・先土器、縄文文化の原始的社会を 理解し、農耕の開始を機に階級社 会が形成されていく弥生時代から 古代社会が形成されていく過程を 把握する。 6 第2章 古代国家の形成 1 推古朝と飛鳥文化 2 律令国家の成立・構造 3 古代文化の展開 ・ヤマト政権による統一された国家 が、推古朝以降天皇中心の中央集 権体制を整え、律令にもとづく整 備された国家のもとに土地・人民 を支配していく流れを理解する。 中 6 7 8 9 期 間 考 査 ・律令体制が摂関政治や院政の出現 により崩壊の度合いを強め、全国 的に荘園が発達し、武士が誕生し 中央政界の進出、やがて武士政権 を形成させていく過程を理解する。 第4章 武家政権の成立 1 鎌倉幕府の成立 2 執権政治 3 元寇と幕府の衰退 4 鎌倉文化 ・鎌倉・南北朝・室町の各時代へと 進む過程の中で、武家は公家と共 存しながらも徐々に 政治面だけで はなく、社会・文化の面でも支配 権を獲得していった過程を理解す る。 第5章 中世社会の展開 1 室町幕府の成立 2 幕府の衰退と庶民の台頭 3 戦国大名の登場・室町文化 ・中世文化が地域的にも階層的にも 深く広まり、今日の日本文化とい われるものの諸要素を形成してい ることを理解する。 第6章 幕藩体制の確立 1 織豊政権 2 幕藩体制の成立 ・中世以来の封建制確立の歩みが織 豊時代に整備され、江戸の初めに 確立していくその過程を理解させ る。 考 査 考 34時間 1時間 第3章 宮廷貴族社会の成立 1 摂関政治 2 荘園と武士団 3 院政と平氏の台頭 4 国風文化 末 備 37時間 1時間 ■ 後期 月 10 11 学 学習のねらい 第7章 幕藩体制の展開 1 幕政の安定・経済の安定 2 元禄文化 ・幕藩体制の基盤となった大名・朝 廷・寺社に対する統制、身分制や 封建農村について理解を深める。 第8章 幕藩体制の動揺 1 幕政の改革・幕府の衰退 2 化政文化 ・封建制の動揺とその立て直し政策 がどのように展開していったか、 その流れを理解する。 第9章 近代国家の成立 1 開国と幕末の動乱 2 明治維新と富国強兵 3 立憲国家の成立 4 大陸政策の展開 5 近代産業の発展 6 近代文化 ・日本における封建制の崩壊と近代 国家成立の過程を把握する。 ・近代国家成立を立憲国家体制の成 立、資本主義の発達、大陸への進 出政策を通して理解する。 第10章 近代日本とアジア 1 第一次世界大戦と日本 2 ワシントン体制 3 恐慌の時代 4 軍部の台頭 5 第二次世界大戦 ・大正・昭和にかけて、帝国主義列 強の一員として国際政局に登場し たことを理解する。 ・国内的にも対外的にも危機的様相 を深め、満州事変を契機に軍部の 支配体制が確立し、戦争への道を とる歴史の流れを理解する。 第11章 戦後日本の出発 1 占領と民主化 2 冷戦の開始と日本の復興 12 1 学習内容(教科書・補充事項) 年 末 考 考 46時間 ・第二次世界大戦後、民主的文化国 家として再出発した日本の現代史 を40年代後半の占領下の民主化進 行期を理解する。 査 第12章 55年体制と経済成長 1 55年体制 2 高度成長期の経済と社会 3 経済大国 4 現代の世界と日本 備 1時間 ・50年代のサンフランシスコ体制と 安保体制期、60年代の国際政局の 多極化と高度成長期、70年代の流 動化の時代としてとらえ、理解を 深める。 4時間
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