別紙 治療した部位と治療方法及びドクターからのアドバイス 1 治療した部位 (1) 電源部の腐食・断線寸前の接触不良 (2) 電池のマイナス極にも腐食のカビがあった ※くまのプーさん!初めてピアノ 症状: 機械的には動くが電気的には全く反応なし 2 治療の方法 (1) 外側の電池 BOX を開く。単3電池3本ともプラス極が上向きに並んでいる。並列かと思った。 電池取出し点検、底部腐食青錆を紙ヤスリで磨いた。電圧は若干少ないが使用可能範囲内。 (2) ネジを緩めて、鍵盤から上の黄色い部分をはずした。 図-1 内部 手前が電源部 図-2 電源部の拡大 (3) 動物が動く等の構造上隙間があり、ホコリがかなり入っていた。図-2 の番号 1~6 の間の電圧を計っ たら、4.2V くらいが出たり出なかったりした。ここでまず接触不良を疑った。 (4) 番号 2・3 の半田部分が特に腐食していた。4~5 の間には、ヒューズ抵抗なのか電源用コイル なのか分からない物で繋がっていた。 この 2~5 の配線を見れば直列だと分かる。 (5) 歯ブラシでホコリを除いてから詳しく調べようとして、軽くブラシをかけた途端、2 の極板の配線 赤×印と、4~5 の間のヒューズ抵抗か電源用コイルか分からない物の4極側の付根赤×印が腐食で ポロリと外れた。 (6) この ヒューズ抵抗か電源用コイルか分からない物 (※腐食も重なりカラーコードの色も良く見えない) について、一緒に担当したドクターで検討した結果、「ノーマルな線で直結しても大きな支障はない」 との結論に達し図-2 の番号 4~5 のように新しい赤い線で直結とした。 (7) 2 の極板に元の線を半田付けしているとき、3 の極板の方もポロリと外れ、新しい線で双方半田付け。 (8) この状態で、番号 1~6 の電圧を計ると 4.3V ばっちりテスタに数値が出ました。 (9) 組み立てて、スイッチを入れて、鍵盤をたたくときれいな音色を発し修理は完成した。 3 ドクターからのアドバイス (1)依頼者の方に、故障の状況・治療の方法と結果を説明してお渡しした。 (2) 依頼者の方に、実際に鍵盤をたたいて貰い、直っていることを確認して頂いた。 引渡し日 担当ドクター レポート代表 写真等 撮影 : : : : 平成 27 年 7 月 11 日 即日治療完了 谷・畑山・楠瀬・岩田・浜口・室井・岡本他 谷 春 雄 (写真) 竹内 ・(図を写真) 谷
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